勢いで仕事をやめるのはハイリスク
仕事を一刻も早くやめたいと思ったとしても、勢いで退職するのはおすすめしません。
なぜなら会社は一度やめてしまうと、基本的には後戻りできないからです。
まずは冷静になって、自分のことや今後のことを考える時間を設けましょう。
頭の中で考えるより、紙やマインドマップなどにアウトプットするのがおすすめです。
見える化することで自分の考えがさらにはっきりします。
仕事をやめたいときに考えるべきこと3選
1.仕事をやめたい理由を考える
仕事をやめたい一番の理由はなんでしょうか?
大きな失敗をして自己嫌悪、人間関係がストレス、給料が低くて生活が苦しい、仕事内容が向かない、など仕事をやめたい理由も人によってさまざま。
一般的に仕事をやめたい理由は大きく以下の7つに集約されます。
【仕事をやめたい7つの理由】
- 給与や福利厚生に不満がある
- 人間関係が上手くいかない
- 仕事内容がつらい、やりがいがない
- 労働環境が悪い、勤務地が不満
- 勤務時間が長い、休暇が取れない
- 評価や人事配置に納得がいかない
- 会社の将来性や安定性に不安を感じる
悩みの原因を突き止めて、具体的に掘り下げて考えてみましょう。
2.仕事をやめたい理由を解決する方法はないか考える
「仕事をやめたい理由」に対して解決策がないか考えてみましょう。
「大きな失敗をした」なら「リカバリーする方法はないか」、「勤務地が不満」なら「人事に相談して配置を変えてもらえないか」など。
立ち止まって冷静に考えると、試していない有効な解決策が出てくるかもしれません。
退職は解決策を試してからでも遅くないので、まずは解決策を模索しましょう。
3.仕事をやめた後どうしたいのか考える
もし仕事をやめたら、その後どうしたいのかも併せて考えましょう。
行きたい会社や、やりたいことがあるならば、仕事をやめた後どうやって実現するかも考えておくべきでしょう。
理想は仕事をやめる前に転職活動や、やりたいことの準備を済ませておくことです。
「退職後のイメージが全くわかない」「なんとなく辞めたい」という状態で退職するのは非常にハイリスクです。
仕事をやめることを早々に検討すべきパターン
病気(うつ病など)の一歩手前
仕事で明らかに心身に異常をきたしているのであれば、仕事をやめることを早々に検討すべきです。
何かあったときに会社がすべてを保証してくれるわけではありません。
無理して病気になってしまうと、その後の生活にも影響が出る場合があります。
行きたい会社、やりたいことが明確
具体的な展望があり、かつ今の環境で叶えられないことがはっきりしている場合も、早々に退職を検討してよいパターンです。
人生は1度きり。
あの時挑戦していればと後悔しても時間は戻りません。
退職後の覚悟と準備を万端にして、前向きにチャレンジしてみてください。
どうしても仕事をやめたいなら、退職もひとつの選択肢
今の仕事はあくまで選択肢のひとつです。
「そこまでやめたいわけではなかった」という結論になることもありますし、「それでもやめたい」という結論になったのであれば退職もまたひとつの選択です。
仕事は人生の大半を占めますので、人生をより豊かにする道を選びたいですね。