アカスリの頻度はどのくらいがベスト?
まずは、どのくらいの頻度でアカスリを行うべきなのか、目安を紹介します。
2021.11.10
アカスリの頻度は月1~2回が目安です。美容面だけでなく健康面にも嬉しいメリットがあるアカスリですが、高頻度でやりすぎると、肌荒れや乾燥などのトラブルに繋がるため注意しましょう。今回は、アカスリの効果や注意点について解説していきます。
まずは、どのくらいの頻度でアカスリを行うべきなのか、目安を紹介します。
毎日お風呂に入っている方の場合、そこまで多くの垢は溜まりません。
そのため、アカスリの頻度は月1回でも十分です。
こまめに垢をすりたくなる方も、目安は月1回と理解しておきましょう。
普段はお湯に浸からず、シャワーのみで済ましている方や「月1回のアカスリでは物足りない」方は、2週間に1回のペースで行いましょう。
アカスリ効果の持続性は人によって感じ方が異なります。
しかし、2週間に1回であれば、ほとんどの方がすべすべ肌をキープできるでしょう。
アカスリには「血行&リンパの流れがよくなる」や「肌トラブルの予防」など、嬉しい効果が多々あります。
毎月の習慣として取り入れることで、美容面だけでなく、健康面にもよい影響をもたらすでしょう。
具体的にどのようなメリットが得られるのか、5つご紹介します。
アカスリには、肌のターンオーバーを正常化する効果があります。
また、古い角質だけでなく余分な皮脂や黒ずみも一緒にそぎ落とすため、くすみが薄くなり、透明感のある肌へと近づきます。
アカスリによって余分な角質がとれた肌は、手触りのよいスベスベ状態に仕上がりますよ。
ただし、アカスリを重ねるほどに肌が美しくなるわけではないため、適切な頻度で行うことが大切です。
肌トラブルの原因のひとつは、「皮脂のつまり」と言われています。
毛穴に皮脂が詰まってしまうと、ニキビが発生したり、黒いぶつぶつが目立ったりする可能性が……。
適切な頻度でアカスリをして余分な皮脂を取り除くことで、肌トラブルの防止に繋がります。
アカスリによって、肌が刺激されると血液やリンパの流れがよくなります。
血行が良くなると代謝がアップするため、肌の新陳代謝が促されます。
そして、肌の新陳代謝がよくなると、古い肌の再生スピードが上がるため、シミなどの肌トラブル防止に期待できます。
また、代謝がアップすることで、痩せやすい体質に近づくことも可能です。
さらに、血液だけでなくリンパの流れがよくなると、老廃物が体外に出やすくなり、むくみの予防にもつながります。
疲労回復や肩こりの緩和など、血行&リンパの流れがよくなるメリットはたくさんあります。
このことからも、アカスリは美容面だけでなく、健康面においても魅力的な要素が詰まっていると言えるでしょう。
アカスリを行うと、マッサージなどと同様に副交感神経が優位になります。
そして、副交感神経が優位になると、気持ちが落ち着いてリラックス効果が得られます。
精神面にもよい影響を与えるアカスリは、ストレスフルな日常を過ごしている女性にぴったりの美容法です。
体臭が発生する原因のひとつとして、汗や皮脂、垢などがあげられます。
汗や皮脂、垢などの成分が細菌によって分解されると体臭が生じてしまいます。
アカスリを行うことで、垢ごとすっきりと落とせるため、体臭の予防につながります。
もし、原因のわからない体臭にお悩みであれば、一度アカスリを試してみましょう。
アカスリの注意点は「アカスリ前に体を洗わない」「高頻度でしない」「生理前は避ける」の3つです。
それぞれ、どうしてダメなのか解説します。
アカスリ前に石鹸やボディソープで体を洗う行為は避けましょう。
何故なら、ボディソープなどに含まれる保湿成分が肌に膜を張り、垢が出にくくなってしまうからです。
アカスリ時に思うように垢が出ないと、必要以上に力を入れてしまい、肌を傷つける原因につながることも……。
デメリットしかないため、アカスリ前は湯船に浸かって体を温めるだけにしておきましょう。
アカスリは角質をそぎ落とすため、少なからず肌に負担がかかっています。
月に1~2回以上の高頻度で行うと、肌荒れにつながる可能性があるため注意してください。
また、やりすぎると、本来必要である角質まで取り除いてしまうため、肌が敏感になりかゆみを引き起こすこともあります。
とくに、初めてアカスリを行う際は、肌の調子を見ながら続けましょう。
月2回のペースが合っていないと感じたら、頻度を月1回に下げることをおすすめします。
また、肌の負担を減らすためにも、頻度にかかわらずアカスリ後の保湿は必ず行ってください。
生理前の時期は、肌が不安定になる時期です。
理由は、体内の黄体ホルモンが増えて、皮脂の分泌が活発化するためです。
この時期は肌が敏感になり、ニキビが出てきたり、肌のかさつきが目立ったりとトラブルが起こりやすいため、アカスリは止めておくことをおすすめします。
また、生理前だけでなく、肌の調子が悪いときや炎症を起こしている時期は避けるようにしましょう。
アカスリの施術は、エステや専門のお店で受けることができます。
しかし、わざわざお金をかけなくても、自宅のお風呂で簡単にアカスリをすることが可能です。
さっそく、自宅でアカスリを行うために必要なグッズや手順をご紹介します。
アカスリをするために、準備しておくグッズは「アカスリタオル」や「アカスリミトン」です。
いずれも幅広い種類があり、おおよそ500円~2,000円前後で手に入ります。
手袋のように手に着けて使うミトンタイプは、使い勝手が良い点が魅力です。
しかし、皮脂や角質が溜まりやすい肩甲骨周辺のケアをする際には、ミトンタイプだと届かないことも……。
そんなときは、ロングタオルタイプがあると便利です。
アカスリをする箇所ごとに、タオルやミトンを使い分ける方法がおすすめです。
肌への優しさを重視したい方はナイロンではなく、ビスコース素材を選びましょう。
また、アカスリ後は保湿が必須となるため、保湿用クリームやローションなども必ず用意してください。
アカスリグッズが用意できたら、ぬるめのお風呂で体を温めましょう。
ゆっくりとお湯に浸かる目的は、皮膚をふやかして垢をとりやすくすることです。
そのため、少なくとも15分~20分程度、ほんのりと汗をかくまで入浴することをおすすめします。
日焼け止めなどが肌に塗ってある場合は、シャワーで落としておきましょう。
ただし、注意点の欄でもご紹介した通り、事前にボディソープなどで体を洗う行為はNGです。
アカスリをするときは、ボディソープなどを使わずに、アカスリ用のタオルやミトンのみを使います。
ゴシゴシと力を入れて擦るのではなく、優しく肌を撫でるようなイメージです。
特に太ももや首など、皮膚が薄い箇所は力を入れすぎないように注意してください。
かかとなどの皮が厚い箇所は、少し力を入れても問題ありません。
また、赤みや吹き出物がある箇所は避けて行いましょう。
アカスリ後の肌は、かゆみや赤みなどの炎症を起こしやすい状態です。
石鹸やボディソープで体を洗う場合は、力を入れてこすらないようにしてください。
お風呂から上がったら、天然成分の含まれている保湿クリームやローションなどで、しっかりとケアをしましょう。
肌の角質には雑菌が含まれているため、グッズのお手入れは必ず行う必要があります。
アカスリに使ったグッズは、菌が増殖しないように、しっかりと乾燥させてください。
直接肌に触れるものであるため、古くなってきたら早めに取り替えることも大切です。
アカスリの頻度は2~4週間に1回が目安です。
やりすぎてしまうと、炎症などの肌トラブルに繋がる可能性があるため注意してください。
アカスリは「肌のトーンアップ」「血行促進」など、女性に嬉しい効果がたくさんあります。
正しいやり方と頻度を守って、美肌効果や代謝アップ効果を引き出しましょう。