2021.10.12

仕事に行きたくない時はどうする?原因と対策を知っておこう

どうしても仕事に行きたくなくて、憂鬱な気持ちになってしまった経験はありませんか?「仕事に行きたくない」と思うことは、誰にでも起こり得る現象です。今回は、仕事に行きたくない時にどうすればいいか学びながら、原因と対処法を探っていきましょう。

仕事に行きたくない時の原因


まずは、「仕事に行きたくない」と感じる根本の原因をいくつか紹介します。
原因別に最適な対処法が異なる場合もあるため、まずは自分の悩みがどれに当てはまるか見ていきましょう。

仕事でのミスが続いてしまう


仕事でミスが続いてしまった時や、直近の勤務で大きな失敗をして怒られてしまった時は、次の出勤が気まずくなってしまうものです。

「また怒られたらどうしよう」
「どういう顔で出勤すればいいんだろう」

と頭の中で繰り返し考えてしまい、足が重くなることもあるでしょう。
ミスを原因で仕事を休んでしまうと、次のタイミングで更に億劫になってしまう可能性もあります。

なるべく気軽に休むことを避け、周りに相談しながら仕事のやり方を見直したり、働きぶりで貢献し返せるよう対策しておくのが理想です。

人間関係が良好でない


職場での人間関係が良好でない場合、上司・同僚・後輩と顔を合わせることが気まずくなります。
一時的なトラブルやギスギスであれば我慢できても、長期に渡る場合や実務に影響が出るような嫌がらせをされているのであれば、仕事にも集中できません。

せっかく出勤してもその人のことばかり考えてしまえば、業務パフォーマンスも落ちてしまいます。

疲れが取れていない・睡眠不足


前日に夜更かしして睡眠不足になっていたり、繁忙期と重なって激務が続き、疲れが取れていなかったりすることもあるでしょう。

夏の暑さ・冬の寒さや満員電車などにより体力を削られることも多く、通勤そのものが億劫になってしまいます。
特に、仕事中眠くなってしまうくらいの睡眠不足状態であれば、注意が必要です。

通勤や外回りに車を使う場合、無理せず休むか休憩を長めに取るなど、対策をしておきましょう。

会社への不満や不信感がある


給与・待遇・役職・福利厚生・人事評価制度・人事配置などに不満を抱えている場合、どうしても会社への不信感が膨らんでしまいます。

会社全体だけでなく、人事や総務など本社機能や直属の上司への不満に置き換わってしまうこともあるでしょう。
理想と現実のギャップに悩んだり、ミスマッチを抱えている場合は、モチベーションも下がってしまいます。

自分の不満の種がどこにあるのか、今後改善する見込みや方法はあるのかを検討しながら、キャリアプランに落とし込んでいきましょう。

自分のキャリアプランが見えない


自分のキャリアプランが見えないと、仕事に行きたくないと思う場合があります。
なぜなら将来に対するイメージができていないと、働く意義ややりがいを見失いがちになり、仕事への意欲が落ちてしまうためです。

また、会社に必要とされていない人材であるように感じたり、先行きの不透明さに不安ばかり募ってしまうことも。
目の前の業務に追われ、本来やりたい仕事ができていないと感じている場合は、注意が必要です。

仕事に行きたくない時の対処法は?


では実際に、仕事に行きたくない時はどうすればよいでしょうか。
人によって正解は異なりますが、対処法をひとつずつイメージしながら選んでいきましょう。

気合を入れて仕事に行く


多くの人は、無理に気合を入れても仕事に行くことが大半ではないでしょうか。
休み癖をつけたくないときや、一度休んでしまうと次が更にきまずくなると考えるときは、仕事に行くことがおすすめです。

しかし、体調に問題がある場合やメンタルに影響が出ている場合、無理は禁物です。
どうしても無理そうであれば休むことも選択肢に加え、無理なく続けていけるよう対策していきましょう。

有給を取って休む


有給休暇を申請し、思い切って休んでしまうこともおすすめです。
仕事に影響が出なければ当日休むこともできるため、取得日は会社や上司と相談しながら決めていきます。

休んだ日は、思いっきり寝たり趣味に没頭したりして、リフレッシュするのがよいでしょう。
やりたいことをやれるだけやった次の日は、自然と会社に向かう足取りが軽くなる場合があります。

体調を医師に相談する


体調を崩している場合は、無理せず医師に相談しましょう。
自分では分からなかった病気・怪我を見つけてもらったり、症状を緩和する薬を処方してもらえたりする場合があります。

特に、仕事や出勤のことを考えると涙が止まらなくなったり、決まって出勤前に頭痛・腹痛などの症状が出る場合は要注意です。

仕事のストレスがメンタルヘルスに影響している場合もあるため、無理せず休む選択を取りましょう。

仕事へのモチベーションを見つける


仕事へのモチベーションを見つけ、自分なりのやりがいに変換していくことも効果的です。
・給料のために働く
・昇進昇給を目指して出世のために働く
・会社の成長を支えてやりがいを実感するために働く
・仲のいい上司や同僚とコミュニケーションを取りながら働く
・仕事帰りの寄り道を楽しみにして働く

など、内容は何でも構いません。
ひとつでも楽しみがあれば、多少のストレスなら乗り越えられそうですね。

仕事以外のことでリフレッシュする


休日にアウトドアをしたり、就業後に映画や音楽を楽しんだり、仕事以外のことでリフレッシュすることも重要です。
仲のいい友達や家族と遊び、一時仕事を忘れるのもよいでしょう。

オンとオフをしっかり切り替えられれば、次のリフレッシュを楽しみに仕事に向かえるかもしれません。

上司や先輩に相談する


率直に、仕事に対するモチベーションについて相談してみてもよいでしょう。
上司や先輩など、自分より上の立場の人に相談することで、同じような悩みを持つ人がどう乗り越えてきたのか、アドバイスをもらえる可能性があります。

場合によっては、業務の段取りを変えたり、チーム編成を変えて苦手な人と分けてくれたりするかもしれません。
あくまでも丁重に相談ベースで話していけば、耳を傾けてくれるでしょう。

異動願を提出する


キャリアチェンジしたい場合や、どうしても今の部署もしくはメンバーでの仕事がやりがいにつながらない場合、異動願を提出することも可能です。

全く別の職種に就いて1からスキルを積み上げたり、新しい地域で気持ちを新たにすることができるでしょう。
しかし、会社側の都合もあるため、100%受理されるとは限りません。

「お願いしてみたけれどダメだった」と肩を落とすことのないよう、今の環境に据え置きだった場合の対処法を検討しておくことが肝心です。

転職を検討する


会社自体に不満・不信感がある場合や、将来性のなさに危機感を覚える場合、思い切って転職を検討しましょう。
自分が本当にやりたかったことや今後のキャリアに活きる仕事を選べば、モチベーションもパフォーマンスも向上する場合があります。

ただし、転職には一定の準備期間が必要です。
次が見つかってから退職交渉をするのか、一旦辞めて貯金と失業保険を使いながらゆっくり転職活動するのか、メリット・デメリットを照らし合わせながら決めていきましょう。

まとめ


社会人であれば、誰しもが一度は「仕事に行きたくない」と感じたことがあるものです。
大事なのは、それが一時の疲れやモチベーションの低下からきている気持ちなのか、メンタルや体調に影響が出そうなくらい申告なものなのかを見極めることです。

メンタルが原因の場合は、無理せず休む相談をしながら、今後についてゆっくり考えていくのがよいでしょう。
疲れやモチベーションが原因の場合、上手なリフレッシュ法やガス抜きの手段を覚えていくことが効果的です。

自分にとってのストレス発散法を見つけ、仕事とプライベートを上手く両立できるよう取り組んでいきましょう。

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渡辺 瞳(ライター)
渡辺 瞳

大手転職エージェントのキャリアコンサルタント兼フリーライター。女性ビジネスマンサポートに強く、各種オウンドメディアの記事作成・SEO対策を手掛けている。

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