2021.09.22

転職に迷うときの3つの理由と転職すべき人とそうでない人の特徴

転職をするかどうか迷う時は、自己分析がしっかりとできていない場合があります。この記事では、転職に迷う理由や転職すべき人、転職しない方がよい人の特徴を紹介します。ぜひ参考にして、後悔のない選択をしてください。

転職に迷う3つの理由


仕事に何かしらの不満があり、その状況を解決するために転職を考えるというのが一般的です。
しかしそのような意識でいて、転職するか迷う理由には以下の3つがあげられます。

1.やりたいことがない

「いざ転職しよう!」と考えても、他にやりたい仕事がないと転職するか迷います。
なぜならやりたいことがない場合、「このままこの会社にいたほうがいいのでは」と思うようになりやすいためです。

やりたいことがないとがないのは、自己分析がしっかりとできていないという原因が考えられます。
そのためキャリアプランが組めずに、転職に迷いが出ているのかもしれません。

まずは自己分析を通して、自分のやりたいことや好きなことの洗い出しをおすすめします。
そこから将来のキャリアプランを煮詰めていけば、迷わず転職に踏み込めるでしょう。

2.期待よりも不安が大きくなる

転職に対する期待よりも不安が大きいと、転職を迷ってしまう場合があります。
例えば、以下のような不安が考えられます。

・「今の仕事と転職活動を両立できるだろうか……。」
・「転職活動が長引いたら、金銭面は大丈夫かな……。」

このような理由によって、転職することへの期待よりも転職活動への不安が大きくなれば、「やっぱりやめようかな」と迷いやすくなります。

まずはハローワークや転職エージェントなどを活用し、今抱えている不安を話してみるとよいでしょう。
具体的な対策や、条件にあった求人を紹介してくれる場合があります。

3.今の会社に未練がある

「給与や待遇面では不満があるが、職場の人間関係が良い」など、会社に少しでも未練がある場合、転職することに迷いが生じます。

そんな時は、「これからのキャリアプランや生活の中で最も重視したいことは何か」、「自分が本当に目指していた会社はどんな会社か」という点を今一度冷静に考える必要があります。

転職をする目的や優先したいことが明確になっている場合、面接でも自信を持って回答をすることができますし、会社とのミスマッチを防ぐことにもつながります。

転職のメリット


転職に迷うときは転職のメリットとデメリットも理解しておきましょう。
転職のメリットには以下の4つが考えられます。

職場環境をリセットできる

現在の職場環境に不満がある場合、転職をすることで職場環境がリセットされます。
心機一転、新たな場所で仕事をやり直したい方にとって転職はぴったりです。

また、職場に苦手な上司や同僚がいるなど、人間関係でのストレスの解消にも繋がります。

給与や待遇面でのアップが望める

中途採用やキャリア採用は、転職者の経験スキルを見込んで給与や待遇面を高く設定をする場合が多いです。
未経験の業種に転職する場合でも、現在の会社より高待遇な会社に絞って求人応募することも可能です。

キャリアアップが狙える

これまでの経験を活かせる業界・職種の場合、早期に管理職へ昇格することも可能です。
現在の会社のキャリアステップに不満がある場合、他社の昇格条件を確認してみましょう。

既に身につけているスキルを活かし、もっと大きな活躍ができる会社と出会える可能性があります。

採用条件により、やりたい業務に就ける可能性がある

本当にやりたい業務があるのに部署異動の希望が通らない場合、専門職として転職をすることで、部署異動を待つより早く希望の業務に就ける可能性があります。

やりたいことが明確な方は、転職を検討してみることがおすすめです。

転職のデメリット


転職のデメリットには以下の3つが考えられます。

新しい環境でイチから人間関係を築く必要がある

職場環境がリセットされて清々しい気持ちになる反面、1からまた人間関係を築いていく必要があります。
職種によっては社内の人間関係だけでなく、取引先や顧客との人間関係・信頼関係も1から築くことになります。

人間関係の築き上げが苦痛と感じるのであれば、転職を考え直したほうが良いでしょう。

未経験の場合、新しく覚えることが多い

未経験の業界・職種へ転職した場合は新しく覚えることが多く、慣れるまで時間を要します。
未経験の職種でも、挑戦してみようと思った気持ちを忘れず乗り越えていきましょう。

早期で転職した場合は印象が悪くなりやすい

現在の会社に勤めて数か月や1、2年で転職をした場合、転職先の会社もすぐ辞めてしまうのではと思われる可能性があります。

そのようなイメージを払拭するためにも真面目に仕事に取り組み、信頼関係を築くことが大切です。
また、転職活動の際には会社とのミスマッチが起きないように採用条件などよく確認するようにしましょう。

転職をしない方がよい人の特徴3つ


自分の中では転職の理由がいくつか思い浮かんでいても、その理由によっては転職すべきタイミングではないときも。
下記の4つに当てはまる場合は転職を一度考え直すことをおすすめします。

1.転職後のキャリアプランを描けない人

転職をしてやりたいことがあっても、その後のキャリアプランを描けない人は、まだ転職をしない方がよいかもしれません。

なぜならやりたいことの勢いだけで転職をすると、ミスマッチが生じる可能性があります。

2.業務内容に飽きただけの人

現在の業務内容に飽きたからといって転職をするのはまだ早いでしょう。
業務内容に慣れてやりがいを感じないという状況は、どのような仕事でも起こり得るためです。

ワンランク上の業務を目指す行動や上司に相談をするなどして、現状打開のために取り組むことをおすすめします。
行動をしても現状が変わらないという場合は転職理由になるため、まずは行動をしてから転職活動を始めましょう。

3.仕事に就いて日が浅い人

現在の会社で働いてまだ1か月や2か月という人は、もう少し様子をみてもよいでしょう。
仕事に慣れていない時期の転職は見切りが早い場合が多く、転職活動をしていてもあまりいいイメージにはなりません。

職場の問題より、本人に何か問題があるのではないかと思われてしまうため気を付けましょう。

4.楽をしたいという思いが強い人

「現在の仕事よりもっと楽な仕事をしたい」という思いを優先して転職をすることはおすすめしません。
転職活動をしている中で、このような本音は見透かされやすいためです。

残業時間が少ない会社で働きたいのであれば、具体的に何時間以内がいいか数字を提示しましょう。
また、現在より簡単な業務を担当したいのであれば、その理由は何なのか言葉にできる状態にすることで説得力が増します。

漠然とした思いのみでは適切な転職先と出会えず、企業側にとってはキャリアアップの志向が低いと思われることもあります。

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迷わず転職すべき人はこんな人


現在は転職に迷っていても、下記に当てはまるなら迷わず転職してもいいでしょう。
転職すべき人のポイントを3つ紹介します

 やりたいことが明確

やりたいことやキャリアプランが明確になっている人は、転職をしても問題ないです。
転職の軸を持って、適切な会社に転職できるよう前向きに取り組みましょう。

やりたいことを具体的に話す準備しておくと、面接でも好印象です。
既に内定をもらっている場合は、その会社が本当に自分の希望に合っているのか再確認しましょう。

現在の職場環境が心身に影響を及ぼしている

残業時間が長すぎてプライベートの時間がほとんどない、パワハラを受けているなどの理由で心身に影響が出ている場合は転職すべき状況と言えます。

しかし、面接で「心身に影響が出た」と伝えると、転職先でも同じような理由で休んだり、辞めたりするのではないかと懸念される場合があります。

なるべくポジティブな理由を伝えるようにしましょう。

現在の会社では成長・キャリアアップができない

日々業務を問題なくこなしているが、成長が感じられない・キャリアップが見込めない場合は転職を考えてもよいでしょう。

転職をすることで、現在の会社より、あなたのスキルを高く評価してくれる可能性があります。
「成長したい」という気持ちはとてもポジティブな転職理由のため、好印象を与えるでしょう。

転職に迷った時にやるべき4つのこと


転職すべきポイントに当てはまっていても、新しい環境に飛び込むことは勇気がいるものです。
ここでが、転職に迷ったとき実践すべきことを4つご紹介します。

ぜひ参考にして、迷いのない転職活動をしましょう。

1.自己分析

自分のことを正しく理解するために、自己分析は必要不可欠です。
ポイントは、頭の中で考えるだけでなく紙に書き出すこと。

そもそもどうして現在の会社に入社したのか、現状と現状に対する思い、将来どうなりたいかなど思いを遠慮なく書き出しましょう。

2.周囲への相談

転職に迷ったときは家族や、友人など話しやすい人に相談をしましょう。
様々な意見をもらうことで転職すべきか、今の会社に残った方がいいのか見えてくる場合があります。

ここで気を付けたいことは同じ会社の同僚に相談をすることです。
転職を考えていることが社内に広まってしまう可能性があるため気を付けましょう。

3.転職エージェントへ相談

転職のことなら、転職エージェントに相談するのが近道になる場合があります。
なぜなら転職の始め方や、応募書類の添削、面接練習など手厚いサポートをしてくれるためです。

転職先の会社について迷いがあるなら、転職エージェントへ相談をして情報を得るといいでしょう。

4.現職から少し離脱してみる

働き詰めの日々を送っていると仕事のことで頭がいっぱいになり、視野が狭まってしまいます。
有給休暇を利用して長めに休み、会社を見つめ直してみてるのもよいでしょう。

仕事の楽しさを思い出したり、転職をする明確な理由が見えたり新たな気付きを得られる可能性があります。

転職に迷うときは一度立ち止まってみよう


初めての転職の場合、分からないことも多いため迷うことが多々あると思います。
しかし転職に迷うのは、将来のビジョンが不明確だったり、不安なことがあったりと自己分析の甘さが原因の1つです。

転職に迷った際は無理に進めるのではなく、今一度自分を見つめ直すことがおすすめです。
納得のいく転職先を見つけて素敵なキャリアを築いていきましょう。

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Rolmy編集部(ライター)
Rolmy編集部

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