リモートワークの部屋を快適にするメリット
まずは、リモートワークの部屋を快適にするメリットを紹介します。
集中しやすい環境で作業効率アップ
散らかっていたり、生活感が強かったりといった部屋では、なかなか仕事モードに切り替えられないですよね。
上司や同僚など周りの目があるオフィスとは違い、リモートワークで常に集中力を持続させるのは難しいもの。
しかし、快適な部屋づくりによって作業環境を整えることで、リモートワークでも集中力を高めることができます。
作業効率もアップするため、「仕事が終わらずについ夜遅くまで作業してしまう」ということも減らせるかもしれません。
ステイホームのストレスを軽減
居心地が良い部屋でくつろいでいると、リラックスできますよね。
リモートワークにとって快適な環境は、仕事以外の時間でも落ち着いて過ごせる空間でもあります。
ゆっくりと読書をしたり、映画を見たり。
自宅で過ごす時間が多いステイホームも、快適でおしゃれな部屋で過ごせばストレスを軽減できるでしょう。
リモートワークの部屋づくり6つのコツ
「センスに自信がないから、部屋づくりは難しそう」と感じている方も多いと思います。
しかし、いくつかのコツさえ押さえれば、誰でも簡単に快適でおしゃれな部屋づくりができますよ。
1.ワークスペースのレイアウトを決める
まず一番最初に行うのは、ワークスペースをどこにするのか決めること。
ワークスペースとは「仕事をする場所」です。
部屋の一角に小さな「仕事場」を設けるようなイメージで、デスクの場所を決めましょう。
ワークスペースをしっかりと定めることで、オンとオフの切り替えがしやすくなります。
デスクの場所は「自然光が入りやすい場所」「圧迫感が少ない場所」など、ライフスタイルや自分の好みに合わせて選びます。
オンライン会議が多い場合は、背景にも意識しましょう。
壁を背にしたレイアウトなら、会議中に部屋の生活感が映り込んでしまう心配もありません。
2.長時間座っても疲れない椅子を選ぶ
もともと部屋にあった椅子でリモートワークをしている場合、その椅子は長時間のデスクワークに適していないかもしれません。
作業中に疲労感や肩こりなどを感じる場合は、椅子を見直してみましょう。
椅子選びのポイントは、作業中に猫背にならないこと。
さらに、机との高さ調整ができるよう、高さが変えられるタイプの椅子がおすすめです。
可能であれば実際に座って試すなど、自分に合った椅子を探しましょう。
3.照明を正しく選んで疲労軽減
ワークスペースが暗いと、集中力の低下や眼精疲労の原因となってしまうことも。
明るさが足りない場合は、デスク照明を設置しましょう。
青みがかった昼光色や、太陽光に近い白色光を選ぶと集中しやすくなります。
オフの時間にリラックスしたいときの照明はオレンジ系の電球色を選ぶといいでしょう。
また、デスク照明をオンライン会議の照明として使うこともできます。
カメラ位置よりも上から、顔に光を当てると顔が明るく映ります。
下から光を当てると老けた印象になってしまうので注意。
夕方や夜のオンライン会議の際に便利です。
4.デスク上の小物入れを活用
デスク周りに物が多く、散らかっていると作業に集中できません。
そんな時はデスク上の小物入れを活用しましょう。
北欧風のフェルト素材や、ナチュラルな木目調デザインのものなどを選べば、おしゃれなインテリアにも。
仕事に必要なペンや電卓、ハンドクリームなども入れておくと便利ですよ。
5.すぐにマネできるカラーコーディネート
色には心理作用があるため、部屋のカラーコーディネートを意識することは、集中しやすい環境づくりのうえでも重要です。
インテリアの色は、
・ホワイト、ブラック、グレーなどのニュートラルなカラー
・ベージュ、アイボリー、グリーン、ブラウンなどのアースカラー
などといった刺激の少ない色を選び、色数は可能な限り抑えましょう。
たくさんの色が混在していたり、刺激的な色が多かったりという環境は気が散ってしまい、集中力も途切れがちに。
気持ちを落ち着かせる効果があると言われるブルーや、観葉植物のグリーンをアクセントとして取り入れてみるのも良いでしょう。
リモートワークの集中力を上げる3つのコツ
上司や同僚など常に周りの目があるオフィスと比べ、リモートワークでは自分一人の環境。
そのため、どうしても集中力が低下してしまいがちです。
ここでは、リモートワークでも集中力を上げるコツについて紹介します。
1.オンとオフの切り替え習慣をつくる
リモートワークでは、同じ部屋のなかに仕事を行う場所とくつろぐ場所があります。
会社の場合は出勤やオフィスの環境で自然と仕事モードになりますが、リモートワークの場合は自分自身でオンとオフの切り替えを行わなければなりません。
「朝起きたらコーヒーを淹れてパソコンを開く」「軽く化粧をして、服を着替える」など、仕事モードに切り替えるための習慣をつくり、毎朝のルーティンとして組み込みましょう。
2.正しい姿勢で作業する
リモートワーク中は正しい姿勢で作業できていますか?
無理な姿勢での作業を続けると、肩こりや腰痛の原因となってしまいます。
肩こりや腰痛がある状態では、生産性はおよそ30%低下、やる気や集中力も35%低下すると言われています。
正しい姿勢のポイントは、背筋を伸ばした状態を維持すること。
前屈姿勢になってしまうと肺が圧迫されて脳に届く酸素が減り、集中力が低下してしまうのです。
パソコンの画面は目線と同じ高さに設定し、椅子も背筋を伸ばした正しい姿勢を維持できるものを選びましょう。
3.視線の範囲に無駄なものを置かない
リモートワーク中、誰も見ていないのを良いことについついスマホを触ってしまったり、ベッドやソファーでダラダラしてしまったり……。
このような経験がある方も多いのではないでしょうか。
「自分はなんて意志が弱いんだ」と落ち込む前に、作業環境を見直しましょう。
視線に入れば、どうしても気になってしまうもの。
作業中はワークスペースや視線の範囲に無駄なものを置かないようにしましょう。
スマホは電源を切る、または機内モードに設定するのもおすすめです。
デスクのレイアウトの問題でどうしても生活感などを遮ることができない場合は、ワークスペースの配置を見直したり、簡単なパーテーションを設置したりするのも効果的です。
集中できない場合はレンタルスペースも
どうしても部屋で集中できない場合は、専用のレンタルスペースも選択肢の一つ。
最近は個室のレンタルスペースも多いため、感染対策の面でも安心感があります。
また、ホテルの客室を日帰りでデイユースできるプランも多く、曜日や時間帯によってはお得に利用することもできるでしょう。
リモートワークの背景もおしゃれに
リモートワークでは、オンライン会議の機会も増えます。
突然のオンライン会議に、慌てて部屋を片づけた、という経験がある方もいるのではないでしょうか。
会議中、モニター越しに生活感がある部屋を見られるのは恥ずかしいですよね。
リモートワークの部屋づくりでは、背景にも気を配りましょう。
おしゃれな背景は仕事だけでなく、友達や恋人とのオンライン通話でも自慢できますよ。
家具配置から意識する
ワークスペースやデスクを配置する際は、作業スペースの背面も意識しましょう。
壁を背にしたレイアウトが最も簡単です。
画面に映り込む位置の壁にイラストや植物などのインテリアを飾れば、いつでもおしゃれな背景になります。
また、窓の近くなど自然光を意識すると、会議中に部屋や顔色が明るく見えるのでおすすめです。
パーテーションやカーテンで目隠し
家具のレイアウトや間取りなどの問題で、ワークスペースの場所が限られてしまうことも多いでしょう。
その場合、パーテーションやカーテンで目隠しをするのが便利です。
折り畳みできるパーテーションや、使わない時には衣類掛けとしても使えるパーテーションカーテンなどもあります。
ライフスタイルに合ったものを探してみましょう。
オンライン会議の背景変更
オンライン会議の背景変更機能は、簡単で確実な方法と言えるでしょう。
「Zoom」と「Skype」では、単体の操作でバーチャル背景の変更が可能です。
Googleがリリースした「Google meet」では単体で背景を変更することができません。
しかし「Snap Camera」というウェブCameraに対するエフェクトアプリを併用することで、Google meetの背景が変更できます。
快適な部屋でリモートワークの効率アップ
リモートワークはオンとオフの切り替えが難しく、集中力を保ちにくい環境です。
しかし、部屋づくりによって作業環境を整えることで、リモートワークの作業効率を上げることができます。
オンの時間は仕事に集中しやすく、オフの時間はゆっくりくつろげる、そんな快適でおしゃれな部屋を目指しましょう。