2021.11.07

転職活動の進め方と流れを解説|準備から内定までの期間は?

転職したいけれど実際どう行動したらいいのかわからない……そんな女性は多いと思います。この記事では転職の進め方や内定までの期間など転職に関わる情報を網羅的に解説。転職活動の流れをしっかりと把握し転職活動を成功させましょう!

転職活動の平均的な期間は?


転職をする!
そう決めたとき、最初に気になるのが転職が決まるまでどのくらいの期間がかかるのかということだと思います。

仕事をやめてから転職活動をするなら、その間は収入がない、あるいは収入が少なくなりますし、どの位で就職が決まるのか気になりますよね。

また仕事をやめずに転職活動をするのは、仕事と転職活動で負担が大きいものです。
まずは転職活動の平均期間について見ていきましょう。

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平均的な転職期間は3ヶ月から6ヶ月


転職活動期間は人によって違いはあるものの、一般的には3ヶ月から6ヶ月であることが多いです。
ただし仕事をやめずに転職活動をするなら、転職決定まで6ヶ月はかかるとみたほうが良いでしょう。

なぜなら転職活動は思いのほか時間がかかることが多いからです。
採用がすぐ決まるとも限りませんし、在職中であれば会社に退職を伝えてから実際に退職するまで時間がかかることがほとんどです。

情報収集に2ヶ月、応募・面接などに2ヶ月、採用決定から退職まで2ヶ月をざっくりとした目安に活動していきましょう。

入社月によってスケジュールが変わる


転職期間を考えた時に気を付けたいのが、入社月によってスケジュールが変わってくるという事です。
これは内定をもらった会社が緊急で人を採用したいのか、そうでないかによって違ってきます。

例えば、就職を希望する会社が緊急で人を採用したいのであれば、応募から採用までの期間は短くなりますし、その後現職の会社に退職の意志を伝えて退職するまでの期間も短くしなければなりません。

この点を認識していないと内定先の会社に入社を待ってもらっている間に内定が保留になってしまったりと、せっかくの内定が無駄になってしまうことになります。
こういったズレをなくすためにも、求人を見る時には入社希望日が記載されていないか確認しましょう。

入社希望日が書いていない場合、通常は内定がでた翌々月1日入社となることが多いです。
内定先企業も、求職者が現職の会社に退職の意志を伝え引継ぎをするのに1か月ほど期間が必要だと認識してスケジュールを組んでいることがほとんどだからです。

平均的な転職活動の流れ


転職期間がわかったところで、ここからは一般的な転職活動の流れを見ていきます。

転職を決め実際に転職するまでさまざまな活動・手続きがあります。
しっかり転職活動の流れを把握し、1つ1つ確実にこなしていきましょう。

情報収集・転職活動の準備など


転職をしたい!
そう決めたら、初めの一歩は情報収集や転職活動の準備です。

就職を希望する業界が決まっているなら、どんな企業が人員を募集中なのか、その企業は給与面や福利厚生、労働環境など自分の希望に合っているかなどを確認していきます。

転職するからには、現職より納得いく環境で仕事をしたいもの。
転職が成功するかどうかは、この情報収集にかかっていると言っても過言ではありません。

このときに覚えておきたいことが、すべての求人情報が表にでているとは限らないことです。
企業側の事情で、非公開案件となっていることも多々あります。

希望する業界で求人がうまく見つけられない...そんなときは転職エージェントに相談してみましょう。
自分では見つけられなかった求人情報を持っていることも多いですし、転職エージェントでキャリアコンサルタントに相談していくうちに、他の業界を希望するようになることもよくある話です。

応募書類の準備


情報収集が終わり何社か入社を希望する会社が見つかったら、そこへ応募するための履歴書や職務経歴書を準備します。
これらの書類は希望企業への最初のコンタクトです。

希望企業がぜひ実際に会ってみたい、面接をしたいと思ってもらえるように、正しい書き方かつ魅力的な履歴書・職務経歴書になるように注意しましょう。

求人に応募・面接対策


求人に応募し企業から面接の連絡があったなら、次は面接対策です。
志望動機はもちろん、自分のスキルや強み、自分を雇うことで希望企業にどんなメリットがあるかなど、質問を想定し何度もシミュレーションして面接を乗り切りましょう。

面接で絶対に聞かれる質問は志望動機と前職(あるいは現職)の退職理由ですが、このとき前職(現職)のネガティブなことを言うのは絶対にやめましょう。
あなたの印象が非常に悪くなります。

面接・内定


面接を経て内定が決まったら、在職中の人はすみやかに在職している会社に退職の旨を伝えましょう。
その際内定先としっかりコミュニケーションをとって、いつ入社できるかすり合わせていきます。

急ぎでない案件は、基本的には内定がでた後の翌々月1日が入社日となることが多いです。
このとき気を付けたいのが、入社日を先延ばしすること。

急ぎではないとしても、企業は人が必要だから求人しているわけです。
あまりに入社日が伸びると、内定取り消しということも考えられます。

転職前に有休をすべて消化したいので現職の退職日を遅くしたいなどあるかもしれませんが、二兎を追う者は一兎をも得ずです。
内定先に愛想をつかされないように、しっかり行動していきましょう。

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転職活動はいつ進めるのか


ところで転職活動は実際いつ進めるのがいいのでしょうか。
ここからは在職中に転職するメリット・デメリット、退職後に転職するメリット・デメリットを見ていきます。

在職中に転職活動するメリット・デメリット


在職中に転職活動する最大のメリットは、休職期間がないことです。
休職期間がないので金銭面でも余裕がありますし、転職が上手く進まなくても精神的にプレッシャーはそれほど感じません。

また履歴として不利になる休職期間がないことで、就職希望企業にも良い印象を与えることができます。

デメリットは転職活動に使える時間があまりとれないこと。
情報収集や書類の準備など、転職活動はやることがたくさんあります。

また転職を希望する会社に書類が通っても、休みづらい会社であれば面接の時間をとるのが難しいこともあります。

退職後に転職するメリット・デメリット


退職後に転職活動をするメリットは、なんといっても時間の自由がきくことです。
情報収集から書類の準備まで1つ1つ時間をかけて行うことができますし、面接の時間なども融通がききます。

デメリットは休職期間があることで収入がない、あるいは収入が減ってしまうことです。
また休職期間が長引いてしまうと企業に与える印象が悪くなり、書類が通りづらくなるというデメリットも考えられます。

迷った人は在職中に転職活動を進めましょう


結局在職中に転職活動をするのがいいのでしょうか、退職後に転職活動をするのがいいのでしょうか。

自身の置かれている状況によりどちらが良いとは一概には言えませんが、迷ったら在職中に転職活動をすることをおすすめします。
無職の状態・いつ就職先が決まるかわからない状態というのは、意外と精神的にキツイものです。

無職の状態が長引けば金銭的にも余裕がなくなります。
時間の融通がきくのであれば在職中に転職活動を進めましょう。

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自分のキャリアの軸で求人を見極めましょう


最後にどのように応募企業を見極めたら良いのかを考えていきます。

転職するからには、現職よりなにかプラスになるようにしたいもの。
失敗しないようにどんな企業に応募すれば良いのか見ていきましょう。

将来どうなっていきたいかで仕事を考える


まず目の前の転職ということだけではなく、長いライフスパンで将来どのようになっていきたいか考えていきましょう。

人生には仕事だけではなく、結婚や出産といったイベントがあります。
そんなときに仕事をバリバリやっていきたいのか、あるいはゆったりとした生き方を選びたいのか、その選択だけでも仕事選びは変わってきます。

給料、労働時間、福利厚生、仕事内容...将来のビジョンを鑑みて応募企業を決めましょう。

迷ったらプロに相談


そうは言っても長い人生のビジョンなんて考えられない!という女性も多いはず。
そんなときはプロに相談しましょう。

キャリアコンサルタントやキャリアコーチングを受けると、自分では気づかなかった人生の目標や不安感が明確になり、どのような仕事を選べばよいのか見えてくるものです。

先に転職活動の流れを掴んでおきましょう


転職は20代30代女性にとっての大きなターニングポイントとなるものです。

自身が納得できる転職にするためにも転職活動の流れをしっかりと理解し、1つ1つしっかりとこなしていくようにしましょう。

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レイトン愛加(ライター)
レイトン愛加

英語・キャリア系の記事が得意◎ブラジル在住ライター

英語力0からアメリカ高校留学・オーストラリアTAFE留学を経て英検1級・TOEIC950に。ブラジル現地会社で英語とポルトガル語で経理関係の仕事をしています。ブラジル会計士資格取得済み。ブラック企業から転職エージェントを利用しコンサル企業に転職成功した経験からキャリア関係の知識も豊富。趣味は読書と遺跡巡りと美容研究。

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