転職がうまくいかない6つの理由
転職がうまくいかないときは、必ず理由があります。
ここでは、代表的な6つの理由をみていきましょう。
1.企業の求めるスキルを持っていない
応募企業から求めるスキルや能力、経験が足りていないと判断されると落とされてしまいます。
特に、書類選考で落ちている人は、企業に実力不足と判断されている可能性が高いです。
新卒採用とは異なり、中途採用では応募者のスキルや実績などが重視されます。
なぜなら中途採用では、即戦力として現場で働ける人が求められているためです。
また、企業が求めるスキルがあっても、それを応募書類や面接でうまくアピールできず落とされるケースもあります。
2.応募する企業が少ない
今の会社や仕事が合わず転職する場合、「次は失敗したくない」「今度こそ自分に合ったところに入りたい」という気持ちになるものです。
そのため慎重になりすぎて、厳しい条件を満たす限られた企業しか応募しない人がいます。
しかし、これでは数が少なすぎます。
もちろん、なかには1社の応募で決まる人もいますが、転職活動がうまくいかないのであれば、応募企業を増やして確率を上げることが大切です。
転職サイト「doda」の調査でも、転職に成功した人の平均応募社数は22.2社との結果がでています。
出典:doda|「平均応募者数」(外部リンク)
3.大手や有名企業ばかり応募している
応募社数は多くても、大手企業や有名企業ばかり選んでいる場合もなかなか決まらないでしょう。
これは、大手や有名企業は優秀なライバルが多く集まり、それだけ難易度が高まるからです。
視野を広げ、規模にかかわらず自分がしたいことが実現できる企業を探すべきでしょう。
4.自分の強みをうまくアピールできていない
自分の強みがわからずアピールできてないと、選考は通過しにくくなります。
たとえば営業の経歴をアピールする際に、「〇〇を担当し、これまで多くの実績を上げました」と伝えても、具体性に欠けるため採用担当者にはあまり刺さらないでしょう。
これを、「3カ月連続でエリア内トップの成績を上げ、社内賞を受賞しました」とすれば、よい印象を与えられます。
アピールしたい強みや実績は、具体的なエピソードや数を添えてしっかり伝わるようにすることが大切です。
5.面接のマナーに問題がある
面接では「社会人として一般的なマナーは身についているか」、という観点も評価の基準になります。
そのため、身だしなみをきちんと整え、清潔感のある格好を意識しましょう。
髪が長ければきちんとまとめ、化粧は派手にならないように注意が必要です。
名前を呼ばれて入室するときは、ドアを軽くノックし、返事があったら入ります。
このとき「失礼します」と一言断りを入れるのも忘れてはいけません。
入室したら静かにドアを閉め、面接官のほうを向いて明るくハキハキと挨拶をします。
椅子に座るのは、面接官が「どうぞ」と言ってからです。
また、質問は最後まできちんと聞いてから、落ち着いて答えるよう意識しましょう。
話が盛り上がったとしても、なれなれしい口調になるのはNGです。
社会人として、正しい敬語で話すようにしましょう。
基本的なことばかりですが、意外とできていない人がいます。
自分では気づきにくい点ですので注意しましょう。
6.転職理由がネガティブであいまい
転職理由が原因で、面接がうまくいかないこともあります。
たとえば、「残業が多く嫌だった」「人間関係が最悪だった」というネガティブな理由を、そのまま伝えてはいけません。
なぜなら、「うちも繁忙期は残業が多くなるから、採用しても長続きしないかも」「少し嫌なことがあるとすぐ辞めそうだ」などと思われる可能性があるためです。
また、「なんとなく今の環境があってない気がして」などあいまいな理由も良くありません。
面接担当者から、「採用しても合わないといってすぐ退職しそう」と思われかねません。