メンタルが強い人の特徴
心が壊れている人の特徴を、部分別に見てきました。
反対に、メンタルが強い人はどのような特徴があるのでしょうか。
友人や会社の同僚にも「この人はいつもブレずに安定しているな」と感じる人がいるはず。
そんな人をイメージしつつ、考えてみてはいかがでしょうか。
自分の感情を素直に表現できる
自分の感情を正しく認識することは勇気がいります。
「ストレスを感じている」「泣きたいと思っている」など素直に認められるのは、強い人ができることです。
メンタルが強い人は自分のマイナスな感情も受け入れます。
さらに、下記のように恥ずかしがらずに自分の感情を表現できるのです。
- 忙しい時に人に頼れる
- 適切な場面で相談ができる
- 時には我慢せず涙を流せる
- 素直に人に感謝できる
本当に強い人は感情を表現する勇気を持ち、目の前の状況に適切に対処することができます。
自分の意見を言う
メンタルが不調な人は、他者を優先して考える傾向があります。
自分の意見よりも他者の意見を優先したり、言いたいことがうまく言えなかったり…。
そのせいでモヤモヤを溜め込んでしまうのです。
それに対してメンタルが強い人は、はっきりと自分の意見を口にします。
周りの人と意見が食い違って、気まずい思いをすることも。
しかし自分の言いたいことは言えているので、ストレスはためにくいことが多いでしょう。
休むことが上手
メンタルと大きく関わるのが、余暇の過ごし方です。
心が不安定な人は、休むことが下手なケースが多いのです。
せっかくの休日も嫌なことが頭の中をグルグル。
マイナスな感情を引きずってしまい、リフレッシュどころか、逆に疲れてしまったなんてことも…。
心が強い人は、ストレス発散のできる過ごし方を知っています。
自分の趣味に没頭したり、新しいチャレンジをしたりと、頭の中を上手にリセット。
マイナスな感情は手放して、思い切り休めるのです。
ストレスが本格的にたまる前に有給休暇を使うなど、スケジュールの立て方も上手。
また、残業や頼まれごとを断ることも平気という人も多いでしょう。
真面目な人は心が壊れるリスクが高い?
真面目な人は心が壊れやすいというのは本当のこと。
課題やトラブルなど、現実のよくない状況に向き合いすぎてしまい、心のバランスを崩してしまうことも。
下記のようなタイプは、心が不安定になりやすいと言われています。
- 責任感が強い
- 休んだり、仕事を頼んだりできない
- 努力しないといけない
- 人からの評価が高い
しかし、心が壊れるのは真面目な人だけとは限りません。
自分に合わない環境で働いたり、環境に大きな変化があったりすれば、誰でも心を壊しうるのです。
「自分は大丈夫」「あの人は大丈夫」と思わず、誰にでもメンタル不調に陥る可能性があると考えましょう。
壊れた心は戻らないの?
身体の傷と同じように、心の傷も時間をかけて回復していくもの。
傷には大きいものも小さいものもあり、その程度はさまざまです。
傷が大きいときにはすぐには治らず、時間をかけて治す場合もあります。
治ったと感じることもあれば、傷跡が残ってしまったと感じることもあるでしょう。
しかし常にストレスにさらされているのであれば、治る時間はありません。
深刻な不調に陥れば、何年も思うように働けないなど、人生に深刻な影響を及ぼすことも…。
「もう治ったかな?」と思って安心したのも束の間、元の状態に戻ってしまうことを繰り返してしまうケースもあります。
心が壊れてる人への対処
ストレスの多い現代、心のバランスを崩している人は多いもの。
仕事やプライベートなど、どこかで出会うこともあるかもしれません。
心が壊れている人への対処をチェックしておきましょう!
話を聞く
話を聞いてもらうだけで気持ちが落ち着いたり、楽になったりするものですよね。
問題点が整理されることもあります。
話を聞くときに大切なのは自分の考えを押し付けないこと。
以下のような言葉を使わないように意識するといいでしょう。
無理にアドバイスをしたり、回復を急かすような言葉もNG。
「元気を出すために遊びに行こう!」などの提案が負担になることも…。
まずは相手の気持ちに寄り添い、共感することを大切にしましょう。
必要なら専門機関へ
相手の状況に応じて、病院などへの相談もすすめましょう。
仕事を休むなど生活に支障が出るなら、専門家に頼るのが一番。
特に自分や他者を傷つけそうな場面では、すぐに専門機関に連絡をすることが大切です。
同じ会社の同僚であれば、社内のカウンセラーや産業医への連絡を提案するのもいいでしょう。
実際の相談まで至らなくても、連絡先を再確認しておくだけでも有効です。
専門機関への相談をすすめるときは、あまり直接的な言葉を使わないようにしましょう。
下記のような言葉は避けることをおすすめします。
- メンタルが弱っているんじゃないの?
- うつ病なんじゃないの?
- 最近ミスが多いけどどうしたの?
- 早くどうにかしたら?
ただし、状況によってとるべき対応は異なります。
相手の状況や人間関係などを考え、慎重に対応しましょう。