ジェルネイルって?マニキュアとは違うの?
数年前まで、爪の装飾といえばマニキュアが主流でした。
しかしここ最近は、ネットや雑誌でもジェルネイルが話題になっています。
ネイルサロンでも、ジェルネイルを施すお店が人気を集めています。
そして、コロナ禍になりおうち時間が増えたことで、自宅でセルフジェルネイルを楽しむ方が増えてきているようです。
サロンに通うよりもお財布にやさしく、時間にも場所にもとらわれないのが嬉しいですよね。
そんなジェルネイルの魅力とは何なのでしょうか?
マニキュアとの違いや、ジェルネイルのメリットやデメリットを確認してみましょう!
マニキュアとの違い
マニキュアは有機溶剤に着色したもので、ネイルポリッシュ、エナメルカラー、ネイルカラーなどと呼ばれることもあります。
カラーバリエーションが豊富でドラッグストアや100円ショップでも手に入り、気軽にネイルを楽しむことができます。
対してジェルネイルは樹脂でできています。
時間の経過で乾いていくマニキュアと違い、UVライトやLEDライトに照射することで硬化していきます。
マニキュアよりも少し高価な場合が多く、専用の道具も必要な上級者向けネイルです。
しかし、最近では、初心者さんでも簡単にジェルネイルを楽しむことができる商品やキットがたくさん発売されているので、ジェルネイルデビューをセルフで行う女性が増えてきています。
ジェルネイルのメリット
ジェルネイルはマニキュアとは違ったメリットがたくさんあります。
まずは、持ちの良さ。
自爪とジェルの間に空気が入ったり、何らかの衝撃を与えてしまった場合は剥がれたり欠けたりすることもありますが、適正なケアを行えば1か月ほどは綺麗な状態を保つことができます。
また、すぐに乾いてしまうマニキュアとは違い、ライトで照射しないと硬化しないため、アートバリエーションが豊富です。
ラインストーンやスタッズなどのパーツの埋め込みも焦らず行うことができます。
さらにジェルネイルの面白いところが、色を混ぜることができるということです。
硬化するまでは、色を自由に混ぜたり組み合わせたりすることができるのです。
そのため自然なグラデーションや、自分だけのオリジナルカラーを作ることができます。
そして、ジェルネイルの可愛さは、つるんとした艶感。
樹脂の厚みにより、ぷっくりと見えるのも魅力です。
ジェルネイルで、より女性らしい指先を演出することができます。
ジェルネイルのデメリット
そんな素敵なジェルネイルですが、いくつかデメリットもあります。
まずは、硬化させるためのLEDライトが必要だということ。
ジェルネイルは塗って乾かすだけでは固まりません。
ジェルネイルのみで始められないので、初めての方にはハードルが少し高いかもしれません。
次に、爪に負担がかかることです。
ジェルネイルはネイルの前に爪の表面を削る必要があります。
そのため、ジェルネイルを施すたびに、自爪にダメージを与えてしまうことになるのです。
ジェルネイルをオフするときも、専用の除光液をジェルにしみ込ませて少しずつ浮かせていきます。
マニキュアだとオフするのに2~3分もかかりませんが、ジェルネイルのオフには10~15分ほどかかってしまうこともあります。
また、ジェルネイルを繰り返し使用したり、皮膚につくことで突然アレルギーを起こす場合もあります。
これは、ジェルネイルには特殊な合成樹脂が原料として使われているためです。
肌にかゆみや水泡ができた場合は、すぐに使用を中断して皮膚科に相談してください。
自分でできる!セルフジェルネイルの方法!
ジェルネイルを綺麗に、かつ長持ちさせたい時は、ネイルサロンに行ってプロにお任せするのが一番です。
しかし、費用が高かったりコロナの関係で、ネイルサロンに通うのも難しくなってきましたよね。
そんな時は、ジェルネイルを購入して自宅でセルフジェルネイルに挑戦してみましょう!
最初は道具を揃えるのに費用がかかったり、慣れるまでは難しいかもしれませんが、練習していくと上達していきますよ。
ジェルネイルの基本的な流れ
ジェルネイルを自分で行う場合の流れを確認してみましょう。
まずは、手指を清潔にして、爪の甘皮の処理をします。
甘皮が残っていると、ジェルネイルを塗ったときにそこから空気が入り、硬化後にはがれやすくなってしまいます。
サンディングをして爪の表面のツヤを消しましょう。
ジェルネイルは爪がざらざらしていると密着しやすいため、爪を削って表面を整える必要があります。
このとき、爪を削りすぎてしまわないように注意しましょう。
爪のケアが終わったら、カラージェルを塗ります。
そして一度ライトで照射し硬化させたら、もう一度ジェルを塗り、再度硬化させます。
こうして2~3度塗りすることによって、ムラなく仕上がり、ぷっくりと厚みが増して可愛らしいネイルになります。
また、トップジェルを塗ると、ツヤ感がアップするとともに、ネイルを長持ちさせることもできます。
また、キューティクルオイルで保湿して仕上げると、甘皮や爪のケアになるのでおすすめです。
ジェルネイルの落とし方
除光液で簡単にふき取れるマニキュアとは違い、ジェルネイルのオフには少しコツがあります。
ジェルナイルの場合は、アセトンと呼ばれる専用のリムーバーを使用します。
アセトンは素手につくと刺激が強くて手荒れの原因になるので、必ずピンセットなどを使用しましょう。
まず、コットンにアセトンをたっぷりしみ込ませて、爪の上にコットンを乗せ、アルミホイルなどで指差を巻き、10~15分ほどおきます。
アルミホイルで巻くことでアセトンの揮発を防いで、しっかりジェルに浸透していきます。
この時、手を温めるとアセトンがジェルにより浸透しやすくなります。
アセトンがしみ込むと、ジェルが少しずつ溶けてきます。
アルミホイルをはがして、ウッドスティックやプッシャーなどで浮いたジェルを取り除いていきます。
このとき、無理にはがそうとして自爪を傷つけないよう注意してください。
ジェルネイルがオフできたら、ネイルケアクリームやキューティクルオイルを塗って爪を保湿しましょう。
ジェルネイルのオフは、爪にかなりの負担がかかります。
ゆっくり時間をかけて無理にはがさないようにしましょう。
ジェルネイルの人気デザインは?
ジェルネイルにはその特性を生かして、様々なデザインのバリエーションがあります。
SNSなどを見ると、素敵なデザインがたくさんアップされているので、迷ったときは参考にしてみると良いかもしれませんね!
ジェルネイルデザインのベースとして、おおまかに次の4つのパターンがあります。
定番のワンカラー
シンプルで落ち着いた印象のワンカラーです。
明るい色だと元気でキュートに、暗い色味だとシックでかっこよく仕上がります。
アレンジが苦手な方や、オフィスネイルを楽しみたい方におすすめです。
全ての爪に同じ色を塗っても可愛いですが、アクセントとしていくつか色を変えてみたり、3~4色くらい使ってカラフルにしてみても素敵ですよね。
単色を爪に塗るだけなので、ジェルネイル初心者さんはワンカラーから初めてみると良いかもしれませんね!
上品な仕上がりのフレンチ
フレンチネイルは、トレンドに左右されない代表的なデザインの1つです。
爪の先の白い部分にのみジェルを塗るので、シンプルですが華やかで女性らしい仕上がりになります。
主流は、ホワイトフレンチネイルですが、配色やデザインにアレンジを加えたものも人気です。
部分的にジェルを塗るのは難しく思えますが、マスキングテープなどを使うとセルフでも綺麗に塗ることができますよ。
派手さが抑えられるので、オフィスや普段使いにも多く選ばれています。
爪の根元だけにジェルを塗る「逆フレンチネイル」など、アレンジの幅が広がっています。
ヌーディで可愛らしいグラデーション
爪の先端に向かって色が濃くなっていくグラデーション。
大人っぽくてラグジュアリーな印象に仕上げることができます。
ナチュラルな見た目なので、オフィスや普段使いにも好まれています。
定番の単色使いの他、2色以上のカラーを組み合わせてグラデーションを作ることもできます。
グラデーションは難しそうなイメージがありますが、慣れてしまえば簡単です!
コツは、薄めの色を少しずつ重ねていくこと、グラデーションの境目には色を重ねないことです。
また、グラデーションがうまくいかないときは、クリアジェルを使って馴染ませると自然な仕上がりになりますよ。
華やかにしたいならアートネイル!
ちょっと特別な日やテンションを上げたい日には、豪華で華やかなアートネイルにチャレンジしてみませんか?
ストーンを置いて宝石のようなネイルや、フラワーモチーフのキュートなネイルなどそのアレンジは多種多様!
立体アート以外にも、マーブル柄やストライプ、ドットなど、柄を楽しむこともできます。
ジェルネイルは、ライトで硬化するまでは固まらないので、セルフでも落ち着いてゆっくり作ることができます。
また、ジェル同士で色を混ぜたり、上級者になるとアクリル絵の具で絵を書くようにデザインすることだってできます。
もっとお手軽に!ジェルネイルシール
ジェルネイルを初めたいけど、道具を揃えるのは少し大変そうですよね。
また、素敵だなと思って買った色でも、実際につけてみるとしっくりこない。
そんなことだってあると思います。
そんな時は、お手軽にジェルネイルを楽しめる、ジェルネイルシールを試してみるのはいかがでしょうか?
シールを爪に貼るだけで、まるでサロンに行ったような本格的ジェルネイルが完成します。
自分ではちょっと難しいような複雑なデザインも気軽に楽しむことができますよ。
お値段も、ジェルネイルやライトなどを用意するよりは格段にお安く、硬化する手間もかからないので、とりあえずジェルネイルを試してみたい方におすすめです!
また、料理中にネイルが欠けて食べ物に混入するおそれもないので、家事や育児中にも心配なく使うことができます!
しかし、ジェルネイルよりはどうしても耐久性が低く、定着が甘いと1週間ほどで剥がれてしまうことも。
また、甘皮にはシールがつきにくいので、その部分からシールが浮いてきてしまう恐れもあります。
それでも、お手軽感・お気軽感は抜群なので、とにかくスピーディーにネイルを楽しみたい方や学生の方にも指示されています!
ジェルネイルの選び方
ジェルネイルを選ぶときは、いくつかポイントがあります。
まずは、化粧品登録されている商品であること。
化粧品登録されているということは、日本が定めた基準を満たし人体に悪影響のない成分で作られているということ。
オンラインストアなどで「雑貨」として販売されている物は、化粧品登録されていないことが多く、肌が弱い方は注意が必要です。
また、ジェルネイルを塗る前のサンディングに抵抗がある方は、ノンサンディングジェルを選ぶのもおすすめ。
ジェルネイルをする前はサンディングを行うのが一般的ですが、サンディングを続けると爪が薄くなってしまう恐れがあります。
お店でプロに任せれば安心なのですが、セルフだと加減が難しく少し怖いこともありますよね。
そして、ジェルネイルの発色が良いものを選ぶと良いでしょう。
発色が良いことで何度も重ね塗りをする必要がないので、綺麗に仕上がるだけでなく時短にもつながります。
さらに、ジェルがすぐに無くなってしまうこともないので、コスパ的にも嬉しいですよね。
ジェルネイルおすすめメーカー3選!
ジェルネイルは、メーカーごとに様々な特徴があり、買おうと思っても迷ってしまいますよね。
プロ仕様だけでなく、初心者やセルフでも扱いやすいものが多いものがおすすめです。
ジェルネイルのおすすめメーカーを3つご紹介します!
TOMICCA
TOMICCAは初心者さんにおすすめのメーカーです。
色が長持ちするだけでなく、ジェルの硬化時間が非常に短いことで人気を集めています。
他ブランドよりも比較的リーズルナブルなので、ジェルネイルを始めてみたい方にピッタリのメーカーです。
ジェルネイルに使うブラシやLEDライト、トップコートなどがついたセルフネイルセットも販売されているので、すぐにジェルネイルを始めることができますよ。
Jelly Nail
Jelly Nailは、ジェルネイル初心者さんのために作られたメーカーです。
発色が良く、塗り直しが必要ないのでまるでプロのように綺麗に仕上げることができます。
さらにJelly Nailでは、ジェルネイル初心者さんの為に、無料セミナーを開催していることもあります。
ネットショップでは、説明書やライト、リムーバーなどがセットになった、スターターキットも販売されています。
他メーカーより少しお値段は張りますが、確かな品質で初心者さんでも扱いやすいジェルネイルです。
NailRecipe
NailRecipeは、プロにも選ばれているジェルネイルです。
その特徴はなんといっても、ノンサンディングだということ!
ジェルを塗る前もオフするときも、爪を削る必要がないので、自爪を守ることができます。
ネイルの持ちもよく、発色も綺麗なので、初心者さんだけでなくプロからも信頼されているメーカーです。
おうちでセルフジェルネイルを楽しもう!
ジェルネイルは、お店でやってもらうのが一番綺麗で持ちも良いかもしれません。
しかし、お店に通うのが難しいときは、自宅でセルフジェルネイルにチャレンジしてみませんか?
初心者さんでも始めやすいキットが各ブランドから販売されていますよ。
色やデザインに悩んだら、ネットやSNSを参考にするとヒントが見つかるかもしれませんよ!