胸が大きい人と小さい人の違いはなに?

ところで、胸が大きい人と小さい人にはどのような違いがあるのでしょうか?
これはかなり気になる部分ですよね。
さっそく、その違いにせまってみたいと思います。
大きくわけると、以下のような違いがあります。
・胸が大きい人は女性ホルモンの分泌量が多い
・胸が大きい人は、乳腺も発達している
・胸が大きい人は、どちらかといえばぽっちゃり体型
それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
胸が大きい人は女性ホルモンの分泌量が多い

まずは、女性ホルモンと胸の大きさの関係から解説しましょう。
女性ホルモンには『エストロゲン』と『プロゲステロン』の2種類があります。
この2つの女性ホルモンが、胸の大きさにも影響するのです。
『エストロゲン』は、乳腺組織を増やす働きをします。
そして『プロゲステロン』は、乳腺を発達させてくれるのです。
乳腺が発達しているほど、まわりに脂肪がつきやすくなるため胸が大きくなります。
つまり『エストロゲン』によって増やされた乳腺組織が、『プロゲステロン』によってさらに発達すると胸が大きくなるという仕組みなのです。
両方含まれるのが女性ホルモンで、胸が大きい人ほど分泌量が多い傾向にあります。
女性ホルモンを多く分泌させるには、生活習慣が大切です。
胸を大きくする生活習慣については、のちほど詳しく解説します。
胸が大きい人は、乳腺がもともと発達している

女性ホルモンの働きによって、乳腺組織を増やしたり発達させたりできることをご説明しました。
ところで、この乳腺のまわりには脂肪がついています。
バストの内部構造は脂肪が9割、乳腺が1割でできています。
乳腺が発達していると、まわりに脂肪がつきやすく胸も大きくなります。
つまり胸を大きくしたいなら、女性ホルモンに働きかけて乳腺を発達させるのが近道です。
ちなみに出産前後や、生理前後にも胸が大きくなりますよね。
これも、女性ホルモン『プロゲステロン』の働きによるものです。
胸が大きい人は、どちらかといえばぽっちゃり体型

胸の内部構造は、脂肪が9割であるとご説明しました。
そのため全身の脂肪が多めのぽっちゃり体型さんは、胸が大きい傾向にあります。
ただし、乳腺が発達していて脂肪がついているとは限らないので注意が必要です。
乳腺がさほど発達していない場合はダイエットで痩せたときに、胸も一緒に小さくなってしまいます。
ぽっちゃりしている人でブラジャーのカップサイズが大きくない場合は、この傾向になるでしょう。
胸が大きい人は遺伝が関係する?

胸の大きさには『遺伝』が関係する、という話を聞いたことがありませんか?
遺伝も関係がない訳ではありません。
胸の大きさに対する遺伝の影響は、おおむね30〜40%であると言われています。
そのため母や祖母の胸が大きくても、自分は小さいということが起こるのです。
ただし同じ生活環境や習慣で過ごすことによって、胸の大きさにも影響が出ます。
一緒に生活していると、胸の大きさも似てくるために『遺伝』が関係すると思われるようになったのです。
ですから身内の女性の胸が大きくなくても、あきらめる必要はありません。
このあとご紹介しますが、胸が小さい人も生活習慣を変えることでバストアップが可能です。
胸の大きさには生活習慣が関係するので、参考にしてくださいね。
胸を大きくするには生活習慣が大切

胸が大きい人は、女性ホルモンの分泌量が多いです。
女性ホルモンの分泌量は、規則正しい生活習慣で増やせます。
胸を大きくしたいなら、まずは生活習慣を整えていきましょう。
以下のような生活習慣が、女性ホルモンの分泌に効果があります。
・栄養バランスの取れた食生活
・しっかりと良質な睡眠を取る
・ストレスをためない
・ナイトブラで胸をサポートする
それぞれ、どのようなことに気をつければよいか見ていきましょう。
栄養のバランスが取れた食生活

バランスが取れた食生活を心がけ、必要な栄養をきちんと取ることが胸を大きくするために必要です。
大切な栄養素がいくつかありますので、ご紹介します。
・たんぱく質
・イソフラボン
・ポロン
この3つの栄養素は、胸を大きくするために重要です。
たんぱく質

まずはなんといっても『たんぱく質』。
女性ホルモンを作るために、非常に重要な栄養素です。
バストを直接作り上げる、血肉になります。
鶏肉や豚肉、乳製品などから摂取するのがおすすめです。
魚にもたんぱく質が豊富なので、マグロの刺身や鮭なども積極的に食べましょう。
大豆イソフラボン

女性ホルモンの『エストロゲン』と似たような働きをしてくれるのが、大豆に多く含まれる『イソフラボン』です。
イソフラボンを多く含む食品を摂取することで、女性ホルモンの働きが活性化して乳腺細胞が増えます。
その結果、バストアップに結びつきやすいと言われているのです。
納豆や、豆乳、豆腐、味噌などの大豆食品を多く食べるとよいでしょう。
ポロン

あまり聞きなれない名前ですが、『ポロン』はバストアップに重要な栄養素です。
ポロンというのは、『ホウ素』のことでミネラルの一種。
ポロンにも女性ホルモンの『エストロゲン』を増やしてくれる働きがあります。
さらにポロンにはもうひとつ、素晴らしい効果があるのだとか。
なんと、胸の脂肪だけを増やしてくれるのです。
まさに、胸を大きくするための栄養素と言えますね。
そんなポロンですが、じつは様々な食材に含まれています。
・キャベツ
・ナッツ類
・海藻
・リンゴ
・ブドウ
これらの食品には、ポロンが多く含まれています。
ただし、注意点がひとつ。
ポロンは、熱に弱いのが弱点です。
ですから、熱を加えずにできるだけ生のまま摂取したほうがバストアップには効果があるでしょう。
しっかりと良質な睡眠を取る

胸を大きくしたいときには、睡眠の質を高めるのも重要と言われています。
睡眠ホルモンと呼ばれている『メラトニン』がしっかり分泌されると自律神経が整い、良質な睡眠が取れるのです。
良質な睡眠を取ると、女性ホルモンの『エストロゲン』と『プロゲステロン』が活性化されてバストアップに結びついていきます。
寝る前に温かい白湯やカモミールティーを飲むと、ゆったりと眠りにつけるでしょう。
ぬるめのお風呂でリラックスしたり、心地よいヒーリングミュージックを聞きながら眠りにつくのもおすすめです。
ストレスをためないようにする

意外に思うかもしれませんが、ストレスとバストアップには大きな関係があります。
ストレスがたまると、自律神経が乱れてしまうのです。
その影響で『女性ホルモン』の分泌も低下してしまいます。
女性ホルモンの分泌が低下すると、乳腺が発達しなくなりバストに脂肪がつきにくくなるのです。
ストレス過多になると、胸の成長は止まってしまいます。
運動や趣味などでストレスを発散させると、バストアップにも効果的です。
ナイトブラで胸をサポートする

最近話題になっている、ナイトブラ。
すでに愛用している人も多いでしょう。
ナイトブラによって、胸自体が大きくなるバストアップ効果はありません。
しかしナイトブラで睡眠中のバストをサポートし、胸の位置を正しく固定することがバストアップにつながるのです。
きちんと正しい位置に胸のお肉を移動させると、バストサイズがアップしたように感じます。
ナイトブラには胸の形を整えてくれる働きもあるので、ぜひ生活習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。