面接練習する3つのメリット
事前に面接練習することで、3つのメリットを得られます。
面接に苦手意識がある方は、参考にしながら練習してみてください。
1.本番で落ち着いて話せる
面接練習しておくと、本番で落ち着いて話せるようになります。
ぶっつけ本番と違い、雰囲気や一連の流れに慣れることができるためです。
例えば緊張によって話す内容が飛んでしまうと、就職のチャンスを逃してしまいます。
途中で言葉が詰まってしまったり、「えーと……」などの言葉が出たりするのは悪いことではありませんが、スムーズに会話できた方が好印象です。
事前に面接練習することで、緊張し過ぎるのを防げます。
2.考えや伝えたいことがまとまる
面接練習によって、自分の考えやアピールしたいことを整理できます。
実際に声に出して話すことで、分かりやすく伝わるよう自己添削できるためです。
メモに志望動機や自己PRを書くのみだと、いざ話し言葉にしてみたときに、文章の繋がりや理由付けに違和感を覚える場合があります。
面接の練習をしておけば、本番で自分の考えを余すことなく伝えられるようになるため、面接が成功しやすくなるでしょう。
3.自分の癖を改善できる
本番前に面接練習をしておくと、口癖や姿勢、手の動きなどの癖を修正できる機会になります。
なぜなら癖は無意識に出やすく、実践してみないと分からないためです。
友達や家族に面接練習を依頼したり、ハローワークや転職エージェントで練習したりすると、客観的な視点で改善点を教えてもらえます。
1人で練習する場合でも、動画で撮影することで面接の様子を振り返られます。
特に緊張しやすい方は、事前に面接練習するのがおすすめです。
面接練習のポイント3つ
面接練習するときは、3つのポイントに注意して行うと質が高まります。
これから面接を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.1分程度にまとめて答える
面接官からの質問には、すべて1分程度にまとめて答えるように意識してください。
1分を超えると、話が長くなって言いたいことが的確に伝わりづらいためです。
伝えたいことは1点に絞り、結論・理由・具体例・結論の順番で文章を構成すると、理解されやすくなります。
面接ではいくつも質問されますが、すべて1分程度で答えることを意識すると、自分の考えを正確に知ってもらえます。
2.本番と同じ流れで練習する
面接練習は、本番と同じ流れで入室から行うのがおすすめです。
頭の中だけでシミュレーションすると、当日に緊張してしまった場合、細かいルールを思い出せなくなる可能性があるためです。
面接当日に着る予定のスーツを着て、入室・着席・面接・退室の流れに沿って練習してみましょう。
イメージトレーニングだけで終わらせず、一度は本番通りに面接練習すると、落ち着いて面接に臨めます。
3.文章を丸ごと暗記しない
面接練習する際は、メモを丸ごと覚えようとするのはやめましょう。
一字一句覚えようとすると棒読みになってしまい、面接官と自然な会話が出来なくなるためです。
結論・理由・具体例・結論を箇条書きにしておき、メモには要点のみを記しておきましょう。
面接練習する度に選ぶ言葉が変わっても全く問題ないため、一番伝えたいことだけを忘れないように練習してください。
面接練習する方法3選
ここでは面接練習する方法を、3つ紹介します。
本番と同じように練習できる方法や、1人で練習できる方法も紹介するので、自分に合ったやり方で面接練習してください。
ハローワークを利用する
誰かに面接官役を頼みたい場合は、ハローワークで面接練習するのをおすすめします。
模擬面接もハローワークの仕事の1つであるため、的確なアドバイスをもらうことが可能です。
質問への答え方だけでなく、身だしなみや話し方などもチェックしてもらえます。
また、回数にかかわらず無料で利用でき、毎回別の職員に担当してもらうことも可能です。
ハローワークで模擬面接を利用する際は、求人登録と予約が必要なため、お住いの地域のハローワークで確認してください。
転職エージェントを利用する
客観的なアドバイスが欲しい場合、ハローワーク以外にも転職エージェントを利用するという手段があります。
転職活動のサポートを専門に仕事しているため、有効的なアドバイスをもらえる確率が上がります。
模擬面接では、自分が受けたい企業に合わせた質問をしてくれるため、本番に近い雰囲気で練習することが可能です。
転職エージェントには「リクルート」「マイナビ」「doda」などさまざまな種類があり、無料で利用できます。
実践的な面接練習をしたい方は、転職エージェントを利用してみてください。
アプリを利用して1人で練習する
1人で面接練習したい場合、スマホアプリを利用するのがおすすめです。
さまざまな質問に対する練習ができ、自分の受け答えを録音して振り返ることもできるため、1人でも質の高い面接練習ができます。
面接練習アプリは「KnockKnock」がおすすめです。就活用の質問が100種類あって面接官用の声も収録されており、iOSでもAndroidでも利用できます。
1人だけで面接練習したい場合は、スマホアプリを利用してみてください。
面接で聞かれやすい5つの質問
転職の面接で聞かれやすい質問例を、5つ紹介します。
どの質問も結論・理由・具体例・結論の順番で構成すると、筋の通った回答になります。
答えるときのポイントも合わせて解説するので、転職活動している方は参考にしてください。
1.志望動機
新卒採用や中途採用にかかわらず、志望動機は必ず聞かれます。
同業他社がたくさんある中で、なぜ自社を受けたのか理由や本気度を知りたいためです。
志望動機を答える際は、
- 「仕事を通じてどう社会貢献したいか」
- 「共感した企業理念」
- 「企業でどのようにスキルアップしたいか」
を盛り込んで伝えてください。
志望動機は面接で一番重視される質問であるため、事前に答えを準備しましょう。
2.活かせるスキルや経験
中途採用の場合はすでに就業経験があるため、企業で活かせるスキルや経験を聞かれます。
どのように仕事してきたのか知ることで、自社に適しているかを見極めるためです。
スキルや経験を答える際は、
- 今までの仕事で培ったスキル
- 入社後どのように活かせるか
を明確にしてください。
前職または現職での自分の仕事を振り返り、いかにして企業の役に立てるかをアピールしましょう。
3.長所・短所
長所と短所は、多くの企業で聞かれる質問です。
応募者の人間性や、どのように自己分析しているのかを知り、自社で仕事を任せても良いか判断するためです。
長所を伝えるときは、
- 「長所のおかげで成功した具体例」
- 「周りからの実際の評価」
- 「入社後どのように活かせるか」
をポイントに話しましょう。
短所を伝える場合は、
- 「改善するためにどんな努力をしているか」
- 「実際に改善されている具体例」
などを添えて、採用に差し支えないことをアピールしてください。
丁寧に自己分析して長所と短所を知り、説得力のある伝え方を心掛けましょう。
4.転職を決めた理由
中途採用の面接では、どのような事情で転職を決めたのか必ず聞かれます。
面接官は、自社で長く働いてくれる人を求めているためです。
転職の理由を聞かれたときは、
- 「前職または現職の愚痴を言い過ぎない」
- 「どんな状況を改善したいと考えたのか」
- 「入社したい理由と繋げる」
などを意識して文章を考えてください。
面接官を安心させられるように、転職理由はポジティブな内容にまとめましょう。
5.逆質問
面接では、「何か質問したいことはありますか?」と聞かれることがあります。
この問いには、疑問点を解消させてあげたいという理由や、志望度の高さを知りたいという理由が込められています。
逆質問では、
- 昇進のための具体的な条件や必要なスキル
- 活躍している人の共通点
など、企業の求人サイトや面接でのやり取りでは判断できないものを、1~2つ用意しておくと安心です。
逆質問されたら最低1つは聞くようにして、志望度の高さをアピールしましょう。