自己肯定感を高める方法が知りたい!
気づけば「どうせ私なんて……」と自分に対してネガティブな発言をしてしまう人は実は多いもの。
特に自分を卑下することが美徳とされてきた日本人は、自己肯定感を高めることが苦手だったり、それに罪悪感を抱くこともあるといわれています。
ですが、自己肯定感が低い状態というのは、自分にとっても周囲にとってもよくないこと。
本来であればうまくいっていたことが、自己肯定感が低いことが原因でうまくいかなくなった……というのは辛いものですよね。
そこで今回は、自己肯定感を高めるヒントをご紹介。
もっと自分を大切に愛していきたいと思う方も、自己肯定感の低さにお悩みの方もぜひご覧ください。
ヒント①どうして自己肯定感が低くなったかを知る
自己肯定感が低い人というのは、生まれつきの性格もありますが基本的には何かキッカケがあることが殆ど。
例えば、
・親や教師など上の立場の人から否定をされてきた
・過去に友人関係がうまくいかなかったり、いじめにあったことがある
・苦い失敗経験がある
などが自己肯定感が低くなるキッカケとして考えられるでしょう。
その理由を考えるのは辛いことかもしれませんが、自己肯定感を素早く高めるには、その原因を突き止めるのが一番簡単です。
できれば時間をたっぷり取って、小さな頃からのことを思い出してみてください。
紙に書き出していくのも、分かりやすくて良いかもしれません。
辛い記憶がよみがえったら、自分自身を慈しむ感覚で慰めてあげるとよいでしょう。
きっと自然と自己肯定感も高めることができるはずです。
ヒント②第三者の視点で冷静に自分を分析する
例えばあなたの友人や恋人があなたと同じように自己肯定感が低くて悩んでいたらどうでしょう。
「私なんてどうせ太っているし肌も荒れているし……」「根暗だし何の才能もないし…」と悩んでいる人にはきっと「そんなことないよ!」
「気にすることないよ!」と励ますのではないでしょうか。
実は自分が悩んでいることや気にしていることというのは、第三者から見ると実はそんなに重要とは思えないこともあるんです。
果たして今の自分のコンプレックスというものは第三者から見ても痛ましいものなのか。
冷静に見てみると自己肯定感を高めるキッカケがつかめるかもしれません。
もしも信頼できる友人や恋人がいるのであれば、相談をしてみるのも自己肯定感を高める有効手段になるでしょう。
ヒント③自己肯定感が低いことを正当化しない
自己肯定感が低い人にありがちなのが「この状態が自分自身」と正当化すること。
一見ネガティブな自分を受け入れる良い考えにも思えるかもしれませんが、自己肯定感が低い状態というのはある意味「自分をいじめている状態」に近いもの。
いじめを正当化している状態になりますので、「自己肯定感が低いそのままの自分でOK」とするのはあまり良くないのです。
もちろん、自己肯定感が低い=絶対にダメというわけではありませんが、自己肯定感が低い=高める必要もなくこのままがよいという判断はしない方が賢明でしょう。
ヒント④人間関係に上下はないと思う
自己肯定感が低い人は、相手に対し必要以上にへりくだったり自分を卑下したりしがち。
自己肯定感を高めるためには、まずは自分と相手は同じ立場ということを意識するのがおすすめです。
例えば職場では上司と部下など上下関係はありますが、それはあくまで業務上の立場だけ。
仕事を終えれば、1人の人間同士であり上下関係は無いと思えば、対等な立場で過ごせるでしょう。
相手を敬うことは大切ですが、それはあくまで礼儀上のこと。
卑屈になってまで相手を高める必要はないでしょう。
ヒント⑤相手に好かれようとしすぎない
自己肯定感が低い人は、おおむね気遣い上手です。
自分よりも相手を優先することが多いため、例えばランチに行くお店や仕事の割り振りも自己主張せず言われたままにしがち。
「自分の意見を言って嫌われたら困るから」というのがその原因のひとつではないでしょうか。
ですが、先述の通り人は平等であるべき。
ですので必要以上に嫌われることを恐れすぎず「私はこうしたい」という意見を言っても良いものなんです。
万一それで相手に嫌われたとしても、それは相手とそれだけの関係だったということ。
家族や職場の人など、なかなか縁が切りづらい相手だと勇気が出ないかもしれませんが、それでもほんの少しのところから自己主張をすることをはじめてみてはいかがでしょうか。
きっとその勇気が、自己肯定感を高めるキッカケになってくれるはずです。
ヒント⑥劣等感を感じる物からは距離を置く
例えばSNSや雑誌で見る有名人、直接の友人など「キラキラした存在」はモチベーションを高める存在になってくれる一方で、自分と比べて落ち込んでしまいがち。
見ていて幸せな気持ちになれるのであれば良いのですが、どうしても劣等感を感じてしまうのであれば距離を置くというのも一考です。
将来的に自己肯定感を高めることができれば、そういった「キラキラした存在」も一つの選択肢と割り切ることができるのですが、まだ高めることを模索しているときにはただ辛い物になることもあります。
一時的にでも距離を置くのも大切でしょう。
ヒント⑦自分をほどよく甘やかす
あなたがときめくものというのは、一体なんでしょうか。
美味しいケーキ、可愛い洋服、綺麗な風景、大好きな音楽などなど。
自分が好きというものがある方は、ぜひそれを積極的に自分に与えてあげてください。
多少お金や時間がかかっても、自己肯定感を高める投資だと思うのがポイント。
自分への甘やかしをほどよく積んでいくことで、より自己肯定感を高めることができるでしょう。
ただし借金等の浪費や肥満になってしまうほどのカロリーオーバーは、後々高めることができた自己肯定感を逆に下げる可能性があるのでNGです。
月に1度の自分甘やかしデーなどと決めて、定期的にご褒美を作ると自己肯定感も安定して高めることができそうです。
ヒント⑧自己肯定感を高める口癖を取り入れる
自己肯定感が高い人というのは、ポジティブな考え方が得意です。
例えばお皿を割ってしまったときには「ずっと気になっていた金継ぎをしてみるチャンス!」と考えたり、道に迷っても「せっかくだからこの通りを散策してみよう」と考えます。
自己肯定感を高めるためには、こういったポジティブな考え方を身につけるのも大切。
最初は無理矢理で違和感を感じるかもしれませんが、繰り返していくことで前向きな発想が自然にできるようになるはずです。
これは、自己肯定感を高める効果もありますし、周りに対しても励まし上手になれる効果もあります。
自己肯定感を高めると決めたらなるべくネガティブな口癖は封印して、ポジティブな言葉をたくさん使うようにしましょう。
ヒント⑨高すぎる理想像は捨てる
「年収は○○○万円で、体重は○○kg。かっこいい彼氏がいて、友達が多くて、美人で料理がうまくて……」
自己肯定感を高めるために、自分とはかけ離れた理想像を描いているという方も多いかもしれません。
ですが、自己肯定感を高める方法としてはそういった理想像はマイナスになってしまう可能性があります。
「理想がなくては向上心のない人になってしまう」と思うかもしれませんが、自己肯定感が高まると自然とその次のステップに人は進みたいと思うもの。
まずは自分自身を許容して「理想とは違うけれどこれはこれで好き」と思うことが大切でしょう。
ヒント⑩「好き」は人それぞれだと思う
世の中を見渡すと、例えばバッグ1つとっても様々な商品が揃っています。
これはなぜかというと、消費者にとってそれぞれ好きな物、必要な物が違うから。
機能的な物が好きな人もいれば、派手な物が好きな人も、手作り感のある物が好きな人もいます。
仮にあなたのことを認めてくれない人がいたとしても、それは仕方のないこと。
たまたまその人とあなたの相性があわなかったということで、どちらかが悪いということではないのです。
あなた自身が「これが私なりの幸せで、私はこんな幸せや私自身が好き」と思えればそれでOK。
きっとそんなあなたを「好き」と思ってくれる人は、世の中にいます。
ヒント⑪未来のことは考えすぎない
考えれば考えるほど不安になるのが、将来のこと。
お金や健康、暮らし、仕事のことなどキリがありませんよね。
「このままではいけない」と思う気持ちは、自己肯定感を高めることとはマイナスに働いてしまうこともあります。
特に「自己責任」という言葉が多く聞かれる世界では、「きちんと備えなくては!」という意識が先行しがちです。
ですが、未来のことを考えれば考えるほど今この瞬間の自分への自己肯定感は下がってしまうことも。
未来のためにあれこれ我慢をしすぎたり、自分自身が辛くなるほど追い込まれたり。
将来に備えることは大切ですが、今の自分を犠牲にしてまで行う必要はないでしょう。
自己肯定感を高めるなら、「きっと私なら大丈夫!」と思いながら今の自分を大切にすることも重要です。
ヒント⑫自己肯定感が高い人の考えに触れる
例えば芸能人や起業家といった実在の人物や、漫画・ドラマに出てくる架空の人物まで。
自己肯定感が高い人を見ていると、自然と「自分も」と思えるもの。
休日や余暇時間にはなるべく自己肯定感が高い人の作品や発信をチェックして、気持ちを盛り上げていくのもおすすめです。
逆にネガティブな人が集まる場や暗い印象を与える作品は見ない方が無難。
いつの間にか自分にもそういった考えが染みつき、マイナス思考になってしまいます。
ヒント⑬自分の長所をリストアップする
自己肯定感を高めるためにぜひ行ってほしいのは、自分の長所をリストアップすること。
長所は「優しい」「歌がうまい」といったことはもちろん、「日焼けをしても肌が荒れづらい」「寝起きが良い」といったちょっとしたことでもOK。
「自分への褒め日記」として毎日続けて書くのも良いですね。
「図書館で落ちていた本を拾って戻した」「コンビニの店員さんに『ありがとうございました』と伝えた」など小さなことでも書き続けていけば、自己肯定感を高めることができるでしょう。
自己肯定感を高めると、自分も世界も幸せになれる!
自己肯定感を高めるヒントを、ご紹介しました。
自分自身を認め、そして幸せにすることは、自然と周りも笑顔を引き出せるもの。
自己肯定感が低くて苦しいと思うときには、できることから自己肯定感を高める行動をしてみてください。
笑顔の毎日が過ごせるよう、お祈りしております!