彼氏を振りたいと思う原因
まずは彼氏を振りたいと思う原因を整理してみましょう。
例として、別れたいと思う代表的な瞬間をいくつか挙げるので、自分の本心を見つけるヒントにしてくださいね。
気持ちに変化があった
自分の気持ちが彼氏から離れてしまった、または彼氏の気持ちが自分から離れている気がする…このようにお互いの気持ちに変化が起こることは、恋愛において珍しい話ではありません。
交際はどちらか一方だけが好きで成立するものではないので、2人の気持ちに差があると感じたとき「別れ」というキーワードがよぎるのは当然です。
気持ちが離れてしまうと一緒にいても楽しくなくなり、彼氏といる時間が苦痛になってしまうため交際を続けるのは難しいでしょう。
マンネリ化してつまらなくなった
付き合いが長くなるにつれ「彼氏はきっとこう言うだろう」「彼氏はこれが好きだろう」と簡単に予測が立てられるようになり、つまらなく感じてしまうこともあります。
このように関係がマンネリ化してしまうと一緒にいても刺激がないため楽しいと感じられず、次第にデートの回数や会話そのものも減少してしまうでしょう。
連絡を取ったり会ったりするのが面倒になってきた人は、もしかするとマンネリ状態に嫌気が差しているのかもしれません。
ケンカがこじれるようになってきた
たとえケンカが多くても、すぐに仲直りできているうちはあまり問題ありません。
お互いの本音をぶつけ合えるケンカは、時に2人の仲を深めてくれるものでもあります。
しかし、ケンカが長引いたり、うまく仲直りできないまま雰囲気に流されて元通りの関係に戻ったりしていると、モヤモヤした感情だけが残り心地いい関係を維持できなくなります。
ある日突然感情が爆発してケンカ別れに発展しやすい危険な状態でもあるため、冷静なうちに関係を見直したほうがいいでしょう。
価値観が合わないと感じた
考え方や価値観は時間と共に変化するものです。
そのため、付き合い始めた当初は価値観が合うと思っていた彼氏でも、長く付き合うにつれてズレを感じることがあります。
価値観のズレは、今後の付き合いはもちろん結婚や将来を考えるうえでも大きなネックです。
お互いに歩み寄りの努力をしてもすり合わせが難しい場合は、別れるというのも選択肢の一つといえます。
彼氏を信じられなくなった
彼氏が浮気や約束を破るなどの行為をした場合、あなたが別れを意識するのは当然です。
どんなに彼氏のことが好きでも、信用できない相手と付き合い続けることはできません。
このまま、不安な気持ちを抱えながら彼氏と交際を続けても、あなたがしんどい思いをするのは目に見えていますよね。
ならいっそ、上手な振り方を身に着けて別れを告げ、新たな一歩を踏み出すのもいいでしょう。
彼氏の振り方に気遣いをするべき理由
「もう接点がなくなる相手だから」といって手ひどい振り方で恋人と別れる人もいます。
ですが、これまで一緒に過ごしてくれた相手だからこそ、相手を気遣った振り方をするのが交際のマナーです。
この項目では、彼氏の振り方に気遣いを加えるべき理由をお伝えします。
お互いに良い思い出にできるから
相手を気遣った振り方は、お互いに後悔のない、きれいな別れへと繋がります。
そうすれば「結果として別れてしまったけど、良い思い出になった」と思うことができるので、お互いにスッキリした気持ちで前を向くことができるでしょう。
面倒事を回避したい一心で適当な振り方をする人は少なくありませんが、結果的に後々こじれてトラブルを生むことが多いのが現実です。
いくら別れればもう関係がないとはいえ、誰かから恨まれるようなことをしてあなたにメリットはありません。
別れた後も気まずくなりにくいから
共通の仲良しグループなどに彼氏も属している場合「振って気まずくなったらどうしよう」と考え、なかなか別れられないという女性も多いですよね。
しかし、相手を傷つけないように気遣って振ることで、別れた後も彼氏と友達になれる可能性が高くなります。
上手な振り方をすれば、彼氏はあなたにマイナスイメージを持たないため、その後も気まずくなりにくいのです。
最後にできることだから
気遣った振り方は、あなたが最後にしてあげられる優しさです。
いわば、これまで彼氏からしてもらった嬉しかったことや助かったことのお礼をする、最後のチャンス。
そのため、もう会う機会がない相手だからこそこれまでのお礼を込めて、しっかりと向き合うのが礼儀といえるでしょう。
相手を傷つけないように考えて振る舞うのはもちろん、きちんとお礼を伝えることも忘れてはいけませんね。
彼氏を傷つけずに振るならシチュエーションを整えよう
彼氏を傷つけない振り方を考えるなら、どんな場所で、いつ振るのか、シチュエーションを整えておくことも大切です。
この項目では、振る際の理想的なシチュエーションをお伝えします。
会って別れ話をするのがベスト
対面で別れ話をするのが怖くて「LINEで振ろうかな」と考える人は少なくありません。
しかし、タイミングが合わない場合や、振れば暴力を振るわれる可能性がある場合を除き、できれば別れ話は直接会って行うのが理想的です。
直接言葉を交わしたほうがいい理由は、お互いに認識のズレが生まれにくいから。
文字のみのやり取りしかできないLINEは、やはり感情が伝わりにくく誤解が生まれやすいです。
会うのが難しい場合は電話でもいいので、できるだけリアルタイムで声を交わして気持ちを伝えましょう。
2人きりで別れ話をするのが控えたほうが◎
人に聞かれると気まずいからと考え、どちらかの家やホテルなど2人きりになれる場所で振ろうと考える人も多いですが、できれば別れ話は人がいる場所で行いましょう。
こちらがどんなに正しい振り方をしても、2人きりの密室で振れば、彼氏が大声で泣いたり、怒鳴りつけてきたりする可能性もゼロではありません。
ファミレスやバー、またはのんびり歩きながらでもいいので、話しやすい外の環境を見つけてから振ってください。
LINEを送るなら時間帯を伝えておく
どうしてもLINEを使って振りたい場合は、あらかじめ相手に時間を伝えておいてあげたほうが親切です。
仕事終わりにスマホを見たら、いきなり恋人から「別れよう」と連絡が入っていた…なんてことが起これば、誰だって強いショックを受けますよね。
そのため、事前に「今日の〇時頃、大切な話があるからLINEするね」など連絡を入れてから振るようにしましょう。
また、指定する時間帯は相手が返信を返しやすい時間帯にすると、より話がまとまりやすくなり良い別れに繋がりますよ。
彼氏を傷つけない振り方
上手な振り方は、単に振るだけでなく振る前から入念な準備が必要です。
この項目では、彼氏とは別れたい、でも振って傷つけたくない…という方に試してほしい、5ステップをご紹介します。
彼氏の振り方1.連絡・デートの頻度を減らす
何の前触れもなくいきなり振られれば、誰だって驚きますし深く傷つきます。
そのため、実際に振る少し前から連絡の頻度やデートに応じる回数を減らし、彼氏の中にあるあなたの存在感を少しずつ薄めておきましょう。
ただし、彼氏があなたの変化に気づき「何かあった?」と聞かれてしまうと、振る決心がついていないまま別れ話をするハメになってしまいます。
そのため、彼氏にはあらかじめ「忙しい」ことをアピールしておくのがおすすめです。
彼氏の振り方2.イメージを膨らませる
本当に別れてしまってもいいのかをもう一度考えるとともに、何て言えば一番彼氏は納得してくれるのかをたくさんイメージしておきましょう。
勢いのまま振ってしまって「やっぱり復縁したい」と思っても遅いですし、振り方を間違えれば彼氏を傷つけたり激しい口論に発展したりする可能性があります。
「別れたい」という感情はとても強く人の心から冷静さを奪うので、一度心を落ち着けてじっくり考えてみてくださいね。
彼氏の振り方3.彼氏にアポイントを取る
よく考えても「別れる」という気持ちが揺るがなかった場合は、彼氏を振るためにアポイントを取りましょう。
アポイントを取る際は「ゆっくり話せる時間を取りたいんだけど、いつなら大丈夫かな?」と聞けば問題ありません。
また、察しのいい彼氏の場合、あえてアポイントの日を引き延ばして別れ話を回避しようとするケースもあります。
あまりにも先の日付を指定された場合は「忙しいなら電話やLINEで伝えようか?」と申し出てみてもいいでしょう。
彼氏の振り方4.別れたい気持ちと理由を伝える
約束の日がきたら、別れたい気持ちと別れようと考えた理由をしっかり伝えて、別れ話をしましょう。
振る際の理由に悩んでしまうという方も少なくありませんが、正直に自分の気持ちを話すのが一番です。
どうしても正直に理由を話せない場合は「気持ちが離れてしまった」「恋愛よりも仕事を頑張りたい」など彼氏が納得せざるを得ないような理由を使ってくださいね。
彼氏から引き留められるかもしれませんが、強い意志を持って自分を貫くことが大切です。
彼氏の振り方5.お互い納得するまで話し合う
別れ話をきちんとまとめ、良い別れに持っていくまでが正しい振り方です。
よって、別れたいという自分の希望をただ伝えるだけでなく、彼氏が納得するまでお互いによく話し合う必要があります。
また、話し合いが長時間に発展することもあるかもしれませんが、できれば話し合いは日を分けず振った当日内で完結させるのがベスト。
別れ話のために日を分けて会った結果、曖昧な関係に発展してしまうケースもあるので注意しましょう。
彼氏を傷つけない振り方に大切なこと
別れ話で彼氏を傷つけないためには「言うべきこと」「言ってはいけないこと」をしっかり見極めなくてはいけません。
ここからは、正しい振り方のコツをご紹介します!
絶対に感情的にならない
別れ話に激しい感情は禁物です。
正しい振り方とは、これからの2人の関係を話し合うことであり、感情的になって不満をぶつけることではありません。
あなたの感情的な発言は彼氏の神経を逆なでし、ただのケンカへと発展します。
そうなれば、ケンカ別れという最もひどい別れ方になってしまう可能性もあるため、振る際は自分で自分をコントロールして感情的になるのを抑える必要があります。
また、号泣してしまってはうまく話すことすらできなくなってしまうので、できるだけ泣かないようにすることも大切です。
別れたい希望はストレートに言う
曖昧な発言は彼氏を惑わせ、復縁の期待を持たせてしまうことに繋がります。
そのため「別れたい」という気持ちは濁さずストレートに伝え、誤解が生じないようにしなくてはいけません。
ストレートに言うことで彼氏が傷つくのでは…と考えるかもしれませんが、変な期待を持たせて後から裏切る方が、彼氏が受けるダメージは大きくなります。
間違った優しさは相手の苦しみを助長するだけなので、重要なことはハッキリと伝えてあげましょう。
彼氏の話もしっかり聞く
別れ話は、どちらか一方だけが話すのではなく2人がよく話し合う必要があります。
そのため、自分の気持ちや考えだけを話すのではなく、彼氏の話にもしっかり耳を傾けましょう。
無口な彼氏の場合は「〇〇くんはどう思う?」といったように、彼氏の発言を促してあげるのもいいですね。
話を聞いていくうちに、ますます価値観が合わないと感じたり、彼氏が嫌になったりすることもあるかもしれませんが、最後だからこそしっかり向き合う必要があります。
何でも彼氏のせいにしない
彼氏を振る際「あなたのこんなところが嫌だった」「ここを直してほしかった」など、これまでの不満点を一気にぶちまけ、まるで自分が被害者であるかのように振る舞う女性もいます。
確かに、彼氏の浮気や裏切りが原因で別れるのなら、そのように彼氏を責めたくなることもあるでしょう。
しかしそうではない場合、彼氏だけが100%悪いということはまずあり得ません。
お互いに迷惑をかけ合い、助け合い、支え合ってきたから、2人はこれまで恋人関係を維持できたのです。
何でも彼氏のせいにすれば、彼氏もあなたのせいにし始め、やがてケンカが起こります。
「あなたのために」は言わない
「私と付き合っていても、あなたのためにならない」など、過剰に良い人を演出して振るのはやめましょう。
あなただって、好きな人から「君には自分より良い人がいるよ。これはあなたのためなんだよ」と言って振られたらどう思いますか?
きっと、悲しくなったり、悔しくなったり、怒りを覚えたりするはずです。
また、彼氏から「自分の良い人はあなただから問題ない」と言われ、別れ話が進まなくなる可能性もあります。
こんな振り方はNG!やってはいけない振り方
間違った振り方は関係の悪化やマイナスイメージに繋がり、双方が損をします。
やってはいけない振り方を知り、トラブルのない別れを目指してください。
予兆なしでいきなり振る
いつものように彼氏のことを好きな素振りを見せた直後に振る行為は、彼氏に痛烈なショックを与えます。
彼氏からすれば「裏切られた」という気持ちになるため、あとあとトラブルに発展しやすい振り方です。
振る側は、あえて予兆を見せないことが優しさかつトラブル回避術だと考えがちですが、何の前触れもなく振られた側は混乱し傷つきます。
良かれと思ってやったことでも結果として裏目に出てしまう可能性が高いので、絶対にやめましょう。
いきなりLINEをブロック
別れ話もせずにいきなりLINEをブロックし自然消滅を狙う方法は、卑怯な振り方です。
彼氏は振られる理由がわからないため納得できず「話すのも嫌だったのか」と落ち込みます。
誠意のない態度を取れば相手から恨まれるのは当然なので、万が一その後顔を合わすことになった際は、居たたまれないほどの気まずい空気が流れるでしょう。
最低な別れ方は、これまでの良い思い出ごと悪い思い出へと変えてしまうのです。
次の彼氏の存在を暴露する
振る段階で、既に好きな人や次の彼氏がいる場合もあるかもしれません。
しかし、別れ話の席でそのことを彼氏に伝えるのはやめましょう。
彼氏からすれば思わず二股を疑いたくなるような話題ですし、あなたに対し不信感を募らせます。
心変わりを振る理由にしたい時は「他に好きな人ができた」と言うよりも「あなたのことが好きじゃなくなった」と言ったほうが、話はスムーズに進みますよ。
彼氏を罵倒する
「ばか!」「死ね!」など、別れ話に関係のない罵倒や暴言はやめましょう。
別れ話の最中、つい感情的になり彼氏に暴言を浴びせてしまう人は少なくありませんが、罵ったって自分の考えが正しく伝わるわけではなく、ただ彼氏の気分を悪くさせるだけです。
スムーズな話し合いに発展するどころか、彼氏を怒らせてしまうことにも繋がり、最悪な別れへと発展します。
世の中には「わざと嫌われるように振る舞って相手のダメージを少なくさせる」という振り方もありますが、きちんと相手と向き合っていない時点で良い振り方とはいえません。
付き合ったことを後悔する
「あなたなんかと付き合わなければよかった」「時間を無駄にした」など、付き合ったことそのものを後悔する振り方は相手を深く傷つけます。
彼氏ときれいに別れるためには、過去のことを持ち出しすぎないようにするのが鉄則。
たとえ本心ではそう思っていたとしても、言わない優しさというのがあるはずです。
せめて最後は「これまでありがとう」と言って、感謝する気持ちを持ちましょう。
振りたいのに別れられない時はどうする?
場合によっては「振りたいのに別れ話を切り出せない」と悩んでしまうこともありますよね。
長く付き合ったことにより情を捨てきれなかったり、同棲していて手続きが面倒くさかったりと理由は様々ですが、そんな時に試してほしい4つのことをご紹介します。
振りたい理由を整理する
まずはなぜ彼氏を振りたいと考えたのか、もう一度よく考えてみましょう。
一時の感情で「別れたい」と思ったまま、その気持ちに引っ張られているだけで、本心では「別れたくない」と思っている可能性もあります。
手書き、スマホどちらでもいいので、メモに彼氏を振りたい理由を書き出してみてください。
そうすることで自分の考えを客観視でき、振りたい気持ちを整理することができるはずです。
彼と付き合い続ける自分をイメージする
1年後、3年後、10年後…、彼氏と付き合っている、または結婚している自分をイメージしてみてください。
あなたは、幸せそうな自分の姿を想像できたでしょうか?
もしもつらそうな自分のイメージが浮かんできたり、そもそもイメージすら持てなかったりした場合は、2人の関係に未来を見いだせていない証拠です。
本当にこのまま付き合い続けていいのか、よく考えましょう。
距離を置こうと提案する
振りたいのに別れられないのなら、一度距離を置くのも一つの手です。
ですが理由を聞かれた際「振りたいのに別れられない」と正直に伝えると彼氏にダメージを与えるので「関係を見つめ直す時間が欲しい」と伝えたほうがいいでしょう。
一度離れてみることで、改めて彼氏の優しさや大切さに気付けるかもしれませんし、反対に別れる決心がつくこともあるかもしれません。
別れた後も円満でいられる、上手な彼氏の振り方をご紹介しました。
別れるのは勇気がいることですが、面倒くさがって雑な振り方をすればあなたの評価を落とすことにも繋がりかねません。
上手な振り方を身に着けて、笑顔で手を振ってくださいね!