2021.09.09

職場の人間関係を気にしない方法10選!気持ちが楽になる方法とは

同僚、先輩、後輩などなど。職場には様々な人間がいて、様々な関係がありますよね。気にしないように、と思っていても気になってしまう職場の人間関係。今回は、深く悩んでしまうこともある職場の関係を気にしないで済むヒントをご紹介します。

職場の人間関係はとにかく難しい!


様々な年齢、性別、立場、考え方の人が集まる職場。
そんな職場内で悩む方も多く、退職理由の中でも上位を占めるのが「人間関係」です。

気にしないでいたい、と思いつつも、どうしても視線やひそひそ話が気になる。

厳しい言い方の上司が怖くて、職場に行きたくなくなる。
後輩と上手く人間関係を築けず、落ち込んでしまう……。

職場での人間関係に悩んでいる方の中には、学生時代はさほど人間関係に悩まなかったという方も多いものです。
なぜ職場での人間関係は、こんなにも難しいのでしょうか。

人間的な魅力と社会人としての魅力は違うから

学生時代と異なり、社会人は「結果」が求められます。

いくら癒やし系で可愛い子でも、サバサバしていて気持ちが良い人でも、仕事で結果が残せなければ周りからも疎まれ、孤立してしまうことが多々あります。

逆に、何事も気にしない性格で少し嫌みな言い方をする人でも仕事ができれば職場では認められるということもあるものなのです。

友達ではなくライバルであるから

同じ職場で同じプロジェクトに向かう。
一見仲間として有意義な時間を過ごしているように見えるかもしれませんが、場合によってはどちらかが昇進・昇給をしたり、逆にリストラに遭ったりと差が生まれることもあります。

同士である一方で、ライバルでもある。
それが職場での人間関係なんです。

また、見方によっては職場の人間は「敵」となることも。

慕っていた上司に、左遷を告げられた。
信頼していた部下に出し抜かれた。

悪気がある場合もない場合もありますが、お金を稼ぐ場所でもある職場では往々にしてあるものです。

目的が人によって違うから

仕事をする理由というのは、人によって異なります。

どんどん出世して、高みを目指したい!という人もいれば、職場での評価は気にしないで最低限だけを稼ぎ、プライベートを充実させたいという人もいるでしょう。

また、自社愛が強い人とそうでない人、真面目で手を抜きたくない人と気にしない人など、仕事への向き合い方も人によって異なります。

ここを統一させようとしたり、思い通りにしようとすると職場の人間関係にひずみが生まれます。

職場の人間関係を気にしないコツ①あくまで「個人」として見る。


仕事に対するモチベーションや考え方は、人それぞれ。

「自分もこうだったから相手もこうのはず」「同じ職場にいるんだから同じ方向を見るべき」という思い込みは、相手の自尊心を傷つけてしまいます。

特に上の立場の人から下の立場の人に対し、仕事への姿勢ややり方を押しつけるのは「パワハラ」となってしまう可能性もあります。

思い通りにならない職場の人にイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、あくまでそれはその人の個性と割り切って気持ちを押しつけないことが重要です。

職場の人間関係を気にしないコツ②断ることに罪悪感を抱かない


職場の人間関係に悩んでいる人の中には、上司や同僚からの仕事の押しつけを断れないというタイプの方も多くいます。

断ることはとても勇気のいることですが、自分のキャパシティ以上のものを引き受けるのは自分にとってはもちろん、職場にとってもマイナスになることが多々あります。

断ったときには相手が多少嫌な顔をすることもあるかもしれませんが、そこは気にしないのが大切。
逆に無理に引き受けて体調を崩してしまったりすることの方が、迷惑がかかるものです。

断ることが苦手というときには、交渉するという感覚を持つと上手くいくことも。

「今はできないのですが、来週以降ならできます。それでも良いですか?」
「30ケースのうち15ケースぶんはできるのですが、そちらでいかがでしょうか」

など、「できること」をきちんと伝えると角も立ちづらくなります。

職場の人間関係を気にしないコツ③相手に期待をしない


忙しい中無理して仕事をしたんだから、評価してもらえるはず!
きっと相手も、指示以上の仕事をしてくれるはず!など、たくさんの期待を職場で相手にしてしまうと、期待が外れたときにひどく落胆してしまいます。

特に、人間関係が苦手な人であれば「もしかして私が嫌われているからこうなってしまうの?」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。

もちろん、そういう場合はほとんどないので気にしないで良いとは思うのですが最初から期待をしない方が心身ともに楽になります。

職場で必要なのは、「空気を読むこと」ではなく「指示をきちんと受けること」。

して欲しいこと、しないで欲しいことは、きちんと伝える。
期待外れな行動をしても、気にしない。というのが重要でしょう。

また、自分自身も空気を読んでの行動はしない方がベター。
何かミスがあったときにも「勝手な行動をした」と思われてしまうこともあるんです。

上司や先輩には「指示があったら、きちんとメールで伝えてください」というと職場でのトラブルを避けることができます。

職場の人間関係を気にしないコツ④職場の人間関係は一時的なものと割り切る


職場にいる人同士、一緒にランチに行ったり終業後に飲みに行ったりという「友達感覚」でのお付き合いをすることもあるでしょう。

ですが、職場はあくまで職場。
そこから親友となる人を見つけることも極まれにあるかもしれませんが、多くの場合は離職や転職、転勤で職場を離れると全くの無縁となるのではないでしょうか。

また、前述の通り職場の人間は自分のライバルや敵となる可能性もあります。

ですので、必要以上に気を遣ったり、職場の人に気に入られようと画策するのも実は余り意味がありません。
もちろん、敵対心をむき出しにして戦うというのはNGですが、無理になれなれしくする必要もないでしょう。

ほどよい距離感を持つ。
仮に仲良くなれなくても気にしない。

なるべくドライな人間関係を心掛けることが、職場での人間関係を円滑にするコツといえそうです。

職場の人間関係を気にしないコツ⑤どうしても嫌な人は流す


同じ職場の中には、どうしても苦手という人はいるでしょう。
頑張って良いところを探した方が良い、とアドバイスをされることもあるかもしれませんが、どうしても嫌!ということもあるものです。

そういった場合は、無理に好きになろうとしなくても良いのではないでしょうか。

とはいえ、相手を卑下したり無視をしたりするのは社会人としては絶対にやってはいけません。
最低限の挨拶と業務上の会話は忘れないようにしましょう。

また、嫌みを言われたときなどには「また言ってる」と流して気にしないようにするのがおすすめ。
いちいち言い返すと人間関係がよりこじれるうえ、時間の無駄にもなります。

職場の人間関係を気にしないコツ⑥一人でいることのメリットを知る


職場によっては、「団結力」や「仲間意識」といった言葉を重要視することもありますよね。
ですが、一人でいるからといって自分を卑下することはありません。

むしろ、周りから見ると「一人でも大丈夫なんてかっこいい!」と思われることもあるんです。
また、群れない人は「口が堅そう」「余計なしがらみがなくて楽そう」と評価され、いろいろな仕事を任されることも。

特に派閥がある職場でしたら、そういったことを気にしないで良いというのはメリットです。

職場では一人でいることがメリットになることもある、と思うと無理に人間関係を構築する必要もないと思えるのではないでしょうか。

職場の人間関係を気にしないコツ⑦職場以外に自分の居場所を作る


職場と家の往復、という毎日を過ごしていると人間関係が悪くなってしまったときに必要以上に気に病んでしまいます。

学生時代の友人に思い切って連絡をしてみたり、家族との時間を充実させてみたり、あるいは習い事・ボランティア活動などをしてみたり。

職場以外に自分の居場所を作っていると、多少職場での人間関係がこじれても気にしないで済むようになります。

もちろん、人間関係を作るだけではなく、趣味に没頭したり副業を楽しんでみるのもおすすめ。

「職場だけが自分の世界じゃない」と思えば、重たく感じがちな人間関係も、気にしない方向に行くことでしょう。

職場の人間関係を気にしないコツ⑧相手との関係が悪いことを問題視しすぎない


本来職場は、円滑な人間関係を構成するためのものではなく、仕事をする場所。
ですので、人間関係が上手くいかなくても相手や自分自身を責めすぎる必要はないんです。

具体的には、業務に支障がでるほどの関係悪化でなければ気にしないでOK。

世の中全ての人と仲良くなるというのは、難しいもの。
「相性が悪かったんだな」と思いつつ、きちんと仕事ができているのであればそれはそれで良いと割り切るのも大切でしょう。

職場の人間関係を気にしないコツ⑨キャリアアップを目指す


今の職場がどうしても辛い。
この人間関係から抜け出したい。

そう思うのであれば、キャリアアップを目指すのも一案です。
あなた自身が実力のある社員として認められれば、希望の部署や支店への配属も叶うはず。

人間関係に悩んでいるなら、ぜひやりたいことや夢に向かって努力をしてみてください。
「悩んでいる時間がもったいない!」そんな風に思えれば、人間関係も自然と気にしないで済むようになるでしょう。

職場の人間関係を気にしないコツ⑩いつでも逃げられると思う


子どもの頃の学校生活と違い、職場はいつでも退職することができます。
特に終身雇用制度が崩壊しつつある昨今では、転職も余り珍しいことではありません。

ですので、職場の人間関係が辛いというときには「いつでも辞めてしまえば良い」と考えるのも一案。

逃げ道をあえて作っておくことで、今の状態でも無理をしすぎることなく気にしないで過ごせることもあるんです。

もちろん、実際に転職をするという選択肢もひとつです。

本当に職場の人間関係がつらくなりすぎたら、どうする?


職場に行かなくてはと思うだけで、心身共につらくなってしまう。
気にしないようにと思っても休日も心が晴れない。

あまりにも職場の人間関係がひどくなるようでしたら、気にしないようにするだけでは無理かもしれません。
改善に向けて動いてみるのも、一案でしょう。

セクハラ、パワハラなどがある場合

社内に信頼できる上司がいる場合や人事部やコンプライアンス部などがある場合は、こちらに相談するのが一番早いでしょう。

具体的に言われた内容やされたことをメモしていくとスムーズに調査が進みます。
また、セクハラやパワハラがひどい場合は弁護士や警察に相談するというのも一案です。

「職場いじめ」を受けている場合

同僚や後輩から、いじめとも思われるようなことをされているという場合は、弁護士や警察を立てるのも手です。

いじめ、というと少し軽いものに感じますが、ものによっては犯罪行為となることも。

例えば暴力でしたら「暴行罪」や「傷害罪」が適用される可能性がありますし、暴言の場合は「侮辱罪」、脅迫の場合は「脅迫罪」が適用されます。

できるだけ証拠をきちんと集めておけば、あなたの主張も通りやすいでしょう。

精神的に追い込まれてしまっている場合

特別ひどい扱いを受けているわけではないけれど、人間関係が原因で心がしんどくなってしまった……というときには、早めにカウンセラーや心療内科を頼るのもおすすめです。

無理をせず、思い切って相談に行ってみましょう。

職場の人間関係は、気にしないのが一番!


ただでさえ難しい人間関係。
特に様々な価値観、立場の人間が集まる職場ではこじれてしまうことも多々あることでしょう。

そんな職場の人間関係は、必要以上に気にしないのが一番。
あくまで「仕事をする場」と割り切り、無理をしないのが重要です。

そして、世の中には星の数ほどいろいろな職場や仕事があります。
ぜひ自分を追い込みすぎず、広い目で世の中を見渡してみてください。

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mochi_kinako(ライター)
mochi_kinako

インテリア・女性向け記事を中心に執筆するライター

SE、受付事務を経てライターに。着心地の良い服と、居心地の良いお部屋が大好きです。最近は和菓子にハマっています。

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