2023.01.23

休日ずっと寝てしまうのはなぜ?疲れを癒しつつ寝すぎを防ぐ対策法

休日ずっと寝てしまうと、休みを無駄にしたような気がして何だか落ち込みますよね。せっかくの休日にずっと寝てしまう原因とは、一体何なのでしょうか?今回は、休日に寝すぎてしまう原因や対策などを解説します。

「ずっと寝てしまう休日=ダメ」ではない


休日ずっと寝てしまうと「またダラダラ過ごしちゃった…」と罪悪感を抱く人も多いでしょう。

しかし、休日は「休む日」なので、たくさん眠ったりひたすらゴロゴロしたりするのが絶対的に悪いというわけではありません。

ゆったりとした時間を過ごすことで明日の活力が養えるのなら、その時間は決して無駄ではありませんし、心や体の調子によってはたっぷりの休息が必要な場合もあります。

「ずっと寝る休日はダメ」と強く思い込むと、本当にしんどいときにまで無理をしてしまうので注意してくださいね。

休日になるとずっと寝てしまう原因


ずっと寝る休日もあっていいのですが、休日のたびに寝てばかりいるのは、さすがにもったいない気がしますよね。
どうして、休日になるとずっと寝てしまうのでしょうか?

まずは、休日に寝すぎてしまう原因をチェックしていきましょう。

疲労やストレスのピーク


休日、一日中寝てしまうのは、平日の疲れやストレスがピークに達しているからかもしれません。
疲労やストレスがたまると、脳は休息を促すために眠気を出すことがあります。

また、疲労やストレスを抱えるのは誰でもつらいものであり、そんなつらい現状を直視しないための防衛本能として眠気が増すケースもあるのです。

平日ストレス過多の状況に置かれている人や、休日でも仕事のことを考えて憂鬱になってしまう人は、休日ずっと寝ることで体と心を守っているのかもしれません。

寝だめしておきたい


睡眠不足が続いている人は「たくさん寝れるうちに寝ておかないと」という思考になり、休日はずっと寝てしまいがち。

しかし、人間に必要な睡眠時間は基本的に先取りできないと考えられており、慢性的な睡眠不足を休日の寝だめで対処することは不可能です。

休日ずっと寝る行為は、平日に蓄積した睡眠不足を一時的に解消することはできますが、これから起こる睡眠不足対策にはなりません。

平日、睡眠不足が続いてつらいという人は、早く寝る努力や質の良い睡眠を取る工夫をしてみましょう。

やりたいことがない


「することがないからベッドでダラダラしていたら、結局そのまま一日中寝てた…」という経験を持つ人も多いのではないでしょうか?
休日ずっと寝てしまうのは、このようにやりたいことや楽しみがないのが原因である可能性も。

無趣味な人やワーカーホリックタイプの人に多い原因で、休日を持て余してしまってうまく時間を使えていないのです。
やりたいことを無理に見つけるのは難しいので、どうしてもやりたいことがないなら「やるべきこと」に注目してみましょう。

掃除や家事などに注目すれば、やるべきことは意外とすぐに見つかりますよ。

疲れやすい気質


休日ずっと寝てしまうのは、HSPの気質を持っており人よりも疲れやすいことが原因かもしれません。

HSPとは、人よりも繊細な感性を持ち気疲れしやすい人のこと。
人の目や外部刺激など、あらゆることに過敏に反応して疲れやすいHSPの人は、疲労回復のためにたくさん寝る人が多いといわれています。

「平日は色んなことに気を使って、休日になると疲れが押し寄せる」という人はHSPの可能性が高く、休日ずっと寝てしまうのも自身の気質が原因かもしれません。

休日無気力症候群


休日ずっと寝てしまうのは、うつの初期症状ともいわれている休日無気力症候群が原因の可能性もあります。
休日無気力症候群とは、その名の通り休日になると途端に動くのがおっくうになり、やる気が起きなくなる状態のことです。

休日ずっと寝てしまうことに加えて、平日は何とか動けているもののだるさや憂鬱感があるという人は、休日無気力症候群かもしれません。

休日無気力症候群は、悪化すると深刻な心の病気になる恐れもあるため、可能性を感じたなら早めに病院を受診するのがおすすめです。

休日ずっと寝てしまうと起こること


寝て終わる休日には、さまざまなデメリットやリスクがあります。
ここからは、休日ずっと寝てしまうと起こることを解説しましょう。

罪悪感で休日を楽しめない


休日ずっと寝てしまうと「休みの日にずっと寝てるなんて、自分はダメな女だ」と罪悪感や自分を責める気持ちを持つ人も多いでしょう。

ですが、罪悪感や自己嫌悪にまみれた休日を過ごして、心がリフレッシュできるわけありません。
それどころかどんよりと暗い気持ちになり、せっかくの休日なのにストレスを感じます。

暗い気持ちのまま休み明けを迎えるため、平日のパフォーマンスにも悪影響を及ぼす可能性が高く、早めの対策が必要です。

ソーシャル・ジェットラグが起こる


休日ずっと寝てしまうと、ソーシャル・ジェットラグが起こりやすくなるのは大きなデメリットです。

ソーシャル・ジェットラグとは「社会的時差ボケ」ともいわれ、平日と休日の生活リズムのズレを意味します。
ソーシャル・ジェットラグが発生すると、休日寝すぎたせいでその日の夜寝つきが悪くなり、次の日は睡眠不足のまま出社する…といった、マイナスな事態が起こる可能性も。

また、一時的ではあるものの体内時計が狂ってしまうため、あらゆる病気のリスクを高める危険性があるともいわれています。

体調不良


睡眠は人間の健康に欠かせないものですが、とにかくたくさん寝ればいいというものでもありません。

休日ずっと寝てしまうと、全身の倦怠感や頭痛、体のコリなど、体調不良が起こることもあります。
寝すぎで体調不良が起こるのは、自律神経のバランスが乱れたり、血行不良が起こったりすることが主な理由です。

成人の場合、おおよそ9時間以上寝ると寝すぎによる体調不良が起こりやすくなるといわれているので、休日だからといって好きなだけ寝るのは控えましょう。

太りやすくなる


眠っている間も体はカロリーを消費するため、本来であれば「寝ていて太る」ことはありません。

ですが、休日ずっと寝る場合は質の悪い「ダラダラ睡眠」になりやすく、肥満の原因となるケースもあるため注意しましょう。

浅い眠りを繰り返すと、たくさん寝ていても体はしっかり休息できず、睡眠不足のような状態になります。
そうすれば、食欲を増進させる成分・グレリンの分泌量が増え、起床後いつも以上に食べて太ってしまうのです。

彼氏と不仲になることも


彼氏がいる場合は、休日寝てばかりだと彼氏から悪い印象を持たれることもあるでしょう。
彼氏にとって、休日寝てばかりの彼女は、普通のデートもままならないつまらない存在。

休日を離れて過ごす場合は長時間連絡も取れず、彼氏を不安にさせてしまいます。
「自分は愛されてないのでは」と彼氏があなたの愛情を疑うきっかけにもなり、2人の関係が悪くなりやすいです。

彼氏を大切にしたいのなら、休日ずっと寝てしまう習慣を断ち切り、一緒に過ごす時間を増やしてくださいね。

休日ずっと寝てしまうのを防ぐ、おすすめ対策法


ずっと寝てしまう休日から脱却したい!と考えている人も多いはず。
ここからは、疲れを癒しつつ寝すぎを防ぐ、おすすめの対策方法を紹介します。

前日から準備を整える


休みの前日は、ついテンションが上がっていつもよりも自由に過ごしたくなるもの。
ですが、休日ずっと寝てしまうのを防ぎたいなら、前日の過ごし方にも意識を配りましょう。

まず、休み前日の夕食は、早めの時間帯にとるのがベスト。
胃に食べ物が残った状態で寝ると、消化活動のため体がゆっくり休めず、翌日にも疲れが残りやすくなります。

休み前だとお酒を飲む人も多いかもしれませんが、就寝前の飲食は遅くとも寝る3時間前までに済ませてくださいね。
次に、休み前だからといって夜ふかしをするのは絶対ダメ!

やりたいことは明日起きてからすればいいので、いつもと同じくらいの時間に布団に入りましょう。

休日の予定を立てておく


休日ずっと寝てしまうのを回避したいなら、やりたいことや行きたい場所の計画を立てる、人と会う約束をするなど、事前に休日の予定を決めておきましょう。

前もって予定を決めておくことで必然的に起きる理由が生まれ、ずっと寝てしまうことを防いでくれます。
「起きてから予定を考えよう」と思っていると当日面倒になりやすいので、必ず事前に予定を組んでおいてくださいね。

また、当日「やっぱりやめた」と心変わりしないように、チケットや予約が前もってとれる場合は、先にとっておくのがおすすめです。

毎朝の習慣を作る


「アラームをかけても、休日だと思うと起き上がれない」「休日は何度も二度寝してしまう」という人におすすめなのが、毎朝の習慣を作ることです。

習慣は、朝食を食べる、コップ1杯の水を飲む、ストレッチをするなど、自分が継続できそうで起き上がって行うものなら何でもOK!

毎朝の習慣があると、休日にサボって二度寝しようと思っても「やらないと気持ち悪い」「何だか落ち着かない」という心理になります。
そうすれば休日でも自然とベッドから出ることができ、二度寝を防いでくれるのです。

少しだけカーテンを開けておく


休日ずっと寝てしまう人は、カーテンを少しだけ開けた状態で寝るのもおすすめ。

カーテンを開けて寝ると、部屋に朝日が差し込み、目覚めがスッキリしやすいです。
朝一番の光は、人間の脳を覚醒させ生体リズムを整えてくれる効果がありますよ!

このときのポイントは、カーテンは「ほんの少し」だけ開けること。
カーテン全開のまま寝れば、防犯的に不安要素が強まるうえ、早朝に眩しさで目が覚めたり、部屋の温度に悪影響を及ぼしたりします。

ベッド付近や自分に光が当たる位置のカーテンを、ほんの少しだけ開けてくださいね。

休日の寝坊は「2時間以内」と決める


「休日の朝は、どうしてもゆっくり寝ていたい」という人も多いでしょう。
平日、眠い目をこすりながら何とか起きている人にとって、休日の朝寝坊は確かに至福の時間ですよね。

このような場合は、いつもの睡眠時間にプラス2時間程度であれば、寝坊をしても問題ありません。
2時間程度の寝坊なら、午前中のうちには起床でき体内時計も狂いにくいです。

午後からは自分の好きなことに時間を使えるので「休日なのにずっと寝てしまった」という罪悪感もなく、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

ずっと寝てしまう休日から卒業!早起きお助けグッズ


休日ずっと寝てしまう人の中には「朝起きるのがどうしても苦手」という人も多いですよね。
ここでは、そんな人におすすめの、早起きお助けグッズを3つ厳選して紹介します。

目覚ましライト

光の力で目覚められるよう、ライトとアラームがセットになった目覚まし時計です。

アラームが鳴る約30分前から徐々に光が強くなり、気持ちのいい目覚めをサポートしてくれます。
起床と共に光を浴びれば休日でも気持ちよく目が覚め、ずっと寝てしまう現象を防いでくれるでしょう。

また、間接照明や就寝時のナイトランプとしても使用でき、あらゆるシーンで活躍してくれるところも魅力です。

振動式目覚まし

朝起きるのがとにかく苦手!という人におすすめなのが、強力バイブレーションで起こしてくれる振動式の目覚まし時計。
枕の下に目覚ましをセットしておけば、アラーム時刻になるとブルブルと震え出し、あなたを確実に起こしてくれるでしょう。

バイブレーションのみでアラームをセットすることもできるため、大きな音を出さず静かに起きたいときにも便利です。

ナンダクロッキー

ナンダクロッキーは、アラーム時刻になると音と共に車輪が回り、部屋中をあちこち駆けまわる目覚まし時計。
アラームを止めるためには絶対に起き上がる必要があり、手元だけでアラームを止めて二度寝してしまう心配がありません。

ロボットのような愛嬌ある見た目で、お部屋に置いておくだけで可愛いところもポイントです。

「寝すぎ対策」で充実した休日を過ごそう


時にはのんびり過ごす休日も必要ではあるものの、休日ずっと寝てしまうと、ゆっくり休むどころか逆に心身の疲労が増すことがあります。

しょっちゅう寝て終わる休日を過ごしている人は、まず「なぜ自分は休日ずっと寝てしまうのか」という理由を明確にしましょう。

理由がわかれば理由に合わせた対策が取れ、充実した休日を過ごすためのヒントが見つかるはずです。
上手な休み方を身につけて、ぜひ今よりも楽しい休日を過ごしてくださいね!

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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