自分のスキルを知ろう
まずは自分自身をよく観察するところから、転職活動を始めてみましょう。
自分にはなんの取り柄もない、と思っている人は多いようです。
果たしてそうでしょうか?
生まれついての性格と、これまで職場で培ってきた能力がきっと今後役に立つはずですよ。
スキルは特別な技術だけを指すわけじゃない
「人と話すのが好き」「資料作りが得意」など、こういったことも立派なスキルと呼べます。
プログラミングやデザイン、語学力などの技術や知識だけをスキルと呼ぶのではありません。
スキルと呼べる自分の強みを理解することが、失敗しない職場選びの第一歩になります。
スキル洗い出しチェックリスト
では、実際に自分のスキルとは何か書き出してみましょう。
スキルの例
- 同じことをコツコツ続けられる
- 新しいことを考えるのが得意
- 誰とでもコミュニケーションをとれる
- 文章を書くのが得意
- 行動力がある
- プレゼンテーションが得意
- 見やすい資料作りができる
- 電話応対が得意
- 根がポジティブ
- グループのまとめ役ができる
- スケジュールを組むのが得意
- 誰にでも自分の意見を言える
例えば、同じことをコツコツ続けられる人は、軽作業やライン作業、事務などが向いているでしょう。
新しいことを考えるのが得意な人は、マーケティングや企画の方面に進めそうです。
誰とでもコミュニケーションをとれる人は、受付や営業など人と対面することが多い仕事で力を発揮できるかもしれません。
他にも思いつくスキルや性質があれば、文字にして書き出してみると新たな自分を見つけられるでしょう。
自分のやりたいことを考えてみよう
やりたい仕事でなければ、いくらスキルがあっても続けられませんよね。
スキルと一緒に書き出してほしいのが、自分のやりたいこと・好きなことです。
好きなことの例
- 花や植物、農作物を育てるのが好き
- 自動車や機械を触るのが好き
- 動物を世話するのが好き
- アニメ、マンガが好き
- 食べることが好き
- 服やファッションが好き
- 車の運転が好き
- PC作業が好き
- 人と接するのが好き
- ひとりでいる方が好き
- 活発に動き回るのが好き
もし、花が好きならフラワーショップを探すのも良いでしょう。
あるいは、フラワーコーディネーターとして、ホテルや式場、葬儀屋などでも花に触れられます。
アニメ、マンガが好きな人なら、制作に携わることも選択肢のひとつですが、例えばアニメ業界に強い広告代理店の広報部門でも関わることができます。
直接的でも間接的にでも好きな分野に関わる職業を選ぶことが、その後の人生をより豊かにしてくれるはずです。
職場選びに重要なのは?
自分の得意なこと、培ってきた経験、そして好きな分野で絞られた職業の中から自分に合った職場選びをするためには、情報収集が何より大事です。
企業のことをよく知った上で就職を決められれば、失敗が少ないでしょう。
職場選びの心得1.情報収集を徹底するべし
情報収集のツールはいくつかあります。
- インターネット
- テレビ、雑誌、新聞
- セミナー
- 人に聞く
インターネットでは、いくつもの就職情報サイトや企業HPで情報を得られます。
1つのサイトだけを見て判断せず、いろんなツールを使っていろんな角度の情報を集めるようにしてくださいね。
「実際にスキルを役立てられる仕事かどうか?」「企業がスキルに応じた評価をくれるか」といったことを聞ければ聞いておきたいところです。
希望する企業で働いたことのある人、現在働いている社員が身近にいないか、探してみてくださいね。
職場選びの心得2.職場を見て確かめるべし
気になる企業を見つけたら、思い切って面接を受けてみましょう。
面接はとても緊張するでしょうが、周りを観察して内装や社員同士の雰囲気をよく見ておいてくださいね。
雰囲気の良い企業は社員たちもスキルをいかして働けているので、生き生きしていることが多い傾向にあります。
もし雰囲気が合わなかったり、スキルと仕事が合わないとわかったら、早めに辞退の連絡をすれば大丈夫ですよ。
職場選びの心得3.働きやすさを確認しておくべし
どんなにスキルをいかせても、福利厚生や勤務条件が良くない職場では長く働いていけません。
特に女性の働きやすさを確認しておく必要があります。
結婚、出産した場合の手当や休暇の対応はどうなっているか、女性管理職がいるかどうかを調べておくと、その企業が女性のスキルアップに協力的かどうかがわかるでしょう。
「スキル」と「好き」を足して職場選びを成功させよう
自分のスキルをいかせる仕事に就きたいと誰もが思うことでしょう。
でも、どうしても人は給料や安定性を重視しがち。
長く働くためには、「やりがい」もとても大事です。
好きなことに触れつつ、スキルを思う存分発揮できれば、やりがいを感じながら働いていけるでしょう。
まずは自分のスキルを見つめ直して、長く楽しく働ける職場を見つけてくださいね。