2021.10.12

転職がうまくいかない5つの原因と成功するための対策を解説!

転職活動がうまくいかないのには理由があります。自分が上手くいかない理由を知り、適切な対策をすることが必要です。ここでは、転職がうまくいかない原因と対策をそれぞれ詳しく解説します。

転職がうまくいかない6つの理由


転職がうまくいかないときは、必ず理由があります。
ここでは、代表的な6つの理由をみていきましょう。

1.企業の求めるスキルを持っていない

応募企業から求めるスキルや能力、経験が足りていないと判断されると落とされてしまいます。
特に、書類選考で落ちている人は、企業に実力不足と判断されている可能性が高いです。

新卒採用とは異なり、中途採用では応募者のスキルや実績などが重視されます。
なぜなら中途採用では、即戦力として現場で働ける人が求められているためです。

また、企業が求めるスキルがあっても、それを応募書類や面接でうまくアピールできず落とされるケースもあります。

2.応募する企業が少ない

今の会社や仕事が合わず転職する場合、「次は失敗したくない」「今度こそ自分に合ったところに入りたい」という気持ちになるものです。

そのため慎重になりすぎて、厳しい条件を満たす限られた企業しか応募しない人がいます。
しかし、これでは数が少なすぎます。

もちろん、なかには1社の応募で決まる人もいますが、転職活動がうまくいかないのであれば、応募企業を増やして確率を上げることが大切です。

転職サイト「doda」の調査でも、転職に成功した人の平均応募社数は22.2社との結果がでています。

出典:doda|「平均応募者数」(外部リンク)

3.大手や有名企業ばかり応募している

応募社数は多くても、大手企業や有名企業ばかり選んでいる場合もなかなか決まらないでしょう。
これは、大手や有名企業は優秀なライバルが多く集まり、それだけ難易度が高まるからです。

視野を広げ、規模にかかわらず自分がしたいことが実現できる企業を探すべきでしょう。

4.自分の強みをうまくアピールできていない

自分の強みがわからずアピールできてないと、選考は通過しにくくなります。
たとえば営業の経歴をアピールする際に、「〇〇を担当し、これまで多くの実績を上げました」と伝えても、具体性に欠けるため採用担当者にはあまり刺さらないでしょう。

これを、「3カ月連続でエリア内トップの成績を上げ、社内賞を受賞しました」とすれば、よい印象を与えられます。
アピールしたい強みや実績は、具体的なエピソードや数を添えてしっかり伝わるようにすることが大切です。

5.面接のマナーに問題がある

面接では「社会人として一般的なマナーは身についているか」、という観点も評価の基準になります。
そのため、身だしなみをきちんと整え、清潔感のある格好を意識しましょう。

髪が長ければきちんとまとめ、化粧は派手にならないように注意が必要です。
名前を呼ばれて入室するときは、ドアを軽くノックし、返事があったら入ります。

このとき「失礼します」と一言断りを入れるのも忘れてはいけません。
入室したら静かにドアを閉め、面接官のほうを向いて明るくハキハキと挨拶をします。

椅子に座るのは、面接官が「どうぞ」と言ってからです。
また、質問は最後まできちんと聞いてから、落ち着いて答えるよう意識しましょう。

話が盛り上がったとしても、なれなれしい口調になるのはNGです。
社会人として、正しい敬語で話すようにしましょう。

基本的なことばかりですが、意外とできていない人がいます。
自分では気づきにくい点ですので注意しましょう。

6.転職理由がネガティブであいまい

転職理由が原因で、面接がうまくいかないこともあります。
たとえば、「残業が多く嫌だった」「人間関係が最悪だった」というネガティブな理由を、そのまま伝えてはいけません。

なぜなら、「うちも繁忙期は残業が多くなるから、採用しても長続きしないかも」「少し嫌なことがあるとすぐ辞めそうだ」などと思われる可能性があるためです。

また、「なんとなく今の環境があってない気がして」などあいまいな理由も良くありません。
面接担当者から、「採用しても合わないといってすぐ退職しそう」と思われかねません。

転職がうまくいかないときの対処法4つ


転職活動がなかなかうまくいかないときの、対処法を4つ紹介します。

1.自己分析をやり直す

まずは転職活動の基本である、自己分析のやり直しをしましょう。
自己分析をすると、以下のようなことが見えてきます。

  • 自分自身の強みや弱み、価値観、特性などが理解でき、うまくアピールできるようになる
  • 自分に合った仕事、適性のある職業がわかり、適切な職場選びができる

内定を得るためには、自分にはどのような強みがあり、どう企業に貢献できるかを企業にうまく伝えることが不可欠です。

丁寧な自己分析を通して自分自身の特性を把握することで、面接時に自信を持って話せるようになります。
また、自己分析によって過去の自分の行動を客観的に見つめ直すことで、「どうして私は転職したいのか」「どのような環境でどういった仕事をするべきか」なども見えてくるでしょう。

2.丁寧に企業研究をする

転職活動では、企業研究も欠かせません。これには以下のような理由があります。

  • 企業が求める人材像を知り効果的にアピールするため
  • 志望度の高さ、熱意を伝えるため
  • ミスマッチを防ぐため

企業にはそれぞれ求める人材像があります。
これを知らないまま面接に臨むと、ズレたアピールをしてしまうかもしれません。

たとえば、志望企業は「チームで協力し合って結果を出せる人」を求めていたとしましょう。
そこで「個人プレーが得意です」とアピールして、個人でがんばった成果を披露しても、好評価にはつながりません。

企業研究をして求める人物像をつかみ、それに合ったアピールをすることが必要なのです。
また、企業の特徴や独自性を知ったうえで「だからこそ御社に入社したい」と説明できれば、志望動機に説得力を持たせられるでしょう。

3.応募企業を増やす

慎重になりすぎて応募する企業の数を絞っている人は、単純に応募先を増やすことも大切です。
視野を広げ、自分がしたいことができる企業を幅広く探しましょう。

ほかの業界に目を向けてみるのもおすすめです。

4.面接の練習をする

面接で緊張して、うまく話せなくなる人は練習しましょう。
練習を重ねて慣れてくれば、本番でも緊張が和らぎます。

家族や親しい友人に頼んで面接官になってもらうほか、ハローワークで実施している面接練習を利用するのも良いでしょう。

転職エージェントでも面接練習を行っているので、相談してみるのもおすすめです。
受け答えの内容やマナーに関して第三者の視点から意見がもらえるので、参考になります。

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転職がうまくいかなくてつらいときは


転職活動がうまくいかないのはつらいものです。
ゴールがわからないので焦りがでるうえ、落とされると自分を否定された気持ちになることもあるでしょう。

どうしてもうまくいかず、つらいと感じるときはどうすべきかについて解説します。

いったん休む

うつになりそうなほどつらいときは、思い切って転職活動をいったんお休みするのも1つの方法です。
焦って転職活動をしても良い結果は生まれません。

そこで、いったん転職活動のことは忘れ、趣味に没頭する、友達とおしゃべりする、スポーツするなど自分なりの方法で気持ちをリフレッシュさせると良いでしょう。

心身の疲れが癒せれば、気分を切り替えて転職活動を進められるようになります。

身近な人に相談する

自己分析はしてみたものの、客観的に自身を分析できているかどうか判断するのは難しいですよね。
そこで、自分のことをよく知る身近な人に相談するのもおすすめです。

「自分はどういった仕事に向いてそうか」「私にはどんな長所があるか」など率直に聞いてみましょう。
自分では思いつかなかった意外な意見がもらえることもあり、参考になるでしょう。

また、人に相談することで、自分の気持ちも整理できます。

転職支援サービスも利用する

自分ひとりで活動して行き詰っているときは、転職エージェントなどの民間の転職支援サービスを活用するのも良い方法です。

多くの求職者を支援してきた実績があり、内定が決まるまでサポートしてくれるため心強いでしょう。
とはいえ、転職エージェントによって質にバラつきがあり、アドバイザーのいうことが常に正しいわけでもないので、注意が必要です。

アドバイスは参考にしつつ、自分自身でよく考えて行動するようにしましょう。

うまくいかない理由を把握し転職活動を成功させよう


転職活動がなかなかうまくいかないと、自信をなくしたりつらくなったりしがちです。
とはいえ、そもそも転職活動はそんなにスムーズにはいかないもの。

落ち込むことはありません。
まずは「何が悪かったのか」を考え、対策することが大切です。

自己分析と企業研究を丁寧に行い、面接の練習もすると良いでしょう。
また、周囲の人に相談したり、転職エージェントなどを活用したりするのも有効です。

うまくいかない時期を乗り切り、理想の職場への内定を勝ち取りましょう。

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百日紅(ライター)
百日紅

正社員、派遣社員経験を経て、現在はWebライターで活動中です。読者が「読んで良かったな」と思える情報を提供できるよう心がけ、日々執筆しています。

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