口が小さい人の基準とは？
一般的に、日本人女性の平均的な口のサイズは、横幅が約4.5cm・縦幅が約1.9cmだといわれています。
そのため、上記サイズよりも大幅に小さい場合「口が小さい人」だといえるでしょう。
ただし、口の大きさは年齢によっても平均サイズが変わり、上記のサイズは18～34歳の女性のサイズです。
年齢を重ねると少しずつ口元にたるみが加わり、横幅は大きくなる一方で、縦幅は小さくなっていきます。
口が小さい原因
口が小さい人なら一度は「どうして自分の口は小さいんだろう…」と思ったことがあるはず。
ここからは、口が小さい原因を解説します。
生まれつきや遺伝
人間の体は備わっているパーツは同じでも、1人1人少しずつ形や大きさが違います。
生まれつき目が大きな人や耳が小さな人がいるように、生まれたときから口が小さい人もいるのです。
また、両親のどちらかが口が小さい場合は、その特徴を受け継いで小さな口の子どもが生まれることもあるでしょう。
顎が小さい
日本人は、世界の国の人と比べても顎が小さい人が多い傾向にあります。
現代の日本は柔らかい食べ物が多いため顎を使ってしっかり噛む習慣が減りつつあり、昔に比べて顎が小さい人が増えているのです。
キュッと小さな顎は女の子らしく、かわいい印象を受けますよね。
しかし、顎が小さいと口内の歯がうまく収まりきらず、歯並びが悪くなることがあります。
そして、歯並びが乱れると歯を覆っている口元の印象も変わり、口が小さく見えてしまうことがあるのです。
顎関節症
顎関節症とは、顎の関節に負担をかけることで、口がスムーズに開かなかったり、音や痛みが生じたりする症状のことです。
顎関節症の人は口の開閉に苦痛を伴うことが多いため、口を大きく開けなくなり、それが癖付いてしまって口が小さく見えることがあります。
「顎関節症かもしれない」と思ったら、早めに歯科を受診しましょう。
適切な治療をするだけで口が大きく開くようになり、口が小さい悩みから開放されることがありますよ。
小さく見えるだけの場合も
中には、サイズとしては平均的なのに、口が小さく見えてしまうケースもあります。
特に、しょっちゅう下を向いてスマホを見ている人は、口元がたるみやすく口角が下がり気味になるので口が小さく見えやすいです。
この他、口呼吸をする人も、口元の筋肉がゆるんで口が小さく見えがち。
姿勢や呼吸を整えたり表情筋を鍛えて口角を上げたりするだけで、口が小さく見えなくなり顔の印象が大きく変わることがあるので、ぜひやってみてくださいね。
口が小さい人の特徴
ここからは、口が小さい人によく見られる特徴をお伝えしましょう。
口が小さい人ならきっと「あるある！」と思えるはずです。
笑顔が伝わりにくい
口が小さい人は口角が上がりにくく、たとえ上がったとしても少ししか上がらないため、笑っていることが伝わりにくいという特徴があります。
また、口の横幅が小さい人は、笑うときに口を横ではなく縦に開いて笑うことがあり、こちらも笑顔が伝わりにくい一因です。
本人的にはにこやかに笑っているつもりでも、周囲の人からは「無表情だ」「楽しくなさそう」と誤解されることがあり、何だか少しやるせないですよね。
男性からモテる
口が小さい人は、実は男性ウケがよくモテる傾向にあります。
もちろん「口が大きい女性が好み」という男性もいますが、世の中には「口が小さい女性が好き」という男性もたくさんいるのです。
ちょこんと小ぶりな口元は、ふっくらとした頬やきれいな瞳を際立たせ、女性らしさがより強調されます。
また、口が小さい女性は小動物のようなかわいらしさがあり、話したり笑ったりする姿も控えめに見えるため、男性は思わずキュンとするのでしょう。
食事や歯医者が大変
口が小さい人は、食事をしたり歯医者で施術を受けたりするときに、困ることがあります。
たとえば、口いっぱいご飯を頬張りたくても、入口である口が小さいため、一度に多くの食べ物を運ぶことはできません。
さらに歯医者では、施術中に何度も「口を大きく開けてください」と注意されることも！
口が小さい人は、歯科施術中に何度も先生の手や治療器具が口元に当たって、つらい思いをしたことがある人も多いはずです。
消極的・不機嫌そうに見られがち
周囲の人から「消極的」「いつも不機嫌そう」など、マイナスイメージを持たれやすいことも、口が小さい人の特徴です。
口が小さい人は基本的にいつも口角が下がっているので、覇気がないように見え誤解されることがあります。
しかし、口のサイズは変えられなくても、表情筋を鍛えれば口角が上がりやすくなるので、悪い印象を持たれにくくなるはずです。
表情筋を鍛える方法は、この記事後半で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
美人の評価は別れる
口が小さい人は「ブサイク」とも「かわいい」ともいわれ、他人の評価が大きく別れる顔立ちです。
しかしそもそも、美しさはサイズ感よりも全体とのバランスが重視されるので、口の小ささがかわいい・ブサイクという評価に直結するわけではありません。
口が小さくてもかわいくなれるので、自分磨きを怠らず努力しましょう。
また、他人の評価なんて結局は「ただの個人の感想」であるため、気にしすぎないことも大切です。
男女別！口が小さい人の性格や気質
人の内面は、顔立ちにも表れるもの。
もちろん全ての人に当てはまるわけではありませんが、ここでは口が小さい人に見られやすい性格や気質を、男女別にお伝えします。
口が小さい男性の性格や気質
柔軟な考え方ができる
口が小さい男性は、固定概念にとらわれず、柔軟に物事を考えられる傾向にあります。
「こうでなくてはいけない」という思い込みが少ないので発想力も高く、ひらめきに優れているでしょう。
口が小さい男性はグイグイと女性を引っ張るタイプではありませんが、ユーモアあふれる言動で笑わせてくれることが多く、一緒にいると楽しい存在。
感情の起伏も穏やかな人が多いので、そばにいると落ち着けるはずです。
事実、口が小さい男性は唯一無二の存在感で、女性からモテている人もたくさんいます。
物欲があまりない
堅実で物欲が少なく、無駄遣いをほとんどしないのも、口が小さい男性に多い性格です。
口が小さい男性は芯が強いので、周囲の空気に流されてお金を使うということがほとんどありません。
しっかり者でもあるため、勢いに任せた衝動買いもしないでしょう。
何か欲しいものがあるときは、真面目で計画性があるところを生かして、コツコツとお金を貯めます。
ただし、口が小さい男性は世話好きな人が多いため、困っている人がいるとついお金を使ってしまうことも…。
恋愛では奥手
口が小さい男性は、好きという気持ちだけで突っ走れる情熱家ではなく、どんなときも自分を律して冷静を保とうとします。
そのため、恋愛では奥手な言動が目立ち、うまく関係を進展させられないことも少なくありません。
口が小さい男性は客観的視点を持ち空気が読める反面、相手に気を使いすぎてしまい一線引いた付き合い方をするのです。
しかし「相手から本当に愛されている」と信じられれば、思いきった愛情表現を見せることもあるので、口が小さい男性とカップルになる際は慎重に愛を深めていきましょう。
口が小さい女性の性格や気質
控えめで気配り上手
口が小さい女性は、控えめで大人しい性格をしていることが多いです。
ただし、控えめな性格ではあるものの、実は正義感が強いので、間違った行動に対してはしっかりと自分の考えを述べることができます。
おっとりしつつも周囲のことはよく見えており、さらには非常に気が利くため、多くの人から頼りにされるでしょう。
人の先頭に立って引っ張っていくというよりかは、人をサポートする側にまわったほうが、持っている能力を思いきり発揮できるはずです。
ミステリアスな魅力がある
口が小さい女性は基本的にいつも冷静で、口数も少なめです。
また、口が小さいため感情が読み取れず、周囲の人からミステリアスだと思われることがよくあります。
しかし話してみると意外と気さくなので、男女ともにそのギャップに惹かれる人が多いでしょう。
ミステリアスな女性はひっそりとしつつも存在感があり、周囲の興味を引く魅力があります。
口が小さい人はモテる傾向にありますが、ミステリアスなオーラを放っていることも理由の1つかもしれませんね。
1人の時間を大切にする
口が小さい女性は単独行動が得意で、1人の時間を大切にする人が多いです。
空気を読んだり気配りしたりする能力に長けている口が小さい女性は、誰かとずっと一緒にいると気疲れしてしまうことがあります。
したがって、定期的に1人きりの時間を取り、思いきりリフレッシュするのです。
また、程よく人と距離を取ることで対人関係が円滑になるので、口が小さい女性は良好な人間関係を長くキープできる傾向にあります。
小さな口を大きくしたい！コンプレックス解消法
口が小さい人の中には、口元にコンプレックスを持ち「大きくしたい」と思っている人も多いはずです。
ここからは、そんなコンプレックスを解消する4つの方法を紹介します。
エクササイズする
口周りの筋肉が衰えると口角が下がり、口が小さく見えてしまうことがあります。
表情筋を鍛えてフェイスラインを引き締めることで、口を大きく見せる効果が期待できますよ！
口角を上げるエクササイズはさまざまなやり方がありますが、簡単でオススメなのが割り箸を使った方法。
横向きにした割り箸を軽く歯でくわえ、笑うように口角を引き上げます。
口角が割り箸よりも上にきたら、そのまま30秒間キープ！
これを1日3セットすれば少しずつ表情筋が鍛えられ、口が小さいコンプレックスを解消できる可能性があります。
テレビを見ながらでもできるエクササイズなので、ぜひ試してみてくださいね。
マッサージする
口が小さい人は口角が上がりにくく、表情筋が運動不足になっていることも。
そこで、簡単なマッサージで顔の筋肉をほぐしてあげることが大切です。
舌で口内を探ってみると、口角の少し上あたりに軽く膨らんだ「モダイオラス」と呼ばれる部位がありませんか？
モダイオラスは表情筋が集まるポイントであるため、ここを柔らかくほぐしてあげることで口角の下がりやたるみを予防できます。
モダイオラスをマッサージする際は、口の内側から舌を当て、下から上に向かって10回ほど押し上げましょう。
左右両方行うことでバランスよく表情筋がほぐれ、口元が動きやすくなるはずです。
メイクを工夫する
口が小さい人は、リップメイクのテクニックを磨いて口を大きく見せてもいいでしょう。
たとえば、自分の唇よりも少しだけ大きくリップラインを引く「オーバーリップ」は、簡単に口を大きく見せられる定番テクニックです。
また、近年流行りの「グラデーションリップ」も、口が小さい人にオススメのメイク方法。
グラデーションリップは唇の外側に向かって色が淡くなるため、口の輪郭が目立ちにくくなり小ささをカモフラージュしてくれます。
自分に合ったリップメイクを見つけて、上手にコンプレックスを解消しましょう。
口が小さいのは1つの個性
口が小さい人は、不機嫌そうに見られたり食事のシーンで不便を感じたりと、困った特徴があることも事実です。
ですが口が小さいのは1つの個性であり、口が小さい人と大きい人、それぞれに魅力があります。
マッサージやメイクで口を大きく見せることも可能なので、口が小さいことにコンプレックスを抱いている人はぜひ試してみてくださいね！
