2021.11.30

本当に優しい人はなぜ強い?特徴と優しい人になるための4つのポイント

本当に優しい人は強い人だと感じた経験はありませんか?優しい人こそ辛いことを乗り越えた経験が。本当の優しさを持つ人の特徴を、人間関係、性格、雰囲気の面からご紹介。また、優しい人になるためのポイントから、見かけだけ優しい上辺だけ優しい人の特徴まで、徹底解剖します!

本当に優しい人は「強い」と言われる理由


本当に優しい人の強さの理由は思いやりがあること。
つまり、相手を思いやる気持ちが強い人が“本当に優しい人”です。

思いやる気持ちが強い人ほど、相手に優しくも厳しくも接することができます。
自分がどう思われるかは二の次。

あなたが「この人は本当に優しい人だな」と思う瞬間を思い浮かべてみてください。
それは、その人が誰かのために手を差し伸べた瞬間ではないでしょうか?

  • 誰かに見られているから
  • 誰かによく思われたいから

このように思って行動する人は、本当に優しい人とはいえません。
計算や打算での優しさは、本当の優しさとは言えないのです。

本当に優しい人は、誰かに何を言われようとも、相手を思いやって行動できる人。

あなたの近くにも“本当に優しい人”はいませんか?
もし近くにいれば、ぜひその人を思い浮かべて読み進めてみてくださいね。

本当に優しい人が強いのは過去と関係がある


本当に優しい人は、計算でなく、本心から相手を思いやる気持ちが強い人です。
優しい人の思いやりの気持ちが強い理由は、その人の過去と関係があります。

考えられる理由は次の3つです。

過去に辛い経験をしている

本当に優しい人ほど、過去に辛い経験をしている場合があります。

  • 過去に嫌がらせを受けた
  • 嫌がらせを受ける人を間近で見た

このような出来事で過去に傷ついた経験から、決して自ら誰かを傷つけようとしません。
人の痛みを知ったことで、相手を思いやる気持ちが強く育ったといえます。

過去に人間関係で失敗している

本当に優しい人は、常に明るく友人も多いイメージでしょう。
しかし、実は人間関係で失敗した過去を持ち合わせていることもあります。

  • 自分の発言や言動で誰かを傷つけた
  • うまくいっていた関係が突然崩れた

人間関係で失敗した経験があるからこそ、相手の気持ちを想像して行動しようとします。
自分の言動で誰かを傷つける可能性があると知っているからこそ、相手を思いやる気持ちが強いのです。

人の悲しみを知っている

本当に優しい人はこれまでの経験から、価値観が異なる人がいることを理解しています。
人と自分の価値観の違いを体感した経験があるからでしょう。

そのため、相手が自分にはない価値観を持っていても、すんなり受け入れます。
自分にはない価値観も受け入れられるため、相手に寄り添った気遣いが自然とできるのです。

本当に優しい人がもつ人間関係の7つの特徴


本当に優しい人は、思いやりを持っていること以外にも、さまざまな特徴を持っています。
まずは、本当に優しい人がもつ人間関係の特徴を7つご紹介。

近くの優しい人に当てはまる特徴がないか、チェックしてみてください。

人との距離感が上手

「優しくて素敵だな」と思う人ほど、他人との距離感が上手ではないでしょうか。
距離感を詰めすぎず、離れすぎず、絶妙な距離感を保てる人は本当に優しい人です。

なぜなら、相手を不快にさせる距離感を知っているから。
相手の気持ちを考えず、距離感をつめる人は本当に優しい人とはいえません。

  • 人が嫌がることはしない
  • 相手が不快に思うことはしない

このようなことを意識して行動できる人こそ、本当に優しい人だといえるでしょう。

見返りを求めない

本当に優しい人は、見返りを求めません。
どのようなことであっても、自分のためではなく相手のために動ける人です。

打算的に人が人に優しくする心理としては、次の3つが挙げられます。

  • 嫌われたくない
  • 罪悪感を埋めたい
  • 自分の思うままにしたい

これらはすべて「自分が得すること」を望んでいますよね。

しかし、本当に優しい人は打算的な優しさはありません。
相手に見返りを求めず、自然と優しさを出せる人こそ本当に優しい人だといえます。

気配りや気遣いが自然


本当に優しい人は、自然と気配りや気遣いができます。
重要なのは、気遣いや気配りが計算ではないこと。

誰かによく思われようとする気遣いは、本当の優しさとはいえません。
目立った気遣いでなく、さりげなく自然に気遣いができる人ほど本当に優しい人でしょう。

相手の気持ちを察する

本当に優しい人は、相手も気持ちに敏感。
過去に自分自身や周りの人が辛い経験や悲しんだ経験があるからでしょう。

思いやりが強いため、相手の気持ちを察して行動します。
人の弱みにつけ込まず、そっと相手に寄り添った行動ができる人が本当に優しい人です。

自慢しない

計算や打算的に人に優しくする人とは違い、本当の優しさは自然と溢れ出るもの。
本当に優しい人からは「私はこんなことをしてあげたのに」という発言は出てこないはずです。

つまり、本当に優しい人は自分のやったことを誰かに自慢しない人。
損得で人との関わりを持たないのが、本当に優しい人の特徴です。

誰でも平等に接する


本当に優しい人は、どんな相手にも平等に接する強さを持っています。
人はみんな平等であるという考えをもち、差別的な発言や行動も嫌うでしょう。

誰かの悪口や愚痴が始まると、優しい人はさりげなく輪から離れていきませんか?
意図的に仲間外れにされた人を見ると無視できないのが優しい人。

それは、人の痛みを知っているからこそでしょう。

厳しいことを言える

本当に優しい人は、相手のことを思って厳しい意見も言える人です。
自分が相手からどう思われるかではなく、相手のことを思って行動します。

自分に酔ってお説教をしたり、他人が傷つく言葉を投げつけたりするのは、本当に優しい人ではありません。
本当に優しい人は、相手のことを考えて厳しい言葉を投げられる人です。

本当に優しい人の性格の8つの特徴


本当に優しい人は、性格にも特徴があります。
しっかりと人のことを思いやれる人に見られる8つの性格的な特徴を見ていきましょう。

想像力がある

本当に優しい人は、豊かな想像力を持ちます。

  • 相手がどう思うか
  • 傷つかないか

このように事前に想像したうえで、行動するからです。
想像力豊かな人ほど、相手の気持ちに寄り添った行動ができるでしょう。

自分をよく知っている

自分の長所も短所を分かっている人ほど、人に優しくできます。
なぜなら、完璧な人はいないと理解できているからです。

自分をよく知っている人は、相手の欠点も受け入れる余裕がある人。
たとえミスをしたとしても「自分も間違えることはあるから」と、一緒になって対策を考えてくれるでしょう。

ものを大切に扱う


優しい人は人だけでなく、物に対しても優しく対応します。
普段使うパソコンや筆記用具、植物や食べ物に対しても雑に扱うことはありません。

  • 物は決して投げない
  • 笑顔で植物に水やりをする
  • デスクの上がいつも整っている

本当に優しい人はこのような特徴を持っています。
ポイっとデスクにノートを投げ置く人は上辺だけの人かもしれません。

気持ちの切り替えが早い

気持ちの切り替えが早いのも本当に優しい人の特徴。
いつまでも失敗やイライラした気持ちを引きずることはありません。

これは自己管理がしっかりできているからこそ。
優しい人は自分で自分の気持ちをコントロールするスキルを持っています。

昔のことをいつまでも根に持っている人は、本当に優しい人ではない可能性があるでしょう。

感謝の気持ちを常に持っている

本当に優しい人は感謝の気持ちを忘れません。
人に何かをしてもらって「当たり前」とは思わず、小さなことでも感謝の気持ちを常に持っています。

他の人が「ダメな人だ」と陰口を言っている人であっても、その人のしてくれたことに感謝しているため仲間外れにはしません。

また、どれだけ小さなことであっても感謝してくれる人を嫌う人は少ないでしょう。
だからこそ、優しい人の周りには人が集まるのです。

陰口には参加しない


本当に優しい人は、自分にも至らない点があることをきちんと理解。
自分の得意・不得意もわかっているので、完璧にできていない可能性をわかっています。

だからこそ、人の悪い点にだけ目を向けて悪口や愚痴をこぼすことはありません。
自分にもダメな部分があることを知っているからこその対応。

周りが陰口を話す雰囲気になったら、さりげなくその場を去るのが本当に優しい人の特徴です。

理由も聞かずに否定しない

本当に優しい人は相手の気持ちを確認せずに否定することはありません。
人それぞれ考え方や価値観は違うことを理解しているためです。

もし、自分と違う考え方を提示されても、理由を聞かずに否定することはないでしょう。
むしろ「自分と違う考えを知ることができた」と感謝の気持ちを持つほど。

自分と違うからと頭ごなしに否定してくる人は、本当に優しい人とは言えません。

聞き上手

聞き上手な人が多いのも、本当に優しい人の特徴です。
優しい人は価値観の違いがあることを知っているため、自分と違う考え方を知ることが苦痛ではありません。

また、相手がどのような気持ちで話しているのかを気遣える人でもあるため、親身に耳を傾けます。
気がつくと周りに「聞いてくださいよ〜」と人が集まるのは、本当に優しい人だからこその現象です。

本当に優しい人がまとう雰囲気の特徴


本当に優しい人は雰囲気からわかることもあります。
ここでは、優しい人がまとう雰囲気の特徴を3つご紹介しましょう。

笑顔が多い

優しい人は笑顔でいることが多い傾向にあります。
怒った顔や悲しい顔、疲れた顔をしていると、相手が気をつかってしまうことがわかっているためです。

いつもニコニコしているため、話しかけやすく、何かを頼むのも緊張がありません。
自分の感情を制御する方法を知っているからこその特徴です。

忙しい時でも受け入れるオーラがある

本当に優しい人は、どのような時でも人を拒むことはありません。
たとえ自分が忙しいタイミングであっても、ピリピリしたオーラは出さず、話しかけやすい雰囲気をまとっていることもあるほど。

忙しい時期はミスをすると報告しにくいこともあります。
しかし、本当に優しい人はミスしたことを咎めるよりも先に、解決できるように協力してくれるでしょう。

むしろ、「早めに言ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えられるかもしれません。

穏やかな空気が流れている

本当に優しい人はなんでも受け入れる器の広さがあります。
そのため、周りには穏やかな空気が流れていることが多いでしょう。

ふんわりした雰囲気でありながら、やるべきところはしっかりとやるので人望も厚いです。
癒しを求めて人が集まることもあるでしょう。

騙されないで!うわべだけの“優しい人”の特徴


優しい人の周りには人が集まることが多いです。
そのため、優しい人を演じることで人を集めようとする人もいます。

本当に優しい人と違って、口だけの“ニセ優しい人”。
このような上辺だけ優しい人はいくつかのポイントで見極められます。

人によって態度が変わる

たとえば、上司にだけ「手伝えることはありますか?」と気を使っていたり、男性社員にだけ笑顔を向けたりといった人は、偽物の優しい人の可能性が高いです。

本当に優しい人は全員に優しさを与えてくれます。
特定の誰かだけに優しさを向けているのは、優しい人の特徴からは外れます。

口だけで本当に動いてはくれない

何かを相談した時、本当に優しい人であれば一緒に行動してくれることが多いです。
たとえば、書類を作るためのデータ集めを一緒にやってくれたり、上司に意見するときに一緒に立ち会ってくれたり。

一方で、「応援してるね」や「きっとできるよ」などと、口では応援する素振りを見せていながら、決して実際に動いてくれない人は上辺だけの優しい人でしょう。

どんなことにも怒らない

どのようなことにも怒らない人は、一見すると優しい人のように感じるかもしれません。
しかし、本当に優しい人は、怒るべき場面ではきちんと怒ります。

もちろん、自分の機嫌が悪かったり、嫌いな相手だったりするから怒るのではありません。
相手の成長のためには注意することが必要だと判断するためです。

何をしても怒らない人は優しいわけではなく、嫌われたくなかったり、怒るのがめんどくさいと考えたりしているだけの偽物でしょう。

本当に優しい人になるためには?4つのポイント


本当に優しい人は、どんな相手にも優しくそして強く、見ていて気持ちがいいでしょう。
あなたも「あんな風になりたい」と思ったことはありませんか?

ここでは、本当に優しい人になるために意識すべきポイントを4つまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね!

1.想像力を持つ

思いやりの優しさは、相手の気持ちに寄り添うからこそ生まれるもの。
まずは、相手の気持ちを想像するクセをつけましょう。

  • この言い方で相手ははどう思うか
  • この行動は誰かを傷つけないか

実際に動き出す前に、まず自分の心で自問自答しましょう。
相手のことを考えられる想像力がつくと、人の気持ちに寄り添えるようになりますよ。

2.価値観の違いを理解する

本当に優しい人は「自分は自分、他人は他人」と区別して考えています。
つまり、価値観の違いがあることを理解しているのです。

価値観の違いがあることを知っていると「自分はよくても相手は嫌かもしれない」と、相手のことを思う気持ちが生まれます。
これこそ「思いやり」です。

価値観の違いを理解することは、相手を思いやることへ繋がるのです。

3.シンプルに相手を思いやる

一番大切なのは、シンプルに相手を思いやる気持ちです。
もちろん、すべてを受け入れる必要はありません。

相手のやることをすべて受け入れることが優しさではないためです。
正しいことは正しい、悪いことは悪いと言える強さを持ちましょう。

4.自分にも優しくなろう

本当に優しい人になりたいと思うなら、まずは自分に優しくすることも大切です。
「自分のダメな部分は誰かに助けてもらっている」と思えると、相手の欠点にも優しくなれるはず。

完璧な人はこの世にいません。
だからこそ、まずは自分に優しくして、自分の心に余裕を持ちましょう。

余裕が生まれると相手にも優しくできるはずです。

あなたも本当に優しい人目指そう!


本当に強い人はどんな人か、どんな特徴があるのかを紹介しました。
あなた自身も本当に優しい人になるには、次の4つを意識してみてください!

  • 想像力をもつ
  • 価値観の違いを理解する
  • 相手を思いやる
  • 自分に優しくなる

本当に優しい人になれるかどうかは、自分で決められることではありません。
本当に優しい人は、計算でなく相手を思いやる気持ちが強い人。

ぜひ、あなたなりの道のりで本当に優しい人を目指してくださいね!

この記事をシェア

Twitter
Facebook
はせがわみき(ライター)
はせがわみき

自分らしく働く大切さを伝えたい!複業WEBライター

働く女性を全力で応援するWEBライター。ブライダル業界に5年勤務。20代前半に激務のこなした経験から、女性がもっと輝けるための「働き方」「ライフスタイル」の提案が得意。現在は、対人接客の経験を生かし「行動心理学」「心理カウンセラー」の資格勉強中。サウナとドラマが大好物。サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を所持。

このライターの記事を見る