瞑想が私たちの心身にもたらす効果とは?
瞑想の効果①:ストレス軽減
人がリラックスしているときや、一つのことに集中しているときに大きくなるのが「α波」と呼ばれる脳波です。
一方、脳が活動をしているときに大きくなるのが「β波」。
瞑想中はα波が出ます。
α波には心身を休めてリラックスさせるだけでなく、ストレスを沈める効果があるそう。
習慣化するとストレスが蓄積される前に処理できるので、ストレスとフリーの毎日を送れるようになるといいます。
瞑想の効果②:集中力が高まる・記憶力が向上する
瞑想を行うと「頭の中がクリアになる」「スッキリする」といった感覚を得られます。
瞑想中は考えが浮かんだり、雑音が気になったり、注意が反れた時に、自身の身体や呼吸に意識を戻すということを繰り返します。
すると日常でも「今やるべきこと」以外のものに注意が反れても、すぐに意識を戻せるようになるのです。
また、瞑想を習慣化した人の脳は、記憶力を司る「海馬」という箇所が大きくなっていることが多い、という研究結果があります。
カナダの公立小学校で行われた実験に、こんなものがあります。
9歳前後の生徒約100人をグループに分け、毎日3回の瞑想を数か月行ったグループと、瞑想しないグループの成績を比較しました。
すると、瞑想したグループはしなかったグループより15%も高いスコアになったそうですよ。
瞑想の効果③:免疫力が高まる
瞑想にはストレス軽減の効果があるということは先ほどお話ししました。
ストレスは自律神経を乱し、免疫力を低下させ、身体の不調へと繋がります。
また、瞑想では腹式呼吸をするのが基本です。
腹式呼吸ではおなかを使って酸素をたくさん吸い込んだり、ゆっくり吐き出したりしますよね。
こうした動きにより代謝が上がり、体温が上昇します。結果、免疫力が高まるというわけです。
代謝が上がるということは、ダイエットにも効果があるかも♡
瞑想の効果④:ポジティブシンキングになれる・感情をコントロールできるようになる
瞑想により脳がリラックスモードになると、不安を感じることが少なくなりポジティブシンキングができるようになります。
また継続しているうちに、物事や状況・自分の感情といったものを客観的に・広い視点から捉えられるようになってきます。
すると自分の感情に左右されることなく、冷静な判断や発言、行動ができるようになるんだとか。
著名人が瞑想を実践している理由がわかりますね。
瞑想を行う時間帯によって効果は変わる?
朝に行う瞑想の効果:スッキリとした目覚めで気持ちの良いスタートがきれる
朝起きてカーテンを開け、朝日を浴びて瞑想を行うと、頭がスッキリして気持ちの良いスタートがきれるでしょう。
瞑想が、これまで「静」であった状態の身体を「動」へ切り替えるスイッチの役割をしてくれます。
どんよりした状態で1日を始めるより、気持ちが前向きの方が仕事や勉強の効率も上がりますね♪
夜に行う瞑想の効果:睡眠の質が上がる
眠る前に瞑想を行うことで、睡眠導入の効果が得られます。
不眠症の人や夜なかなか寝付けない人も、瞑想のリラックス効果により改善しやすくなりますよ。
日常の心配事・ストレスに感じたことを、夜思い出してイライラする・気になる、といった場合は瞑想は効果バツグン!
瞑想により、頭の中の雑念を整理し、脳を休めることができます。
さらに体温が上がることができるので、自然と眠りについてしまうでしょう。
まとめ
瞑想し始めのころは気が散ってしまってなかなか集中できず、効果が感じられないこともあるでしょう。
最初は2~3分、慣れたら5分、10分と、短い時間でいいので瞑想を習慣化できるようにしてみましょう!
朝でも夜でも、日中でも、時間がある時にちょっとやってみるという心がけが大切です。
きっと少しずつ、効果が実感できるようになってくるはずですよ♡