診断書を出すことのメリット
診断書を出すことのメリットはどのようなものがあるでしょうか?
- 診断書を出すことで、毎日電話で「休みます」という連絡をしなくてよくなる。
- 会社の就業規則に沿った休暇を取得できる
- 傷病手当が受けられる
など長期で休む場合は診断書を出すことでのメリットが大きいです。
企業によっては病気のときにサポート休暇なども取れる場合があるので、1カ月以上有給扱いで休めることも。
診断書を出すことのデメリット
診断書を出すことでのデメリットはあるのでしょうか?
- 病院に必ず行く必要がある
- 診断書は実費で3,000円~6,000円かかる
- 初診ではもらえないこともあるので、通う必要がある
診断書というのは医師でないと書けませんから必ず病院に行かなければなりません。
また初診ではすぐに診断書がもらえない場合もあり、数回通って書いてもらえることも。
診断書は健康保険の適用外なので、実費のため3,000円~6,000円ほどの出費があります。
初診料や診察料なども入れるとお金がかかることがデメリットでしょう。
診断書提出はどのようなケースで言われるか
会社から「診断書を出せ」と言われるのはどのようなケースがあるのでしょうか?
ズル休みを疑われたとき
ちょこちょこ休むことが多い社員や、ズル休みを疑われた場合に診断書提出を求められる場合があります。
「〇日以上休んだ場合には診断書提出」などという規定があれば、提出しなければなりません。
ズル休みでないのなら、きちんと病院に行って診断書を出しましょう。
そして会社側に納得してもらえるように病状の説明をして理解してもらう必要があります。
ズル休みの場合には、診断書を出さないと解雇になっても文句は言えません。
実際にズル休み防止のために、会社の規定に書いてあることもあります。
ズル休みの場合、これといった症状がなければ診断書の入手は難しいかもしれません。
嘘をついて内科などに行って「胃が痛い」「頭痛がひどい」などの症状を訴えた場合は胃カメラやMRIなどの検査が必要なこともあるかもしれません。
診断書の提出が規定に無い場合は出す義務はありませんが、ズル休みを疑われた時点でその人の信用性が下がるわけですからきちんと話をする必要はあるでしょう。
傷病手当などの手続きが必要なとき
会社の社会保険に入っていると、長期間休む場合に傷病手当をもらうことができます。
手続きには医師が〇日または〇カ月は働けないと判断された「診断書」が必要になるので必ずもらいましょう。
支給額は過去1年間の月額を30日で割った2/3が1日の支給額で、期間は支給開始から最長で1年6カ月まで受けられます。
出典:HR base|傷病手当金の手続き、何から始める?書類用意と申請の流れ(外部リンク)
会社の人員の采配のために休業期間を把握したい
会社をある程度の期間休むことになったら、休んだ人の仕事を誰かがしないといけませんよね。
例えば骨折して2カ月休むのなら、会社側は2カ月間の人員をどうするか考えるためにおよそどのくらいの期間か目安を知りたいのは当然でしょう。
医師側から見てどのくらいの休養が必要か知るために、診断書の提出を求められることもあります。