2021.09.09

仕事でミス…。落ち込むあなたに知ってほしい対応方法と立ち直り方

仕事をする社会人なら、1度は経験のあるミス。大小さまざまなものがありますが、仕事に慣れないうちや大損害を出してしまった場合は落ち込むこともありますよね。今回は、仕事でミスをしてしまったあなたに、立ち直り方と再発防止策をご紹介します。

仕事でミスをした……! まずやるべきことは?


気づいた瞬間に、サッと血の気が引く仕事のミス。

自分で気づいたにしても、人に指摘されたにしても、混乱してしまいますよね。
ですが、どんなミスであっても重要なのは「少しでも早い対処」。

まずはミスに気付いた時点で、しっかりと報告・連絡・相談をしましょう。

まずはホウレンソウ!


「ホウレンソウ」とは「報告」「連絡」「相談」の頭文字をとったビジネス用語。

自分のミスを口にすることはとても勇気がいることですが、きちんと上司やお客様、取引先の方などに報告と連絡、そして相談をしましょう。

報告のポイント

報告は、少しでも早く、そして正確にすることがポイントです。

重要なのは「私は〇〇だと思ったんですけど…」「〇〇さんが××と言ったんですけど~」というような主観や言い訳をいれないこと。

いわゆる「5W1H」(Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように))を明確にして、少しでも早く報告しましょう。

連絡のポイント

上司など、報告すべき人に報告をした後は、関連する人たちに連絡を入れます。
ここでも、言い訳や原因の説明などは不要。

簡潔に、ミスが起こってしまったことを分かりやすく伝えます。
もちろん、きちんと「申し訳ございません」と謝罪も含めましょう。

相談のポイント

仕事上でのミスは、何らかの形で取り戻す必要があります。

例えばお客様を怒らせてしまったのであれば、どうやって信頼を回復するのか。
損害を出してしまったのであれば、どういう回復を目指すのか。

上司や同僚としっかり相談して、方向性を見出しましょう。

ミスをしてしまった後は何をする?


ミスの報告と連絡、そして相談が終わった後は「謝罪」、そして「原因究明」、「再発防止策」が重要になります。

まずは謝罪


仕事上でミスをした場合は、何はなくとも謝罪が重要です。
ミスをしたことにより迷惑をかけたと思う人たちに、きちんと謝りましょう。

一度連絡を入れた相手でも、本当に迷惑をかけたと思った時には改めて謝罪の場を設けます。
その際には言い訳はせず、ただ誠実に謝ることが大切になります。

原因を読み解く


仕事で起こるミスにはおおむね、理由があります。

1つのミスの原因が、その人の思い込みや勘違いによるものなのか、うっかりミスなのか、あるいは避けようがないものだったのか、などをきちんと精査することが重要でしょう。

再発防止策を練る


仕事でミスをしてしまった時に重要なのは、同じミスを繰り返さないこと。
原因に応じて、同じミスをしないよう再発防止策を練る必要があるでしょう。

例えば、1人で全て見ていたことが原因なのであれば、ダブルチェックをするようにすることや、チェックリストを作って忘れないようにする、ツールを導入するなどが再発防止につながります。

これだけはNG!仕事でミスをしたときにやってはいけないこと


仕事でのミスは誰にとっても辛いもの。
思わず逃げ出したくなったりする気持ちはわかりますが、やはりミスにはきちんと向き合わなくてはいけません。

続いては、仕事でミスをしたときにやってはいけないことをご紹介します。

①言い訳をする


おおむね、ミスには何らかの原因があるもの。
自分自身に起因するものであったり、他人に起因するものであったりとその理由はさまざまでしょう。

ですがその理由を聞かれてもいないのにベラベラとしゃべるのはNG。
「被害者気どり?」「責任逃れをしたいのか?」と思われてしまいます。

悔しかったり辛かったりするかもしれませんが、仕事では結果がすべて。
聞かれたときにその理由を話すのは問題ありませんが、自ら話すことは不要でしょう。

②ごまかす


まだ周りがあなたの仕事上のミスに気付いていないというときには、ごまかしたくなってしまうこともあるかもしれません。
ですが、ごまかしはほとんどの場合すぐにバレます。

パソコン上の作業であればその履歴をたどれば「いつ」「誰が」「どんな作業をしたか」は明白になりますし、多くの店舗やお金を扱う部署では監視カメラなども動いています。

また、見られていないと思っても第三者の目がある場合もありますので、嘘をついたりミスをなかったことにしようとするのは懸命ではありません。

場合によっては仕事をクビになったり資格をはく奪されるほか、悪質な場合には損害賠償を請求されたり、逮捕に至る場合もあります。

③逃げる


仕事で大きなミスをしてしまった場合には「もうここには居たくない!」と思ってしまうこともあるでしょう。

場合によっては無断欠勤を続けたりするほか、辞職や引越しをしたりと「逃げる」選択肢をとる方もいるかもしれません。

ですが、やはり自分がしてしまったミスは自分で解決するのが重要。
例え上司等が引き取ってくれたとしても、問題が解決するまでは頑張って踏みとどまりましょう。

そして当日退社など社内規定を侵しての退職や無断欠勤等は仕事をする上では絶対にしてはいけません。

特に今は情報社会。
新しい職場で働こうと思った時や、結婚を考える相手が出た時に、どこからかその情報が流れてくることも懸念されます。

仕事のミスに落ち込んでしまったら?


大きなミスから小さなミスまで。
ミスをしたことがない社会人というのは、おそらくいないでしょう。

かくいう筆者も、SE時代に間違えてデータを消してしまったことや、バージョンアップ前の制作物を最新としてアップしてしまったこと、バグを出してしまったことなどなど、さまざまなミスをしています。

ですがそこで重要なのは、「切り替え」です。
起こってしまったミスはもう戻せません。

まずは謝罪をして相手に誠意を伝えたうえで気持ちを切り替え、次からどうやって行くかを考えるのが重要になるでしょう。

続いては、仕事のミスで落ち込んでしまった時に試していただきたい、立ち直る方法をご紹介します。

①誰かに話してすっきりする


モヤモヤとした気持ちは、誰かに話すとスッキリすることも。
同僚や先輩、友達、家族に話を聞いてもらって、心を落ち着かせるのも1つでしょう。

できれば優しく励ましてくれるような人に聞いてもらうのが良いですね。

ただし自分が被害者のようにふるまったりするのはNG。

また、会社の細かいことを話すと情報漏洩につながることもあるので、会社外の人に話すときやネット上で話すときにはその内容に気を付けましょう。

②趣味や余暇で発散する


創作や映画鑑賞など、趣味でモヤモヤした気持ちを払しょくするというのも1つの方法です。

楽しいことを沢山重ねていけば、きっと仕事上のミスで落ち込んだ気持ちも少しずつ和らいでいくでしょう。

特に、運動や散歩などで身体を動かすとモヤモヤした気持ちも解消しやすくなります。

③仕事にまい進する


仕事のミスは仕事で取り戻すというのも、とても大切な考え方です。

再発防止策を積極的に考えたり、別の案件に積極的に取り組んだりしているうちに、自然とミスで落ち込んでいた気持ちも前向きになっていくでしょう。

ミスにより落ち込んでしまった仕事の評価を再度上げる効果も期待できます。

仕事のミスは、成長できるチャンス!


思わず逃げたくなってしまうような仕事のミスですが、落ち込むだけでは何も変わりません。

重要なのは、同じミスを繰り返さないようにすること。
そのために策を講じることは、仕事人としての自分と、そして仕事場の環境や業務内容をアップグレードさせられるチャンスでもあるんです。

起こってしまったことは変わらないので、ただただ前を向いて。
「これも1つのチャンス」と思い、前向きに捉えて糧にしていくことが重要なのではないでしょうか。

ぜひ仕事のミスに落ち込みすぎずに、次につなげていってみてください。
応援しています!

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mochi_kinako(ライター)
mochi_kinako

インテリア・女性向け記事を中心に執筆するライター

SE、受付事務を経てライターに。着心地の良い服と、居心地の良いお部屋が大好きです。最近は和菓子にハマっています。

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