何日から「生理の周期が短い」になる?
「生理周期が短い」とは一体どんな状態をさすのでしょうか。
生理周期が短い原因と対策を考える前に、まずは生理周期についておさらいしましょう。
通常の生理周期
生理周期は増殖期(卵胞期)・排卵期・分泌期(黄体期)・月経期の4つにわけられており、28日間が一般的な基準となります。
増殖期(卵胞期)は生理が終わってからの約7~8日間で、卵胞ホルモンが徐々に増え子宮内膜も増殖をはじめます。
一般的に気分が安定して、外交的になります。肌の調子もよく、心身ともに好調なのがこの時期です。
排卵期は卵胞期あとの約2~3日、卵胞ホルモンの量が最も増え卵巣から卵子が排出されます。
妊娠する可能性が高いのがこの時期です。
元気だったり落ち込んだり気持ちが不安定になりがちで、肌の調子も不安定になる場合が多いです。
分泌期(黄体期)は排卵期が終わって次の生理までの約10日間で、黄体ホルモンが大量に分泌され、子宮内膜が柔らかい状態になり基礎体温は高温期に突入します。
やる気がでず不安感がでて、イライラしがちな時期です。
ニキビやシミ、クマやくすみができやすく、心身ともに不調を感じやすくなります。
分泌期後、妊娠しなければ月経期に入ります。
月経は約5日~7日で、子宮内膜が剥がれ落ち血液と一緒に排出され生理がはじまります。
生理痛などもあり憂鬱になりがちな時期です。
「生理の周期が短い」とは?
上記の生理サイクルが約28日の間隔でおこるのが基本的な周期です。
ですが、女性によってもちろん差があり、25日~38日内で定期的に生理がおこるのであれば正常の範囲とされています。
「生理の周期が短い」とは24日以内に次の生理がおこることをいい、「頻発月経」とも言われます。
周期が極端に短くなると、月に2回生理があったりもします。
生理の周期が短い原因
それでは、なぜ生理の周期が短くなってしまうのでしょうか?
原因としてはホルモンバランスの乱れと、卵巣機能の低下が考えられます。
生理は女性ホルモン・エストロゲンおよびプロゲステロンの分泌によっておこりますが、この分泌のバランスがくずれると生理の周期も乱れます。
女性ホルモンの分泌はストレスや寝不足、体調不良などの影響をうけがちです。
20代30代の若い女性でも、仕事やプライベートの忙しさやプレッシャーが原因で生理周期がおかしくなっている人が意外と多いのです。
また生理周期が短い裏には以下の原因が隠れている場合があります。
卵胞期短縮症
ホルモンバランスの乱れにより、増殖期(卵胞期)が短くなる病気のことです。
生理から排卵までの時間が短くなり卵胞が十分に発育せず、妊娠しにくいなどの問題につながることがあります。
黄体機能不全
排卵後の分泌期(黄体期)には黄体ホルモンが分泌されますが、それが十分に働かず排卵日から月経開始までの期間が短くなってしまうことがあります。
これを黄体機能不全といいますが、子宮内膜が十分に成熟しないため妊娠しづらかったり、流産しやすくなったりします。
不正出血
生理の時期ではないのに2~3日間出血があるときは、生理周期が短いのではなく、不正出血の疑いもあります。
子宮内膜ポリープや子宮体がんのサインかもしれません。
病院を受診してください。
「生理周期が短い」ことがひきおこす問題
生理周期が短いからといって、すぐに病院にいく必要は基本的にありません。
ですが生理周期が短いと、以下の問題がおこる可能性があります。
生理周期が短い問題が続くようであれば、病院の受診をおすすめします。
貧血
生理周期が短く、頻繁に出血があると貧血になりがちです。
貧血による血行不良で、身体が疲れやすかったり、だるくなったりします。
不妊
生理周期が短い頻発月経は不妊の原因の1つです。
着床しづらい、流産しやすいなどの原因になり得ます。
閉経が早まる
生理周期が短い、あるいは長いことをほおっておくと、ホルモンバランスの乱れから閉経が早まる可能性があります。
閉経が早まると、骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まってしまいます。
更年期障害が早くでてくる
閉経と同じようにホルモンバランスの乱れにより、ほてりやのぼせといった更年期障害の症状が早くでてくる可能性があります。
生理周期を整えよう
先ほども書きましたが、妊娠を希望していない場合や、貧血や不正出血などの症状がなければ、病院での治療がすぐに必要になるわけではありません。
ですが、生理周期の乱れはストレスや寝不足といった体からのSOSであり、放っておくと上に書いたような別の問題に繋がる可能性もあります。
生理周期を整える努力をしましょう。
以下の方法がおすすめです。
生活を見なおす
まずは生活を見直し、ホルモンバランスを整える努力をしましょう。
- 1日3食バランスよく食べる
- しっかり睡眠をとる
- 適度に運動する
- ストレスをためない
など健康的な生活を送ることが、ホルモンバランスを整える第一歩です。
食事に関してですが、特にタンパク質とプロテインは女性ホルモンを作るための大事な栄養素ですから積極的にとりましょう。
また大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをしますから、納豆や豆腐などの大豆製品の摂取もおすすめです。
バランスのとれた食事をしっかりとらないと、十分に栄養を摂取できません。
無理なダイエットはホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性がありますので、絶対にやめましょう。
また睡眠はホルモン分泌が正常になるように促してくれます。
しっかり身体をやすめて、ストレスをためないように注意しましょう。
基礎体温を測って身体の状態をチェック
基礎体温を測って自分の身体の状態を知ることも大事です。
基礎体温から、排卵のタイミングや月経、ホルモンバランスを推測することができます。
また、婦人科を受診するときにも、診断の助けになります。
基礎体温の測り方ですが、婦人体温計を使って口の中で測ります。
予測式と実測式がありますが、検温時間が短くてすむ予測式がおすすめです。
朝起きたら身体を起こす前に、布団の中で検温します。
婦人体温計の銀色の部分(感温部)を舌の裏の深いところ(つけね)にあてます。
婦人体温計を舌で押さえ、口を閉じて測ってください。
検温中は口で息をしないようにし、検温後は基礎体温表などに記録します。
最近は基礎体温を記録できるアプリが登場して便利になってますよ。
病院に相談しよう
生活習慣を見直すなどしても、頻発月経が続くようであればぜひ婦人科を受診してください。
基礎体温をチェックしたり、血液検査で卵巣機能の低下がないか、超音波検査で子宮内膜と卵胞の状態を確認したりします。
その結果、内服薬や注射による治療がおこなわれることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
生理はあったらあったで処理などが面倒くさく、またなかったり生理周期が短かったりしたら、それはそれで心配になったり...付き合うのが時々大変だったりしますよね。
でも生理は、女性の身体の調子をおしえてくれる大事なバロメーターです。
生理周期が短い、あるいは長いなど、日頃から生理と身体を観察して、健康維持に役立てていきたいですね。