納豆1パック分の栄養
納豆は、1パックが大体45gに統一され、店頭に売られています。
カロリーは100kcal前後で、日本食を代表する発酵食品です。
白いご飯の上にかける食べ方がお馴染みですが、ほかの食材と合わせておつまみにしたり、スープに入れたりしても美味しくいただけます。
そんな万能な納豆は栄養も豊富です。
ひとつずつ見ていきましょう。
タンパク質
[1パックあたり約7.4g]
タンパク質は身体のエネルギーの源となる栄養素です。
炭水化物と脂質と並び「三大栄養素」と呼ばれています。
納豆に多く含まれているタンパク質は、身体の中で一度アミノ酸になってから再度タンパク質に変化することが特徴です。
一度アミノ酸に変化したタンパク質は、筋肉や血液、歯や骨など、多くの部位に必要不可欠な栄養素ですので、積極的に食事に取り入れましょう。
食物繊維
[1パックあたり約3.0g]
「便秘解消したいなら、納豆がおすすめ」と太鼓判を押されるほど、納豆には腸の働きをよくする食物繊維が含まれています。
一般的に食物繊維が多いとされる海藻類やきのこ類よりも、納豆の食物繊維の量は群を抜いてトップクラスです。
豊富すぎる食物繊維がゆえに、腹痛の原因となる可能性もあるので、納豆の食べすぎは注意しましょう。
カルシウム
[1パックあたり約41mg]
カルシウムは丈夫な骨や歯の元となり、体重の約1%~2%を占めている栄養素です。
納豆の他には、牛乳・ヨーグルト・バター・チーズにも豊富に含まれています。
一度に多量摂取するよりも、毎日少しずつ摂取していくことで栄養価のバランスが取れますよ。
上記の食材を毎日の食事に取り入れましょう。
身体の中で吸収しやすいように、海藻類や野菜と一緒に食べることがおすすめです。
鉄分
[1パックあたり約1.5mg]
鉄分の主な役割は、身体中に酸素を運ぶことです。
酸素がうまく行き渡らないと、貧血になったり身体にだるさを感じたりします。
特に成人女性は月経があるため、積極的に摂取しておきたい栄養素です。
納豆は鉄分が豊富で食事に取り入れやすい食品ですので、一日1パックを目標に食べてみてはいかがでしょうか。
マグネシウム
[1パックあたり約45mg]
マグネシウムは体内に吸収した後にカルシウムと結合して、筋肉の収縮を制御したり血圧を下げたりする栄養素です。
納豆は、マグネシウムとカルシウムが豊富に含まれているので、健康を保ちながら生活習慣病のリスクを下げる効果が期待できます。
海藻類と一緒に食べると、マグネシウムが効率よく体内に吸収されるのでおすすめです。
カリウム
[1パックあたり約300mg]
カリウムはミネラル類の一種で、細胞内の液に存在する栄養素です。
筋肉や心筋の動きを正常に保ったり血圧を下げたり、便秘を解消したりします。
カリウムは正常な量を保つことが大事で、摂取しすぎると腎臓に負担がかかったりさまざまな病気の原因となったりする可能性がありますが、逆にカリウムが不足しすぎると脱力感や食欲低下などになる可能性があり、バランスが重要な栄養素です。
納豆の食べすぎには注意が必要ですが、適度な量を摂ることで健康維持できますよ。
ビタミンB2
[1パックあたり約0.25mg]
納豆にはビタミン類が豊富で、その中でもビタミンB2は特に多く含まれてます。
肌や粘膜を健康に保つ役割があり、肌荒れやアンチエイジングの効果も期待できる栄養素です。
納豆1パックを食べた場合、一日に必要な摂取量の約20%を身体に取り入れられるので、肌の調子が悪いと感じる女性は、納豆を積極的に食べてみてはいかがでしょうか♪
納豆に組み合わせて栄養価UP!
納豆はそのままでも栄養が豊富ですが、ほかの食材と一緒に食べることで効率よく栄養を摂取できます。
キムチ
納豆とキムチは発酵食品ですので、一緒に食べることで発酵パワーが増加します。
においは強烈ですが、味は抜群です。
山芋
山芋との組み合わせは、便秘解消によく効きます。
美肌効果も期待できるので、肌荒れが気になるときにおすすめです。
砂糖
納豆と砂糖の組み合わせは、驚かれる方も多いのではないでしょうか。
東北地方や北海道では、メジャーな組み合わせです。
1パックにつき、大さじ1を入れることでネバネバが増して美味しくなりますよ。