洗えるスーツとは?
一般的なスーツ
一般的に、スーツの生地はウール(羊毛)で作られていることが多いです。
ウールのセーターを洗濯して、縮んでしまうことがあるのはみなさんご存知ですよね。
スーツでも同様、ウールは洗うと縮みやすいという性質を持っているため、洗ってしまうことにより生地が傷んだり、型崩れを起こしてしまいます。
洗えるスーツ
製品にもよりますが、多くの場合
- 生地はウールに加えて、ポリエステルが高く配合されている
- 型崩れや生地の縮みを防止する特殊な加工が施されている
- 通常のスーツよりも縫製などが頑丈
という特別なつくりにされているため、洗濯機やシャワーなどで簡単に洗うことができるのです。
クリーニングと洗濯の違いについて
クリーニングと洗濯では落とすことのできやすい汚れに違いがあります。
この違いを知っていると、適したお手入れができるのでより長くスーツを良い状態で着用することができます。
クリーニングで落とせる汚れ
皮脂汚れや、食べ残しなどの油性の汚れを落とすことができます。
(※クリーニング=ドライクリーニング)
化粧品やチョコレートなど、油性の汚れやシミを落としたいときにはクリーニングが適しています。
洗濯で落とせる汚れ
汗などの水溶性の汚れを落とすことができます。
また、ジュースやお酒などの水溶性のシミを落とすときには洗濯の方が向いているといえます。
洗えるスーツのメリット
いつも清潔でいることができる
臭いの原因は、菌です。
菌は衣類に残る汗や皮脂を酸化・分解してエサとし、さらに繁殖します。
スーツをこまめに洗うことができれば、菌の繁殖を防ぐことができるので常に清潔さを保つことができます。
クリーニングに行く手間とコストが減る
洗えるスーツであれば、わざわざクリーニング店へ行き、引き取る手間が減ります。
また、かかるコストについてはより顕著に減らすことができますよね。
但し、先に述べたようにクリーニングでは油性の汚れをしっかりと落とすことができます。
黄ばみのもととなる皮脂汚れは油性なので、シーズン毎など定期的にクリーニングを利用することで、より品質を保ちやすくなります。
すぐに仕上がる
クリーニングに出したスーツが戻ってくるのは、大抵は3日〜5日後です。
それに比べて、自宅で洗濯をすれば翌日には仕上がります。
雨で濡れたり、飲み物などがこぼれて汚れてしまったりした際にも、すぐに洗えてすぐに仕上がるのは嬉しいですね。
シワを簡単に伸ばすことができ、アイロンの手間が省ける
素材や型崩れ防止の加工により、洗濯をしたあとは干しておけばシワになりづらいです。
アイロンがけをしなくても大丈夫なので、扱いがとても簡単です。
洗えるスーツのデメリット
唯一デメリットを挙げるとするなら、素材の風合いの違いです。
生地にポリエステルを多く配合しているので、ウール100%に比べると見た目の高級感という点で負けてしまいます。
また、ウール100%と比べると生地が固く、着心地は柔らかなウールに軍配が上がります。
デイリーユースには洗えるスーツを着用し、ウール100%のスーツは特別な時に着用するなどの使い分けをするのもおすすめです。
働く女子には、洗えるスーツが絶対におすすめ!
いかがでしょうか?
洗えるスーツにはメリットがたくさんあり、忙しい人でも手軽に毎日の清潔さを保てます。
毎日着るスーツがキレイかどうかは、仕事に対するモチベーションに大きく関わりますよね。
ぜひこの洗えるスーツを着て、毎日イキイキと楽しく過ごしていきましょう!