ネイルオイルとは
ネイルオイルは「キューティクルオイル」とも呼ばれ、爪と指先を保湿するものです。
オイルには、爪や皮膚に浸透しやすい特徴があります。
乾燥によって爪周辺がカサついている人や、爪の割れ・欠けで悩んでいる人にはネイルオイルがおすすめです。
爪の悩みが特になくても、健康な爪を育てたい人やネイルが趣味の人も使ってみると良いでしょう。
マニキュアと異なって除光液で落とさなくても良いため、24時間つけていられます。
2021.12.30
ネイルオイルを使うことで爪を保湿する効果を得られます。使い方も簡単なので、爪トラブルに悩んでいる人にはおすすめのアイテムです。この記事では、ネイルオイルの正しい使い方を紹介していきます。記事の後半ではネイルオイルの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ネイルオイルは「キューティクルオイル」とも呼ばれ、爪と指先を保湿するものです。
オイルには、爪や皮膚に浸透しやすい特徴があります。
乾燥によって爪周辺がカサついている人や、爪の割れ・欠けで悩んでいる人にはネイルオイルがおすすめです。
爪の悩みが特になくても、健康な爪を育てたい人やネイルが趣味の人も使ってみると良いでしょう。
マニキュアと異なって除光液で落とさなくても良いため、24時間つけていられます。
ネイルオイルには、5つの効果があります。
主な役割は爪・指先の保湿ですが、「育爪」として健康な爪をつくることが可能です。
ここでは5つの効果を詳しく見ていきましょう。
ネイルオイルの主な効果は、爪・指先を保湿することです。
オイルは内部まで浸透する特徴があり、ひどい乾燥にも効いて爪・指先が健康になります。
そのため、以下のような人にネイルオイルがおすすめです。
ネイルオイルに加えてハンドクリームを使いたい場合、ハンドクリームは表面にしか効かないため、爪・指先の乾燥に悩んでいる人はネイルオイルを使うと良いでしょう。
マニキュアを塗ったときにネイルオイルを塗ると、長持ちする効果があります。
なぜならネイルオイルで爪をコーティングすることで、マニキュアが剥がれにくくなるためです。
マニキュアの後にトップコートを塗ると剥がれにくくなる効果がありますが、その上にネイルオイルも塗ると、マニキュアの長持ち効果がより強化されます。
マニキュアやトップコートの上にネイルオイルを塗ると、マニキュアを長く楽しむことが可能です。
ネイルオイルを使用することで、リラックス効果も得られます。
ネイルオイルによってはアロマ成分が入っているものもあり、ストレス解消に効果的です。
アロマの香りは、自律神経やホルモンバランスを整える働きがあります。
たとえばラベンダーやローズなどの香りは、不眠やPMS(月経前症候群)を緩和するなど嬉しい効果がたくさん。
香り付きのネイルオイルを一つ買うと、アロマディフューザーやお香がなくても香りを楽しめます。
ネイルオイルの使い方を、4つのステップに分けて解説します。
シンプルな手順で使えるため、初めて使う人や正しいネイルオイルの使い方を知りたい人は参考にしてください。
ネイルオイルを爪に塗る前に、きちんと手を洗いましょう。
手に汚れや菌が残っていると、ネイルオイルの効果がなくなります。
爪を1本ずつ優しく撫でて、爪の表面や周辺に付いている汚れ・脂を取ります。
爪の中も綺麗にする必要があるため、手のひらに爪を立てて優しく円を描いて洗いましょう。
ネイルオイルは、まず爪の生え際から塗っていきます。
生え際はささくれが起きやすいため、最初にケアしましょう。
ネイルオイルの量は、たっぷりではなく生え際を覆う程度で構いません。
生え際にネイルオイルを塗ったら、指の腹を使って馴染ませます。
こするのではなく、優しく撫でて浸透させましょう。
1本ずつ、塗って馴染ませるを繰り返してください。
すべての爪の生え際に塗って馴染ませたら、そのまま側面も塗ります。
側面も乾燥しやすいため、しっかり保湿しましょう。
爪の生え際に塗った分が残っていれば、そのまま側面にも塗って指の腹で優しく馴染ませます。
足りない場合は、側面がしっかり覆われるように付け足してください。
すでにささくれていたり皮膚が割れていたりする場合は、悪化させないように注意して優しく馴染ませてください。
爪の生え際と側面に塗ったら、最後は爪先・爪全体に塗ります。
爪先は乾燥によって割れやすいため、冬は特に重要です。
ネイルオイルを爪先に適量塗り、指の腹で伸ばします。
そして爪全体にも広げると、ネイルオイルを効率よく使うことが可能です。
また、爪と指の間にもネイルオイルを塗ることで、爪割れや二枚爪(爪の表面が薄く剥がれること)を防げます。
ネイルオイルを使うおすすめのタイミングを6つ紹介します。
どれも乾燥しやすいタイミングであるため、こまめに保湿すると早く爪・指先を健康にすることが可能です。
爪・指先の乾燥に悩んでいる人は、参考にしてください。
手を洗った後は、なるべくネイルオイルを塗ると良いでしょう。
これは洗顔した後にスキンケアをするのと同じで、手を洗った後に何もしないと水分が蒸発して乾燥するためです。
帰宅したときや家事が終わった後、トイレの後など1日に数回手を洗うタイミングがありますよね。
ハンドクリームを使っている人は、ネイルオイルによるケアも追加するとより効果的です。
外に出かける前に、ネイルオイルでケアしておくのがおすすめです。
室内に比べて外は乾燥しているため、爪・指先を保護してあげましょう。
外の風に当たると、肌や髪と同じように爪・指先も乾燥します。
夏と冬はエアコンを使うため、室内だとしてもネイルオイルで忘れずに保湿しましょう。
最低限、ささくれや手荒れがある部分だけでもネイルオイルを塗っておくと安心です。
夜寝る前は、ネイルオイルを使って爪・指先を保湿してください。
数時間も無防備な状態になるため、何もしないと乾燥しやすくなります。
お風呂上がりに塗った乳液やボディクリームがついたままだと、効果が薄れます。
そのため、寝る前にネイルオイルを塗るときは最初に手を洗いましょう。
マニキュアを落とした後にも、ネイルオイルを塗るのがおすすめです。
除光液に含まれるアセトンという成分が、爪・指先の油分を奪って乾燥します。
マニキュアを落とすときは除光液をたくさん使うため、乾燥を避けるのは困難です。
そのため、マニキュアを落とした後は手を洗い、ネイルオイルで爪・指先に潤いを与えましょう。
パソコンを使う機会がある人は、使い終わった後にネイルオイルでケアしましょう。
意外かもしれませんが、指が乾燥した状態で長時間パソコンを使っていると手荒れの原因になります。
キーボードを打つと指先に負担がかかり、徐々に指先が荒れてひび割れが起きる恐れもあります。
症状がひどくて辛い場合は、ネイルオイルを使うだけでなくパソコン用指サックを使うのがおすすめです。
爪・指先の乾燥が気になったときは、ネイルオイルをこまめに塗りましょう。
ネイルオイルは使用制限がなく、何回塗っても爪・指先へのダメージはありません。
たとえば仕事のお昼休憩に1回塗ると、朝・昼・夜にバランス良く保湿することが可能です。
ささくれや爪割れがすでにある場合は、お昼以外に夕方にも塗ると良いでしょう。
ネイルオイルは、さまざまな種類があります。
そのため、容器・成分・香りに分けて種類と選び方を解説します。
どれを選べば良いか迷っている人は、参考にしてください。
ネイルオイルの容器は、4種類あります。
使いやすさは人それぞれであるため、自分に合うものを選んでください。
マニキュアタイプは一般的に売られているもので、マニキュアをよく使う人は一番扱いやすいでしょう。
マニキュアと同じ要領で、ハケを使ってネイルオイルを塗れます。
マニキュアタイプはよく売られているため、ボトルデザインや香りの選択肢が多いのがメリットです。
しかし塗る量の調節が難しいため、初めて使う場合は慣れるのに時間がかかるでしょう。
こちらは植物油で肌に優しく、「浸透性が高い」とレビューが高い商品です。
マニキュアでお馴染みの「ネイルホリック」にも、ネイルオイルがあります。
匂いは、柑橘系の匂いがほんのり香る程度です。
ペンタイプの容器は細長くて、先端が固形のものや筆のものがあります。
持ち手部分を回して繰り出すとオイルが出るため、少しずつ出して使えるのがメリットです。
マニキュアタイプよりも細かく塗れるため、手荒れがひどい人は使いやすいでしょう。
ボトルが細く、ポーチに入れて持ち運びやすいのも便利です。
たとえばこちらの商品は、3本セットで1,000円以内とお手頃価格です。
ほのかにローズが香り、リラックス効果を得られます。
約98%シアバターで構成されたネイルオイルで、「ささくれやひび割れが改善された」というレビューが多く見られました。
ロールオンタイプは、スティック状ボトルの先に付いているボールを転がして使います。
ロールオンタイプの制汗剤もよく売られているため、使い馴染みがある人もいるでしょう。
先端のボールにオイルが染み込んで出てくるため、液体が出過ぎる心配がありません。
そのため、初心者でも扱いやすいのがメリットです。
こちらは見た目が可愛くてオシャレと評判で、ハニージャスミンのいい香りがします。
植物油を使用しており、さらに無添加のため敏感肌の人におすすめします。
また、手全体のケアにも使えてお得です。
スポイトタイプは、オイルが1滴ずつ出てくるタイプです。
ボトルに入っているオイルをスポイトで吸い込み、少しずつ垂らして爪・指先に塗ります。
直接爪・指先に触れないため、衛生的に使えるのがメリットです。
しかし、オイルの調節が難しくて一気に溢れ出る危険もあります。
外に持ち歩かずに家のみで使うなら、こぼす心配がないため問題ないでしょう。
こちらは植物油100%で、保湿力が高いけどベタつかない点が人気です。
グレープフルーツとオレンジの香りで、リフレッシュできます。
ネイルケア専門サロンが開発した、植物油100%のネイルオイルです。
防腐剤や着色料などの化学原料が入っていないため、肌が弱い人におすすめします。
ネイルオイルは成分の違いもあり、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
特に肌が弱い人は、肌に優しい成分のネイルオイルを選びましょう。
ネイルオイルの成分は、以下の3種類あります。
健康な美爪を育てたい人は、植物油か動物油がおすすめです。
価格を重視したい人は、鉱物油が良いでしょう。
ネイルオイルの中には、アロマによって香り付けされているものがあります。
匂いは脳に直接働いて副交感神経が優位になり、リラックスすることが可能です。
代表的な5つのアロマの効果は、以下の通りです。
1種類だけ持つのではなく、複数持っていると気分によって使い分けられます。
ネイルオイルを使うときは、2つの注意点があります。
爪・指先への保湿効果を正しく得るために、ぜひ参考にしてください。
ハンドクリームを使いたいときは、ネイルオイルを塗った後にしてください。
ハンドクリームは肌の表面をコーティングするため、先に塗るとネイルオイルが爪・指先の内部に浸透しません。
先ほども紹介したように、それぞれの役割は異なります。
反対の順序で塗るとネイルオイルがもったいないため、先にネイルオイルから塗りましょう。
ネイルオイルは、なるべく3~6か月以内に使い切りましょう。
開け閉めするうちに酸化してしまい、保湿効果が失われていくためです。
ネイルオイルに限らず、化粧品全般は使用開始から3〜6か月が消費期限です。
一度も開封していない場合でも2年が上限のため、2年以上昔に買ったネイルオイルは捨ててください。
酸化して保湿効果が半減するだけでなく、ささくれや爪割れが悪化する恐れもあります。
ネイルオイルは簡単に使用でき、以下の4ステップで完了します。
また、ネイルオイルの効果は以下の3つです。
ネイルオイルは1日に何回塗っても害はないため、乾燥が気になるときや寝る前に使うのがおすすめです。
自分に合うネイルオイルを探すときは、容器・成分・香りを基準に選びましょう。