2021.09.09

コロナ禍でも重宝される派遣社員と切られる派遣社員の差とは?

派遣社員として働く人は140万人以上にのぼり、派遣社員は今やこの日本社会になくてはならない存在です。その一方、このコロナ禍の影響もあり切られる派遣社員も多くなっています。この記事では、重宝される派遣社員と切られる派遣社員の差について考察します。派遣社員として働く人必見です。

派遣先が派遣社員に期待していること


まず重宝される派遣社員について考える前に、派遣先が派遣社員に期待していることを確認しておきましょう。

真面目な勤務態度

これは派遣社員や正社員等関係なく当たり前のことですね。
遅刻や無断欠勤、ないことが当たり前です。

仕事を確実に行うこと

ミスは誰でもしてしまうものです。
でもミスが多かったりミスをしても反省せずまた同じことを繰り返すようでは、コロナ禍云々関係なくだめですよね。

派遣先は派遣社員に、確実に間違いなく仕事をこなすことを求めています。

十分なスキルをもっていること

正社員と違って、派遣社員を育てるという意識をもっているところはまずありません。
即戦力になる人が求められているわけで、仕事を遂行するための十分なスキルは必須といえますね。

十分なコミュニケーションがとれること

正社員・派遣社員等の立場を問わず、きっちりホウレンソウ(報告連絡相談)ができるのは仕事をする上で重要です。

また派遣社員の場合ホウレンソウ以外にも、挨拶や休憩時の会話で仕事をしやすい雰囲気を作るコミュニケーション能力も大事になってきます。

派遣社員は正社員同士と違って知り合ってからの期間が短い場合が多いですからね。

コロナ禍で重宝されるには


さてここからコロナ禍で重宝される派遣社員になるための方法を考えてきましょう。
コロナ禍であってもそうでなくても、上記した「派遣先が派遣社員に期待すること」は同じです。

コロナ禍の今、それに加えて以下の2点が重要になってきます。

1)ITリテラシーがあること

コロナ禍で変わった事、それは仕事をする場所とそれに伴うスタイルです。

リモートワークが普通になり、ネット会議やネット上のシステムを使って仕事をする場面が増えました。
紙媒体の電子化がすすみ、ネットワークツールを使いこなす能力が必要になっています。

つまりコロナ禍で重宝される派遣社員とは「今までのスキルに加えて、リモートワークを円滑にすすめることができるためのITリテラシーを有している人」と言えますね。

ITリテラシーとはPCを操作する技術や知識といった「コンピューターリテラシー」だけではありません。
情報を正しく扱う「情報基礎リテラシー」やセキュリティや情報保護といった「ネットワークリテラシー」も含まれます。

リモートワークで仕事がネット上に移ったわけですから、それに伴ってネットで安全にスムーズに業務を行う能力が必要になったということですね。

2)積極的なコミュニケーション姿勢

コロナ禍でリモートワークが増えた今だからこそ、積極的なコミュニケーションが必要とされています。

机を並べて一緒に仕事をしているときは、それほど意識していなくても伝わったことが、リモートワークになるとそうはいかなくなりますからね。

例えば「〇〇さん、これ合ってます?」と気楽に聞いていたことも、リモートワークではできません。
メールで、あるいは電話やチャットツール等でコミュニケーションをとらないと解決できません。

ミスをふせぐためにも円滑で効率的な業務のためにも、積極的にコミュニケーションをとる姿勢が今まで以上に求められています。

まとめ


いかがでしたか。
まだITリテラシーや積極的なコミュニケーション姿勢の意識をもって仕事をしている派遣の人は少ないと思います。

コロナ禍はピンチではありますが、上の2点を意識して仕事をすれば重宝される派遣社員になれるチャンスかもしれません。
ピンチをチャンスに変えて安心して仕事をしたいものですね。

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レイトン愛加(ライター)
レイトン愛加

英語・キャリア系の記事が得意◎ブラジル在住ライター

英語力0からアメリカ高校留学・オーストラリアTAFE留学を経て英検1級・TOEIC950に。ブラジル現地会社で英語とポルトガル語で経理関係の仕事をしています。ブラジル会計士資格取得済み。ブラック企業から転職エージェントを利用しコンサル企業に転職成功した経験からキャリア関係の知識も豊富。趣味は読書と遺跡巡りと美容研究。

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